娘を嫁に出してから2年が過ぎた。そういえば、去年の初詣は我ら家族とトカゲで行った。二人目の孫はまだみたいなので、今年も同じメンバーかと思ったら、だ。
娘は大晦日から「旦那の実家(トカゲの巣)」に挨拶に行くという。ま、それも常識なのだが、やはり、ちょっとムカつく。ムカつくけれども、そこはもう、私も38歳。大人である。「・・・ま、そらそうだな」と大人ぶるほかあるまい。倅も「友達と初日の出に行くかも」とか言い出す始末。「FF13」も買ってやったのに、である。でも、まあ、仕方がないから、大晦日は妻と二人きりでデートすることになった。家族そろっての初詣は元日の夕方から。孫の「そーちゃん」にもお年玉をやらねばなるまい。
そういえば、今年の衆議院選挙の少し前、娘と話していたら「テツ(旦那のこと。トカゲのこと)がなぁ、選挙どうするの?って聞いたらなぁ~」とぼやいていた。なんでも、あの阿呆らしく、死ねばいいのに死なず、勝手に娘を連れて行っただけではなく、なんと、「おれ、民主党に投票するねん!」とか言い出していると娘が怒っていた。もちろん、トカゲは20歳を6年ほど過ぎているので選挙権はある。人様の娘を連れ去る権利はないが、日本国での投票権というものがあるのである。いや、それは、まあいい。
娘が怒っているのは、その理由であった。
「そーちゃんがおるから、子供手当がもらえるで!」
である。この数年間、選挙権はあれども選挙になど行ったことがないと阿呆面晒すこの阿呆トカゲは、ようやくその「国民の権利」を行使すると思ったら、なんのことはない「金くれる政党」に投票しようというのである。だから、娘が怒って蹴り飛ばすのである。
「子供を育てるンは親の役目!そんなもんアテにしてたら先が知れるで!」
娘はまだ19歳である。我が娘ながら、なんとも賢くて可愛いのか。トカゲは今からでも倅と交換してくれないだろうか。そいえば先日、とある結婚式場の喫煙スペースでマルボロ吸ってたら、なんと「新婦の父」と出くわした。さぞかし新郎には「おムカつき」になられているだろうと思い、一緒に新郎の悪口を言おうと話を振ったら「あの人(新郎)さんは素晴らしい人ですよww」と返されて、己の「小物ぶり」を実感した。なんて素敵なお父さんなのか。しかも、新郎のことを愛称で呼ぶというのだ。
私にできるだろうか。た、たしか娘の旦那は「テッちゃん」と呼ばれている。あっちゃんではない。しかも、娘は本人を呼ぶとき「てちゅぅ~~♪」と甘えて呼ぶ時すらある。私はその都度、殺意を抱くのである。そんなホルモンみたいな呼び方はいかがなものか。
ま、しかし、私も一度「許す」と言ったわけだから、いつまでも小さいことを言っていたらバカにされる。ここは、先ほどの素敵なお父様を見習って、勇気出して言ってみよう。
・・・。
て、
てっちゃ・・・
うん、
て、てっちゃ・・・・
うん。
無理。(´ー`)y-~~
早く死ぬように呪うことしかできん。†ヽ(゜ロ゜;)キェーッ!
