忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2008.12.26

2008年12月26日 | 過去記事
大阪府堺市の図書館で、「BL(ボーイズラブ)」という男性の同性愛を扱った小説に制限が設けられた。利用者から「子供に見せるのはどうか」という指摘もあったという。▼内容についても、以前から「男性同士が絡み合うイラスト」などを問題とされ、図書館側は、申請があれば貸し出す「閉架書庫」としていたらしい。18歳未満貸出禁止も決定した。▼しかし、すぐに「市民グループ」からのクレームがつく。「特定の本を排除したり廃棄したりするのは、図書館ではあってはならない。政治的圧力もある。」ということらしい。▼普通の人なら、なぜゆえ思春期の子供に「ホモの漫画」見せたがるのかは理解できない。そこにはそれこそ「政治的イデオロギー」が垣間見える。▼教育の場でも「性的マイノリティ」については「前進」しているようだ。「同性愛差別をなくす!」ということを教育に取り入れ、「クラスには男の人を好きな男の人や女の子が好きな女の子がいる」と理解させるらしい。▼その教師や「市民グループ」は、自分の倅が中年になって、イヴの夜におっさん相手にケーキ喰ってウットリしている姿を思い浮かべてもなんともないのだろうか。▼性癖というものはある。男が好きな人もいれば子供が好きな奴もいる。▼犯罪行為でなければ勝手にすればいいし、声高に「差別するな!」と騒ぎたてる必要は全くない。堂々と胸を張って勝手に生きていけばいいだけだ。「ホモ小説」も勝手に読めばいい。▼社会には偏見と差別はある。絶対になくならない。見ず知らずの赤の他人に「理解しろ」ということ自体、身勝手なのだ。「マイノリティ」が後ろ暗いわけではない、「認められたい」とするのが傲慢なのだ。▼「子供に性的描写を見せるべきではない」というのが多数派なのは常識だ。

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