文科省は「ハリマオ」に補助金を出せ。

私の好きな芸人で板尾創路がいる。本も持ってる。その板尾がなんと「電人ザボーガー」をやるというから興奮した。しかも映画化である。はぶて師匠の評価は「S」としてほしい。

http://natalie.mu/owarai/news/33145
＜板尾創路が映画「電人ザボーガー」で特撮アクション＞

持っていた。持っていたのである。バイクになるやつである。いわゆる「マシーン・ボーグ」である。保育園の帽子をかぶり「電人ザボーガー！必殺！ブーメランカッターだ！」とかやっていた。今は民主党のブーメランカッターに笑う私だが、幼少のころ、たしかにやっていたのである。ザボーガー役には「豆腐屋の息子のナオキくん」にお願いしていたのである。誰だってザボーガー役ではなく大門豊役がいいのである。飛竜！空中三段蹴り！とかしたいのである。きつね川付近の原っぱで遊んだのである。ちなみに「電人ザボーガー」はヘルメットについたマイクで操作する。大門豊の声で操るのだ。

「電人ザボーガー！水中に潜るんだ！」

ナオキくん（電人ザボーガー）「・・・・。」

「電人ザボーガー！きつね川にレディボーグが逃げた！追うんだ！」

ナオキくん（電人ザボーガー）「・・・・さ、さむいし・・」

「電人！どうした！水中で連続破壊銃発射だ！はやく！ほら！」

ナオキくん（電人ザボーガー）「・・・・。ざぼーがぶがぶくぶくぶく・・・」

「電人！！だーひゃひゃはっはｗｗｗ　電人！！だーはっはっはｗｗ」

その夜、豆腐屋のおばちゃんとナオキ（電人ザボーガー）が家に来たのである。怒り狂ったオカンにチェーンパンチされたという今日この頃、特撮ヒーローは好きなのである。


そういえば昔、虹の会発足の挨拶で「仮面ライダー」の話をした。下手糞挨拶で思っていた半分も話せなかったのだが、要するに「悪の軍団」に対する「話し合い」なんか無理で、問題を可及的速やかに解決するためには「ライダーキック」もありうべし、とのことだ。

「ショッカー」は「世界征服」を公言しながら、世界各地で悪さばかりする。原子力発電所を爆破しようとしたり、大型爆弾で都市を焼き尽くそうとしたりもすれば、幼稚園バスをジャックしたり、コウモリ男は主婦の生き血を吸い、クモ女は催眠術で事故を起こしたりするし、カニ男が泡吹いてサラリーマンを白骨化させたりとかもする。まさに問答無用、次々と恐るべき能力をもった「怪人」を作り出し、大人を殺し、子供を洗脳する。もし、世界各国に仮面ライダーがいなければ、いったい、どうなっていたのか、いま、我々の平和な暮らしは仮面ライダーのお陰と言っても過言ではないのである。

そこで私は「なんちゃって平和主義者」を馬鹿にして「ライダーキックは暴力だからダメ！」というレベルで例えて話してみた。カニ男の鋭利なハサミが子供の喉元にあてられているのに「まてぃ！ショッカー！話し合おうじゃないか！」は意味がないと言った。

いや、しかし、もしそうならば、仮に相手が話し合いに乗じてきたとすれば、ショッカーも政党をつくって国会に参戦して来るかもしれない。ショッカー、つまり「庶民改革党（通称ショッカー）」などと称して日本国民の洗脳を行い政権交代を果たしたかもしれない。戦え！仮面ライダー！必殺！「ライダー質疑」！






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○立花藤兵衛委員長　これより会議を開きます。

質疑の申し出がありますので順次これを許します。本郷猛君。

○本郷猛委員　日本変身党の本郷猛です。よろしくおねがいします。

さて、今朝の産経新聞の一面にもありましたが、いま、たいへん、世の中を騒がせている問題があります。いわゆる「怪人」に地方参政権を与えるのかどうかという問題、また、100万人ともいわれる「旧ショッカー」の戦闘員だった人たちへの雇用の問題も大変重要な問題ではありますが、本日、先ずは、この問題、ゾル大佐さんに関する問題から質問させていただきます。時間があまりありません。御答弁いただく大臣は簡潔にお願いしたいと思います。首領におたずねします。庶民改革党の幹事長でありますゾル大佐幹事長は、「旧ショッカー」時代、ショッカー中近東支部より日本国に派遣されてきたわけでありますが、その目的、あるいはその狙いはなんだったんでしょうか。

「騒ぐ者あり」

○首領　我が党の幹事長でありますゾル大佐さんはたしかに、第29話から登場しております。その際、当時、中近東にありました「旧ショッカー」の支部から日本に派遣されてきたことも事実であります。その狙いと言いますか、目的は当然、言うまでもありません、当時の「旧ショッカー」という団体における仕事があったからであります。

○本郷猛委員　仕事とはなんでしょうか？

○立花藤兵衛委員長　質問者は指名されてから質問してください。

○本郷猛委員　失礼しました。委員長。

○立花藤兵衛委員長　本郷猛君。

○本郷猛委員　その仕事とは日本征服における工作のことではないんでしょうか。これは報道ベースですが、当時、ゾル大佐は「地獄サンダ―」という異名を持つショッカーの大幹部でもあったとされております。また、首領、ウルフビーストという細菌は聞いたことがありますか？

○首領　存じておりません。

○本郷猛委員　厚生労働大臣、大臣はどうですか？

○死神博士国務大臣　名前は知っておりますが、実在はしないと思います。

○本郷猛委員　あなたが作ったんじゃないんですか？

「騒ぐ者あり」

○死神博士国務大臣　実在しないモノはつくれません。

○本郷猛委員　まあ、いいでしょう。これはね、大臣、人間を「狼男に変えてしまう」という恐ろしい細菌です。実際にこのウィルス、細菌によって人狼化された被害者の方々、ご家族の方々は今でも苦しんでおられる。何の罪もない自分の親や兄妹、友人や恩人が、ある日、突然に人狼化する。首領、この苦痛がわかりますか？