と、ところで――――――
ま、結果的に民主党は「歴史的な大勝利」とかで「政権交代」となってしまったわけだが、それでも、貴重な一票を民主に入れさせなかった娘は偉いのである。いま、この状況をして「ほら、だから、言ったでしょ!」と言えるのである。トカゲも「なんで?」ってな感じだったが、そこはさすが私の娘。ちゃんと説明したら、トカゲですら「あっぶねぇ!」と理解したという。そんなトカゲも今は残業残業、また、残業で家族を養っている。
私も妻も「どうせ、1回や2回は泣きついてくるだろww」ということで、実のところ金を用意していたのだが、結局、無駄だったようだ。次の夫婦旅行に当てさせてもらう(笑)。
我が娘ながらしっかりしている。我ら夫婦が遊びに行って「ほんま、おまえのとこは、なんもないなぁww」とからかうと、「若い夫婦がモノいっぱい持ってたら、それはそれでおかしいww」と返される。まったく、ちゃんとしている。トカゲも「小遣いが増えました~♪」と喜んでいるから、いったい、どのくらいのぐうたら亭主ぶりなのかと説教してやろうと思ったが、なにやら月額1500円増えたらしい。総額が15000円(昼飯代込み)だから10%もあがったと娘に感謝していた。100時間残業して1500円増えたのである。1時間15円である。刑務所レベルであろう。
「でも、おとーさんとおかーさんのお陰で借金せずに済みましたから」
と嬉しそうに言うトカゲに、私は思わず、こっそり一万円あげた。トカゲ、まじっすか!まじっすか!すんません!の連発だった。そして、娘にばれてケーキを買わされるのである。阿呆である。
前回の選挙。民主党からすれば、私はまだ投票権もないのに「敵だった」わけだ。相当な人数に「民主党の危うさ」を説いて回った。もちろん、どこぞのカルト宗教ではないから「確認」まではしないが(笑)、それでも全社員に、家族に、友人に説明した。それでも民主に入れるという者もいたが、それはそれで「意志の尊重」だ。無論、それはそれで結構。
選挙とは票の取り合いだ。その最大数も限られている。つまり、プラス100だったものがマイナス100になったのであれば、その威力、与えるダメージは2倍の200だ。もちろん、これは個人レベルの話だから、100や200の票がどう動こうとも、天下の民主党様には大した影響はないだろう。しかし、である。
では、虹の会全員ならばどうか?ずんずん増えたらどうか?選挙区の30%ならばどうか?
その関連する人間、友人や知人、また、その友人や知人と伝播すれば、これはひとつの「チカラ」と言って差し支えない。だから、政治家も地元の人気を気にするわけだ。そして、言うまでもなく、この「数の使い方」に関して言えば「ど左翼」は上手いし、金も使えたわけだ。いわゆる「浮遊」している有権者を、如何にして取り込むのかが「選挙対策」ともいえるわけだ。また、この「層」はイメージで動くと知れている。先ほどのトカゲも同じく、貧乏だから残業ばっかりで新聞なんて読まない。阿呆だし論文や保守系の雑誌なども読まない。つまり、情報、いや、イメージの仕入れ先は、先ずテレビである。
そして、職場の同僚などとの雑談。それは仕事の話から「テレビの話」となる。しかしながら、ひと昔前と違うことは「ネット」の登場となろう。でも、やはり時間もない、疲れている、興味もない・・・まったく趣味のサイトしかみない人もいる。それこそネットのニュースはyahooしかみないという人もいるだろう。あとは某巨大掲示板を見たり書いたりするかもしれない。また、「ネットの情報」とはテレビと違い、ある意味、一方的ではない。テレビは「何を流すか、流さないか」はテレビが決めるが、ネットの場合は自分で探していく、自分で辿っていくことができる。しかし、そこには「興味」という動機が必要となる。あとはやはり、ここでも、まだまだイメージなのだ。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121801001139.html
<朝鮮学校で「スパイの子」 “抗議行動”を告訴へ>
浮遊している「普通の人」を蹴散らしてどうするのか。私のように在日でありながらも、日本人の友人や日本人の知人、心ある人たちに恵まれれば、ちゃんと理解して「在日のここが変だ」とわかる。例えば、差別の問題だ。
