忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2008.12.25

2008年12月25日 | 過去記事
韓国企業も支那大陸から逃げ出しているらしい。朝鮮日報で「夜逃げの理由」と書かれていた。同胞を「夜逃げ」と書くバランス感覚はともかく、中身を読むとやっぱりだ。▼台湾企業はともかく、香港までも引き合いにする。2000年以降、韓国企業の「無断撤退」は200社とし、「かばいだてはできない」としながらも、それには「裏事情」があったと書く。▼曰く「中国は外国企業を誘致する際には手続きを一括処理するワンストップ式なのに、撤退する際には許可機関ごとに手続きをせねばならない」ということだ。しかも、中国の役人は経験が乏しく、解釈も違うから長期間かかってしまうと「かばいだて」する。▼そして、撤退するとなると労働者や業者が押し寄せ「脅迫」を受けるという。法制度が整っていない中国では「無事に体だけでも脱出できれば幸い」なんだそうだ。▼せめて「ウォン安」の所為にはできないのかと溜息をつく前に、韓国企業は撤退する際の段取りも決めずに外国でビジネスするわけだから、このような憂い目に遭うことも必然なのかもしれない。▼円高で外国旅行する日本人が増えるのは結構だが、治安が更に悪くなっている可能性はふんだんにある。日本から金を巻き上げることを国策とする国だ。気をつけたい。▼日本国を動かしている人たちもだ。企業は「夜逃げ」することができても、「国ごと」逃げるわけにはいかない。

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