○首領　御趣旨は十分承知をいたします。

○本郷猛委員　また、そのときは我が党の一文字隼人議員が仮面ライダー2号、これは戦闘用改造人間でありますが、これに変身して空中からのライダーパンチを実施して、ウルフビーストによるパンデミックはなんとか防いでおります。またその際、ゾル大佐は「黄金狼男」に変身して、指先から弾丸を発射するという危険な行為にも及んだと聞いておりますが、首領、これは事実でしょうか？国民の皆様に分かるよう、簡潔明瞭にお願いします。

○首領　

以前、日本変身党の一文字隼人議員による暴力事件があったとは認識しております。しかしながら、その事件自体、既に時効が成立したとも聞き及んでおります。我が党の幹事長が指先から・・・なんでしたっけ？弾丸ですか？まあ、そのようなものを発射したとは聞いておりませんけれども、いずれにせよ、そういう危険で不幸な事件がったと聞いて大変驚き、また、悲しく思っておる次第であります。

○本郷猛委員　まったく、酷い認識だと言っておきます。時間がありません。もう一点、質問します。ゾル大佐幹事長の本名は「バカラシン・イイノデビッチ・ゾル」であります。そうですね？

○首領　そう認識しております。

○本郷猛委員　厚生労働大臣、死神博士大臣のフルネームを教えてください。

○死神博士国務大臣　イワン・タワノビッチであります。父が日本人で母がロシア人です。

○本郷猛委員　ありがとうございます。そこでお尋ねしますが、以前の「旧ショッカー」とはナチス・ドイツの影響を多大に受けていたと存じますが、旧ソ連との関連はどうなんでしょうか？また、「ゲルショッカー」の時代には暗黒宗教組織の「ゲルダム団」と親密な関係もありました。合併されたわけです。そのとき、多くの「旧ショッカー」に在籍していた戦闘員を粛清されたとも聞きました。ちょどそのとき、私自身が旧ショッカーの大幹部であられた「地獄大使」さんをライダーキックで殺害いたしましたので、その戦闘員も我々が手を下したのではないかという憶測もありましたが、首領、事実はどうなんでしょうか？

「騒ぐ者あり」

○首領　いろいろとお聞きになられましたので、ちょっと、質問の趣旨が・・

○立花藤兵衛委員長　質問者はもう一度整理して、質問してください。

○本郷猛委員　申し訳ありません。

では、旧ショッカーの戦闘員の粛清は行ったんでしょうか？

○首領　ご本人の意志により、残られた方もおられますし、去られた方もおられます。

○本郷猛委員　粛清はされたんでしょうか？

○首領　そのようなことはなかったと記憶します。

○本郷猛委員　いいでしょう。

我が日本変身党は、当時の旧ショッカーの戦闘員だった人の証言も得ています。いつでも国会で証言してくれることになっています。それで、よろしいですね？首領？

○首領　このようなことは申し上げにくいのですが、旧ショッカーの戦闘員さんは、その言語をと申しますか、その、なにを聞いても、いわゆる「いー」としか応えることが出来ないと存じております。そのような状況で証言されたとしても、その証言の内容におきまして、どれほどの信憑性があるのかという疑問は残るかと存じております。

○本郷猛委員　御心配ありがとうございます。しかしながら、我が党と交友があります「仮面ライダー総合研究所」いわゆる「ライ総研」というところがありますが、そこは以前は「少年仮面ライダー隊」でございますが、そこでの治療の結果、何人かの旧ショッカー戦闘員の方々は言語を取り戻しておられます。ね？おやっさん？

○立花藤兵衛委員長　おう。その通りだ。猛。

○首領　い・・・いのち、命を奪いたいのです・・・ぷしゅー

「議場に赤色の毒ガスが散布される」

○立花藤兵衛委員長　こ、これにて、さ、散会いたしま・・・









おやっさぁ～～～ん！！という今日この頃、民主党も強行採決ばっかりならば、毒ガスでも撒けと言いたいとこどだが、正直、すまん。書きたかったから書いただけだ許して。



ま、ところで、だ。

日本の特撮ヒーローも、もっと子供たちに「良い影響を与える存在」に戻って欲しいと思う。単純な善悪二次元論ではなく、悪はなぜ悪なのか、また、悪に至るまでの経緯や結果、もちろん、善にもだらしないのがいたり、カッコ悪い善もあって良いのだと教えてあげて欲しい。ウルトラマンでもいろいろあった。思いつく範囲でも、例えば「シーボーズ」という幽霊怪獣はウルトラマンによって「宇宙の墓場」に連れて行かれた。「このまま地球にいてはいけない」という「人間の都合」を優先させたウルトラマンはどのような気持ちだったのか。元は人間である「ジャミラ」の最後に涙した子供は少なくない（と思うｗ）。何年も宇宙を彷徨うことになった地球人は、水を求めるあまり、なんとも皮肉な運命により「水が弱点」という怪獣になった。いつもは石油コンビナートの火を消すだけの「ウルトラ水流」だったが、そのときだけは「ジャミラ」に浴びせられた。悶え苦しみながら「うぅ～～うぅ～～」と嘆く「ジャミラ」の不幸に子供らは、ウルトラマンの手刀から噴出しているのは「ウルトラ水流」ではなく「ウルトラ涙」なのだと思って一緒に泣いた。


ということで、日本は20億円かけて「怪傑ハリマオ」をつくるべきである。