私は在日韓国人だとカミングアウトしている。しかし、差別されたことはない。いや、正確に言うと「損をしたこと」はある。事実、マンションを借りようとしたとき「国籍」を理由に断られたことは少なくない。ただ、問題にしないだけだ。その理由は先ず「差別はあって当たり前」だし、それに「差別されても仕方がない」ような行為を在日が行っているからだ。私からすれば、実に迷惑極まりない話である。しかし、だ。万が一、このような過激な差別集団にメガホンで中傷されたらわからない。それも多感期、学生のころなどに「朝鮮人はゴキブリだ!」とされたら、とても怖くてカミングアウトもできなかっただろうし、もし、カミングアウトしていたとすれば、立派な反日闘士として民団で出世していたかもしれない(笑)。
と、すれば、だ。
私の娘はトカゲと同じく、民主党に投票していただろう。私も妻には「高速道路が無料になるってさ!」と民主党を勧めていた可能性もある。私の周囲の人間を説得して民主党のサポーターにしていたかもしれない。拉致被害者奪還のデモや大阪日台交流会のイベント、いろんな保守系のイベントにも自社の社員を引き連れて行っていない。代わりに反日デモに参加していたかもしれないのである。
私は朝鮮学校や民族学校の出ではないが、それでも義務教育の現場に日教組の毒がまわっていることは周知であろう。現実に、私の同級生などは「ソ連には泥棒がいない」と教えられた。「日本は韓国と中国をはじめ、アジア各国を侵略しようとして、何ら罪のない民間人を殺して犯して酷いことをした」と教えられている。日の丸は戦争の旗で、君が代は「歌ってはいけない歌」だと教えられた。今、思えば、真っ赤な「ど左翼」の教師だった。
しかし、いま、我が家でも祝祭日には日章旗が上がる。あれほど教師が「戦争の旗」だと刷り込んでも、だ。また、それをみて「ウヨクだ!」という奴は阿呆だと家族にも教えてある。娘や倅はそのような人を「かわいそうな人」だと認識するだろう。それは私がちゃんと、そう教えてきたからだ。その理由は、
日本人が本当に素晴らしい民族であると知っているからだ。
実感し、感動し、そして、感謝しているからである。
そして、それが「普通の行いである」ということも知識として得たからだ。その知識を得る、あるいは「気づく」には「きっかけ」が必要なのだ。現状、マスコミも教育の現場も、政治の世界も経済界も、まだまだ、どっぷりと「ど左翼」ではないか。すなわち、「日本人は排他主義で差別が好きで荒々しい」と教え込んでいる。刷り込んでいるのだ。そこにこれだ。
<京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)で今月4日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の旗を持った男性約10人が抗議行動と称して校門に押しかけ、拡声器を使って「スパイの子ども」などと騒いでいたことが18日、分かった>
これでは「ど左翼」の言う通りではないか。いったい、なにをやってるんだ。
何度でも書くが、主義主張には100%、全面的に支持する。もっといえば、朝鮮人は朝鮮半島へ!でもいい。支那朝鮮など私も大嫌いだ。それらの国や団体は、そのくらい、日本から嫌われるべきことをしてきた。また、このままでは危険だということもわかる。日本人が優しすぎて、お人好しで、呑気な国民だということも、それらはもう、わかった。それに、ずいぶん、広がってきた。いま、中国の悪口を書くと雑誌が売れる時代になった。一般的にも広まってきている。普通のサラリーマンが「韓国産のキムチは喰わない」と言う時代になった。以前とは確実に変わってきているのだ。
だから、逆行させないでくれ。
「ど左翼」どもの言う通りのことをしないでくれ。
朝鮮人のおばさんに「朝鮮メス豚!」と罵ることに意義はあるのか。市役所のおじさんに「この阿呆!」と怒鳴ることの効果は?茫然と立ち尽くす門の向こうの朝鮮学校の教師たちに、メガホンでヤクザまがいの恫喝を行う姿を見る朝鮮人の子供の感性はどうなる?それをみる地域住民の気持ちは?ネットで動画を見てどん引きするノンポリは?
敵の団結を強くしてどうする?
敵の人数を増やしてどうする?
敵の賛同者を増やしてどうする?
動画をみると、知った顔もいる。一緒にメシ喰ったり、一緒に酒を飲んだりした「同志」もいる。私は何とも情けない気持ちになる。なぜ、わからないのか。なぜ、気付かんのか。
やったやったと気持ち良くなるのかもしれない。達成感があるのかもしれない。使命感や愛国心で動いているのだろう。ならば自己満足ではなく結果を出せ。そのための努力をせよ。それは貴重な休日に、閑静な住宅街で拡声器で悪口を言うことではない。それよりも、だ。
仕事はうまくいっているのか?親兄弟とはどうだ?職場の人間関係は?
結婚生活はどうだ?貯金はあるのか?子供の教育は?家庭は円満か?
友人はたくさんいるか?悩みや相談をきいてくれる人はいるのか?
