忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

新党名「国民の生活が第一」、代表に小沢氏就任(読売新聞)>2012.7.11

2012年07月11日 | 過去記事

    




新党名「国民の生活が第一」、代表に小沢氏就任(読売新聞) - goo ニュース

<民主党を除籍(除名)された小沢一郎元代表らによる新党の結党大会が11日午後6時、東京・永田町の憲政記念館で始まり、党名は「国民の生活が第一」と発表された。

 代表に就任した小沢氏は、消費増税への反対と脱原発を掲げた>








京都新聞が11日の「凡語」で<日中国交正常化に伴い、日本に初めてパンダのつがいがやって来て丸40年。国内で誕生したパンダは17頭目になる。すくすく育ち、待ちわびる子どもたちに元気な姿を見せてほしい>と書いたら、パンダの赤ちゃんが死んだらしい。「凡語」はこのあと、石原都知事を「大人げない」とか腐してから、支那が怒っていると伝える。ともかく、両国とも大人になって仲良くしましょう、という馬鹿みたいな文章なのだが、最後は<引っ込みがつかなくなった対外強硬論が危険極まりないことは、歴史の教えるところだ。愛らしいパンダの誕生と成長を見れば、いがみ合いは無益だと分かるだろう>と〆ている。パンダ死んじゃったけど、さて、どうするのか。

それにしても、支那の武装監視船「漁政シリーズ」が3隻も領海侵犯、日本の海上保安庁の船に「正当な業務を行っている。妨害するな。直ちに中国領海から離れなさい」という無茶苦茶をして<いがみ合い>とは、まったく、どこのだれをミスリードしようとしているのか。<いがみ合い>というのは「どっちもどっち」ということだ。100歩譲っても「程度の低い者同士が争っているだけ」という意味が含まれる。職場のオバちゃん同士の縄張り争いみたいな感じか。

しかし、この場合に限り日本に非はない。日本の領土を東京都が購入しようが、上陸しようが、支那人に何か言われる筋合いはない。強盗が家に押し入ろうとする。それに抗うことを<いがみ合い>とは言わない。普通は防衛とか防犯と呼ぶ。こいつらは意図的にそれらを混同させるから、未だに学校内の恐喝とか暴行を総じて「いじめ」と呼ぶ。それで被害者が死んでも「いじめ自殺」とは呼んでも「いじめ殺人」にはならない。窃盗を「万引き」と呼ぶのも同じ理由だが、こいつらは「子供は天使」と阿呆を言ってきたから、クソ餓鬼が何をやっても「つまみ食い」みたいに呼びたい。子供のすること、わぁわぁやるのは「大人げない」と誤魔化しながら、事態を悪化させるのが仕事である、

そもそも<いがみ合い>というのは記事にある、いまの分裂民主党みたいなのをいう。どちらも日本国民のためにならぬのに、互いにいがみ合って、結局、なにもしないことをいう。職場のオバちゃんに他意はないが、要すればアレと一緒で、その結果、仕事をしないから周囲は困る。どーでもいいから、先ずは目の前にある仕事をしなさい、と言われるのも同じことだ。

ところで、小沢一郎がまたやった。新党名はやっぱり「国民の生活が第一」とのことだ。方向はとりあえず「減税」と「脱原発」となる。国民の皆様には一切、なんのリスクもありません、税金も安くします、エネルギーも100%安全なモノを、という国民蔑視の政策だ。完全に日本国民を愚弄している。お前ら、結局のところ、自分さえよければ文句ないだろ?放射能が怖くて逃げたオレと一緒だろ?と言われている。

これほど馬鹿にした話もあるまい。企業で言えば「企業理念」に「社員の生活が第一」と言っているようなものだ。そういうことは普通、大前提であるから、イイ大人が威張って大声で叫ぶものではない。政治家を「リーダー」と呼ぶなら、その国民は「従業者」のような立場になる。これをどちらも「お客様」だと勘違いしている。だから政治屋は選挙になれば、腰の低いバッタみたいになる。「残業をなくします」とか「住宅手当を増やします」とやる。交通費を誤魔化している有権者も「オレは有権者だぞ」と威張る。投票しないぞ、は不買宣言だ。応援しないぞ、はファンだったけど止めるだ。完全に思考が「お客様」だ。また、政治家は落選すればただの人、ということで、これは企業の倒産みたいな感じになる。勘弁してくださいと。どちらも大間違いだとわかる。

優れた経営者がそうであるように、本当の政治的リーダーとは「この国をこんな国にしたい」などの理念を挙げる。また、言うだけなら前原でも言えるから、その場合は「そうなる具体的な方法、手段」も付け加える。「お客様」は国内にはいない。取引先もそうだ。これは諸外国になる。

企業の業績が下がると、その経営陣やトップが切られて代わることがある。政治家が落選する、というのは、実のところこれと同じだ。馬鹿なトップが代わっても、その下部組織がしっかりしていれば持ち直すこともある。雪印の社長も「私は寝てないんだ!」とか管直人みたいなアレだったが、その下部の社員らは雪印の名刺を持って消費者を訪ね歩いた。民主党議員みたいにロゴマークを隠したり、街頭演説で党名を隠したりもせず、ちゃんと詫びながら説明し、消費者からの信頼を取り戻した。日本がいままで、ずっとやってきたことだ。

不良顧客に媚を売り、不当な取引先と癒着する経営陣が「いがみ合い」をしている。その下部にいる従業者は、今日も明日も、また、一所懸命に「現場」の仕事に励む。給料を減らされようが、仕事で不便を強要されようが、誰がトップになっても同じだよ、この会社は変わらないよ、と溜息を吐きながら、とりあえず、今日すべきことを成し得て、晩飯食って寝て、朝になれば起きて仕事に行く。

この3年と少し。溜息は大きくなった。そこで口達者で面白い兄ちゃんが部署の課長になった。いま、注目されて「社長になってよ」と言われている。今度は潰れるかもしれない。




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