ディズニー社 北朝鮮にキャラクター使用許可せず(聯合ニュース) - goo ニュース
＜【ワシントン聯合ニュース】米ウォルト・ディズニー社は9日、北朝鮮に対しミッキーマウスなどのキャラクターの使用を許可したことはないと明らかにした。米公共ラジオのナショナル・パブリック・ラジオ（NPR）が報じた。
NPRよると、同社はこれまで北朝鮮からキャラクターの使用許可を要請されたことはないという。ディズニー社の広報担当、ミシェル・バーグマン氏も同日、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第一書記が先ごろ観覧した牡丹峰楽団の公演にミッキーマウスなどのディズニーキャラクターが登場したことに関連し、「北朝鮮にキャラクターの使用に関する許可や承認をしたことはない」と明らかにした＞
ジグミ・シンゲ・ワンチュク前国王が提唱した「国民総幸福（ＧＮＨ）」。2005年の国勢調査で国民の９７％が「幸せ」と答えたのはブータンだった。けちをつけるために朝日新聞が取材に飛んだ。2010年は「幸福度41％」に下がったそうだ。理由は住宅建設ラッシュ、ローン問題、物価高騰、核家族化とか。要するに資本主義経済の流入、金満主義社会の到来が幸せを壊すのだと言いたい。毛沢東の言う通りだった、としたい。インドの空軍に頼ってばかりいないで、隣同士なんだから支那共産党と国交正常化しなさい、とでも書きたいのをぐっと堪えている。朝日はブータンの家族に取材して、その長女が「生まれ変わったら韓国人に生まれたい」と言っていると紹介する。嘘だとは言わんが、そういう変わった人ばかり取り上げていないで、一応、日本の全国紙なんだから西岡京治が農業技術者としてブータンに行き、ブータン農業において大いなる改善を行ったとか、サッカーのブータン代表監督が行徳浩二から松山博明に代わったとか、ブータンの国是である「GNH」のコミッションに御手洗瑞子が勤めているとか、ブータン王国と日本の関係がどれほど友好なのか、も書けるだろう。
こんな新聞が「北朝鮮現代史」を新書紹介している。書いたのは＜横田めぐみさんが拉致されたと断定するだけの根拠は存在しないことが明らかである＞で有名な和田春樹だ。金正日が拉致を認めてからは＜自分は拉致そのものの存在を否定していたわけではない＞と開き直った。朝日が宣伝するような本を岩波から書くのは、もう、こんなのしかいないが、この書評を「青木るえか」というエッセイストが書く。これがもう、なんとも悲哀を感じるレベルだった。
このエッセイストは金日成の写真を見て＜抗日パルチザン時代の写真なんか見ると、それなりにかっこいい。若くてかっこいい男が、自分たちの先頭に立って新しい国家を立ち上げる。そりゃ、ある種の熱狂が巻き起こるだろう＞くらいの感想を書く。抗日パルチザンの金日成とソ連が用意した「金日成」がいるという事実も知らない。アレは「金聖柱」というソ連軍大尉だ。まあ、和田春樹を読まされて＜面白かった＞としか書けぬエッセイストに無理は言うまいが、それはともかく、やはり、日本を引き合いに出しておかしな方向へと書評は進む。
＜思い出すのは日本軍の権力闘争で、日本人も朝鮮人も、その権力闘争のスケールがセコイ。闘争のあとに残るのは、よりビンボーな、暮らしづらい世の中で、近所同士よく似てるなと思わされる＞
そして、結論としては、
＜その後、日本には敗戦、北朝鮮には金日成の死という大ゴトが襲ってきて、それ以降の二国の流れはすっかり変わってしまった。しかしこの国民性では、日本だってほんのちょっとの差で北朝鮮みたいな国になったと思う＞
である。いやはや、もう、朝日新聞。ここまでか。
ま、ところで、だ。幸せの国・ブータンの少女が「韓国人に生まれたい」という韓国では今月の6日「韓国女性家族省」というところが「青少年価値観国際比較調査」というのを発表した。なぜに「日中韓」なのかはともかく、日中韓の青少年4579人を対象にアンケートを実施したところ、この最低が「韓国だった」と驚いている。「私はいま幸せ」と言ったのは中国（92．3％）、日本（75．7％）、韓国（71．2％）とのことで最下位になった、という。支那の92.3％は「幸せではない」と答えれば逮捕される可能性もあるから仕方がないが、質問が「とても幸せ」になっても60％を超えているのが驚く。（日本27.6％、韓国20.8％）上海や北京の共産党幹部の子供ばかりに聞いたのだろうが、韓国の場合、ここに北朝鮮が入ればどうなるのか。マイナス評価になるのではないだろうか。
ちなみに「ギャラップ」という調査会社が「世界124カ国で大人1000人」にアンケートすると、幸せですか？→はい、は韓国が36％になった。日本は26％、アメリカは59％だ。最高は毎度お馴染みのデンマーク（72％）とかスウェーデン（69％）。支那は12％でアフガニスタンとかイエメンと同じ。一日2ドル以下で生活する人口が75％、サイクロンがやってくれば水につかる村に住むバングラディシュ（13％）には少し負けた。実際、朝日新聞が絡まなければ、環境破壊に独裁政党の支那なんぞこんなもんだろう。最下位は「チャド共和国」の「1％」だった。アフリカの小国だが、このアンケートも共産党以外の支那人を対象にすれば、どっこいどっこいになるはずだ。
もちろん、この調査に北朝鮮はないが、もしあれば、これは無論ながら「100％」になる。偉大なる将軍様の元、選ばれた人民が幸せでないはずがない。パチモンのディズニーキャラクターもどきが歌って踊るだけでアメリカから叱られるところと、世界規模のディズニーランドがある国をして＜ほんのちょっとの差＞で同じになるというエッセイストも全国紙、天下の朝日新聞に書いている。北の若き将軍様も焦らず、いまさら西側陣営の象徴みたいなキャラクターに毒されていないで、偉大な血脈からなる神通力でも使って＜ほんのちょっとの差＞を埋めてみせればいい。