そして、この太もも。
※ちょっとてぃんこ出てる。
京都府宇治市のモンスター。
そのスペックを紹介しておく。
なまえ:むーちゃん
レベル:23
体長 :65センチ
体重 :8.5キロ
とくぎ:なめまわし・臭い息・昼寝
スティックパンをいっぽん丸ごと飲み込んで、明らかに声が西城秀樹な、このむーちゃん。
喰い物は「噛む必要がなければ噛まない」というオスらしい雄。
顔はちょっとくだびれた外人のようだが、このアクティブな性格はどうだ。
もっとも、「片思い2年半」の相手である「りーちゃん」には見向きもされないことは悲しい事実であるが。
※むーちゃんのマドンナ「りーちゃん」
私の孫である「そーちゃんマグナム」が遊びに来て、「むーちゃん」を振り回し、口の上の、なんかビロンとしたとこを掴んで引っ張っても気にしない。
何をされても動じない。お医者さんに行って、注射されているのに気付かない。
つまり、大物である。
この「飢えた獣」に「ささみジャーキー」を与えてみる。こちらも命懸けである。
すると!!
むーちゃん:「ぷしゅるぷしゅる!!」
!!
高速喰いつき!!
こ、これは犬のスピードなのか・・・・
し、しかも、である。
高速ベロベロ!!
咥えているのにベロが出た!!
お、おそろしい・・・・
それと比して、りーちゃんはとても可愛い。
もう、なんか、「ぱくっ」って感じではないか。
これはもう癒しの究極である。
かなり「嫌なことがあっても」許してしまいそうではないか。
ちょっと、私の汚い足が写り込んでいるが、脳内で処理してくれ。
そして、この「大物むーちゃん」。
鈍感で食いしん坊なだけかと思っていたが、先日、さすがぁ!と唸る出来事があった。是非とも、ここに記録しておきたい。
散歩中、相変わらず「りーちゃん」のケツばかり追いかけて「本気で」噛まれている「むーちゃん」であったが、ハプニングはその直後だった。
どこにでも「マナーの悪い飼い主」はいるもので、大型犬(ドーベルマン?)がリードもなしにウロウロしていた。私ですらが、ちょっとビビった。
私が連れているのはシーズ2匹。とても勝負にならん。
というか、飼い主どこだ?ごるぁ。
私が、あるはずもない尻尾を丸めて退散すべしと、安全な所へ移動しようとした瞬間、ドーベルマンが寄ってきた。きゃぁぁ!!
どうする?
蹴り殺すか?
「猛獣相手に加減する」ほど私は人間ができていない。
私は軸足に体重をのせる。右ローでぶっ飛ばす覚悟を決める。
ついでに、飼い主にも喰らわせてやるかと・・・・
ドーベルマンは「りーちゃん」に興味があるようだ。もちろん、「りーちゃん」のタイプではない。「りーちゃん」は私にベタ惚れなのである。
ウロウロウトロしていたドーベルマンは、いきなり予期せぬ動きで「りーちゃん」に迫った。私は慌てて間に入ろうとした・・・その瞬間!!
むーちゃん:「がるぅがるぅがぁぁぁぁ!!!」
!!
いつもは「なにをされても絶対に怒らない、むーちゃん」が低く唸りをあげた。
なんとも臆せぬ奴である。というか、「わん!」とか言え。
己の数倍はあろうかという大型犬であっても関係ない。
そのとき、私は「むーちゃん」が牙をむいたのを初めてみた。さすが血統書付き、素晴らしい歯並びである。
シーズーがドーベルマンに吼えかかる。これほどの無謀に、私は感動していた。
そして、なんと、そのドーベルマンは、すごすごと戻って行った。
明らかに気迫負けであろう。
(相手にしないほうがいいと判断した可能性アリ)
「こいつ・・・なかなか奥が深い犬だな・・・・」
と、私は感心しながら家に帰ったのであった。
「振られた女を護った猛獣」は、静かにクッキーを貪る。
渋い・・・・渋すぎるではないか。
ところで、
この「子供を襲った土佐犬」も、相手が「むーちゃん」でなくてよかったな。
http://www.asahi.com/national/update/1027/OSK200810270050.html
<土佐犬に襲われ男児らけが 重過失傷害容疑で飼い主逮捕>
「むーちゃん」だったら、今頃、ベロベロにされているはずだ。
「身内」には吠えない、噛まない、やられ放題。
しかし、その「護るべきもの」を傷つけようとするとき、「むーちゃん」は凶悪な猛獣と化すのであった。そして、「むーちゃん」は、今日もクッキーを喰う。
でも、
おかあしゃんに口の周りを拭かれるときは、ちょっと情けない。
※むーちゃんの宝物「ツーショット写真」
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