後輩や部下は信頼してくれているか?話を真面目に聞いてくれるか?
と心配になってしまうのである。
んで、だ。
ここで、ついでに反論してきたいことがある。
長尾敬のこの日のブログだ。
http://blog.goo.ne.jp/japan-n/e/f7c1e9cb3d8fedb81d37afa02afcea7c
<一部の自称ネット保守諸君へ>
もう、当選して衆議院議員になったのだ。私人ではあるまい。
だから、自分のブログで反論させてもらう。
コメント欄を見ると、先日の訪中の件や「どちらともいえない」の件、あるいは「小沢に対する意見を表明せよ」など、まあ、いろいろと人気者になったわけではあるが、私はこの一点だけに反論してみる。
<゛愛国者ならば、顔を出して物申せっ、それが日本男児だろうっ゛と言いたい。>
これは、以前から言われていたことだ。ネットで騒いでいても何も変わらないと、リアルに顔も名前も出して世の中に問えと、保守は評論家ばかりだと・・私も一部賛同した。
それは「保守は金も人も集めるのが下手」という一点だ。要するに「ど左翼」とは違い、マネジメントも下手、プロデュースも下手、プレゼンテーションも下手では、効果が薄いということだ。これは反省材料だし、現実と向き合いながら、なにかと協力者も募り、みんなで考えていかねばならない時代になったとは思う。だから賛同する。しかし、だ。
一国民に過ぎない一個人が、顔も名前も出して世の中に物申すなら政治家はいらぬ
長尾敬議員は職業を尋ねられたら何と答えるのか。「愛国者です」というのか。
「衆議院議員です」だろう。それは、自分で選んだ職業であり、しかも民選によって成った国民の代弁者である。代弁者が「言うなら顔も名も出せ」というのは乱暴すぎるのではないか。ならば、あなたは誰の代弁者なのだ。それに、今のこの国は「日本は良い国だ」と言っただけで、航空自衛隊5万人のトップの首が飛ぶ国なのだろう。これにまたお得意の「それは自民党政権の時の話だ」というか?ならば、今、申してみよ。友愛内閣のいま、同じことを申してみよ。大阪14区で長尾敬に投票した有権者は「日本は良い国だ」と思っておられるだろう。その代弁をしてみよ。田母神さんのように、土屋さんのように。
我々は勤め人であり、自営業者であり、会社経営者であり、職人さんであり、主婦であり、すべからく、その日を生きる糧を得ねばならない。それぞれの役割を果たさねばならない。勤め人はネットで政治的意見を申してはならんのか?申すならば、顔も名も出せと政治家から言われねばならぬのか?貴重な休日を使って、あるいは仕事が終わった貴重な時間を消費して、わざわざ討論会に来いと言うのか?一個人が町の赤ちょうちんで、会社の部下を一人、戦後教育の洗脳から解き放つまで、どれくらいのリスクがあるかもわかってくれぬのか。それだけではダメだと言うのか。ちゃんと仕事をして、家族を護って、子供を育てて、税金を払って、それで世の中に文句を言うなら顔と名を出せと言うのか。
政治家という仕事は、顔も名も出せぬ良民の代弁者ではないのか。
私も含めて、例えば「虹の会」でもいい。
あなたがどれほど期待されているのか。あなたのことをどれほど応援したいと思っているのか。どいつもこいつも売国政治屋だと絶望して、このままでは日本がなくなると危惧して集まった虹の会に、ぶっとい希望の光が見えたとみんな思っているのだ。これはフォローでもないし、機嫌取りでもない。
「真正保守・長尾敬」
細かいことを言うな。小さいことを言うな。くだらん誹謗中傷を相手にするな。
みんなそうだ、
あなたが日本のリーダーになる政治家だと思っているから腹立たしいんだ。
がっかりさせてくれるな。ネットで文句くらい言わせてくれんと、明日から働けなくなって税金払えんぞ。「リアル世界で戦え」とか言うから、阿呆がメガホン持って迷惑かけるんだ。国民はしっかりと義務を果たせばいい。そして、ちょっとだけ勉強すればいいはずだ。
虹の新年会には是非、参加してほしい。もちろん、会費はもらう。三千円。
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久代千代太郎
な
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