「無農薬」や「無添加」なら建前上、農薬は使ってなくて添加物も不使用とされる。どこかの国のコスメ商品の誤表記などには注意が必要だが、ふつう、無条件なら条件はないんだろうし、無制限なら制限もかけられないとわかる。
ちなみにクロアチア製の「ＲＴー20」は無反動ライフル。対物ライフルで大きな口径ならかなりのリコイル（反動）が生じるが、この対物ライフルは後方噴射式で反動がないから、発射する際の銃床の設置がいらない。ちなみにロシア軍を困らせて有名になったアメリカ製の対戦車ミサイル「FGM-148 ジャベリン」もバックブラスト、後方噴射式だ。「女性でも撃てます」が売り文句みたいだが、これがなかなか「無」とは言っても、やはり少々、まったく「無い」わけでもない。
動画を見ればわかるが、そら火薬を爆発させるわけだから「反動」はともかく衝撃はある。完全な「無反動」と言って思い出すのは、スタウォーズのトルーパーが持っているブラスター銃か。ぴゅんぴゅん撃ちながらも、まったく体を反らせるわけでもなく、普通にすたすた歩いてジェダイに迫る。
「あの日」の山上がまさにそうだった。
だいぶ削除されたのか、いろいろと探すのも大変になってきたが、何種類かを何度も見た「あの光景」にある山上はトルーパーのように歩いて安倍さんの後ろに近づいていた。ぱん、と音がして白煙があった。撃つ前と撃った後、途切れていない映像が残る。探せばまだあると思うが、これがまったくの「無反動」だ。そして平然と、ゆっくりした動作で2回目の音がした。
アメリカ人のブランドン氏が作ってみた。銃火器を扱う動画を公開している人らしく、登録者は200万人を超えるという。動画のタイトルは「日本の総理大臣を殺したパイプ銃の実験 」とそのままだ。
材料は「Amazonで揃えた。210ドルだった」とのことで「銃弾」は大きさの異なるベアリングを使用、最初の発射実験では後方の留め具が吹っ飛んで、銃を固定していた土嚢が吹き飛んだ。2回目で火薬を減らして調整したが、それでも発射の反動で、固定された銃は後ろに吹っ飛んだ。つまり、人が手で持って発射したらただでは済まない。
すぐに再生回数も50万回を突破するほどの注目だったが、なぜだか「規約違反」ということらしく、現在は「削除」されていて見れない。たぶん、なにか都合が悪いんだろう。
山上が撃った弾は選挙カーに穴をあけて、90メートル先の立体駐車場の壁面に突き刺さっていた、とされる。まあまあの威力だ。それなら火薬の量はしっかりとあった。そもそも自作とはいえ、数メートル先の安倍総理を事実として殺害している。つまり、殺傷力も十二分にあった。なのにトルーパーだ。
ちなみにブランドン氏は「銃マニア動画」で遊んでいるユーチューバーではなく、銃器製造会社の創業者でもある。ＡＫー47を50口径に改良してＡＫー50を制作したとか、その界隈では有名な御仁だ。要するに素人じゃない。そして出した結論が「薬莢を使わないと無理」だった。
山上は安倍さんから15メートル離れた歩道から、普通に歩いて道路に出て7メートルの距離まで近づいている。でかいバッグを持ってだ。奈良県警の警察官を含む十数人いた警備担当者は、その不審者に「気づかなかった」と言う。たしかにその原因は交通規制をしていなかったから、ともいえる。自転車のおっちゃんも、安倍さんの後ろを通過している。
しかし、それでも演説中の警護対象者にゆっくりと歩いて近寄る山上に違和感を覚えなかった、というなら問題である。明らかに配置や計画を含む警護体制に不備はあったのだろうが、それ以前に警護担当者の適性や能力、練度に問題はないか。また、それらの視点で事件を糾明するメディアが見当たらないのは偶然か。カルト宗教問題にて安倍さん亡きあと、日本の舵取りを担うはずの保守政治家の弱体化で資する連中はいないか。
少なくとも万年野党は喜んでいない。元来、アベガ―しかやることもないし、いずれにしても使えないのだろう。それより自民党最大派閥の「安倍派」が衰退して、党内の媚中派が息を吹き返すことに深刻な懸念がある。今月10日には内閣改造とのことだが、はやくも漏れ伝わる人事は最悪と言って大過ない。これは「誤ったメッセージ」ではなく、明確、且つ、最悪な「メッセージ」として国際社会に伝わることだろう。
陰謀論でも結構だが、武漢ウイルス騒ぎからアメリカ大統領選、ワクチンにマスクに緊急事態、ゼロコロナにロックダウン、発症者ではなく感染者、陽性者の数を増やしてバカ騒ぎ、検査に病床に利権まみれ、ゼレンスキーは英雄でプーチンは「気が狂ってる」「誰か暗殺できないものか」。
「台湾有事は日本有事。日米同盟の有事だ」と言った安倍元総理が暗殺されて、メディアは「旧統一教会」と「山上少年可哀そう」。まだ起訴もされていない山上の減刑署名嘆願書に5千人で「ヤマガミガールズ」出現に「お金も差し入れしたい」。有田ヨシフが「統一教会専門家」になって自民保守層を潰していけば、支持率命の岸田政権は媚中派丸出しで内閣改造。
ペロシが台湾に行ったら日本のＥＥＺに中国の弾道ミサイルが5発も「落下」。撃ち込んだほうが大使を呼び出して抗議、日本政府に対しては「口を慎め」。台湾海峡は中国共産党軍に実弾演「訓」で包囲されて常態化の恐れあり。日本の領空領海など歯牙にもかけぬ中国共産党と、今年は日中友好50周年。幹事長はシェイシェイだし、外相（継続）も防衛相（新）も親子二代の媚中でお出迎えか。これらがぜんぶ「偶然だぞ」なら、もう、陰謀論者でいい。