忘憂之物

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自民、日刊ゲンダイの記事で中央選管に質問状

2010年07月07日 | 過去記事
自民、日刊ゲンダイの記事で中央選管に質問状

自民党は6日、参院選公示後の夕刊紙「日刊ゲンダイ」(日刊現代発行)の記事や見出しが公職選挙法(法定外、脱法文書の領布禁止)違反の恐れがあるとして、大島理森幹事長名で中央選挙管理会の伊藤忠治委員長あてに質問状を提出した。

 日刊ゲンダイは公示後、「民主党への投票が最良の選択」(6月29日付)や「迷わずに民主党へ投票しよう」(7月3日付)などの見出しを付けて記事を掲載した。

 公選法では国民が選挙で適正な判断をするための『報道と評論』を認めている。これを踏まえ、自民党の質問状は日刊ゲンダイの見出しや記事について「民主党や同党公認候補者への投票を、端的に、直接的に、あからさまに求める表現で埋め尽くされている」と指摘。

 また「根拠薄弱で抽象的な他党批判をした上で、民主党礼賛の一方的な記事に終始している」として、「報道や評論」には該当せず、公選法に抵触するのではないかとしている。




前回、2007年の参院戦では朝日新聞がすごかった。気がふれた「安倍叩き」であった。よほど戦後レジームから脱却すれば困るのだろう、その叩き方は常軌を逸していた。

このときも常識ある人はさすがに「公職選挙法」が頭に浮かび、メディアの「報道と評論」の範疇とはどうなっているのかと考えたりもした。しかし、それは腐っても「全国紙」だからであり、日本を代表するマスメディアが、自国の総理大臣に対して繰り広げるネガティブキャンペーンを目の当たりにして、自虐史観やマッカーサー様ありがとう史観、平和憲法や(朝日の言う)アジアの国々の傷つく心、というものがやはり、とても「いかがわしい」のだと判断する根拠ともなった。

朝日新聞は全国紙ながら「報道と評論」ではなく「扇動と歪曲」で安倍政権を叩きに叩いた。もちろん、その日刊ゲンダイとかいう民主党機関紙も叩いていたらしいが、今回同様、あまり騒がれてもいなかった。ゲンダイがいう「大マスコミ」に含まれる朝日新聞は、日本人を覚醒させるような安倍政権が怖くて、「扇動と歪曲」を駆使して狂った記事を書いたが、だからといって「民主党を勝たせましょう!」というあからさまはしなかった。そこが「大マスコミ」か「小マスコミ」の違いなのだろう。売国するにも「読者の目」というものがあるかないか、人に読まれているか、読まれていないかの差異はそこにある。

日刊ゲンダイには選挙前ギリギリながら「民主党に投票しましょう!」と書いてある。これはもはや「扇動と歪曲」ですらない。もっとダイレクトな犯罪行為、公職選挙法違反の疑いが濃厚ではなかろうか。選挙後、詳しく調べられることになるかもしれないが、こんなカスみたいなペーパーがどうなるのかはともかく、それだけ次の選挙、危ういということだろう。「形振り構わず」とうことだが、日刊ゲンダイの捨て身の応援も虚しく、多くの有権者に「民主党の正体」がバレ始めている。自分は昨年の夏、なんてことをしたのかと悔いている人も多かろう。それは「日刊ゲンダイの書く内容」に賛同したことを意味するからだ。日本に住む普通の大人ならばわかる話だ。今回、その反動は小さくない。


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