忘憂之物

「市橋ファン」とサルの違い

4月1日といえばエイプリルフール。その日はウソをついても叱られない日らしい。すでにベタだが、これは有名だろう。しかし、ついこの前の12月8日「ウソつき豆腐の日」というのは鳥取県では有名らしい。要するに、その日に豆腐を食べれば、その年についたウソが帳消しになるという優れモノだとNHKでやっていた(笑)。ま、なんでもいいが今の季節、豆腐は美味い。NHKのウソつきどもはたらふく喰ったほうがいい。

また、“ウソは100回つけば本当になる”ともいう。私はこれを“100年つけば”と思っている。100人が100人に100回ずつ100年間、ウソをつき続ければ、あるいは「本当」として広がる可能性はあると思う。

例えば、これもそうだ。あと30年と少し、もうすぐ100年になる。

http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2009120901000577.html
<南京虐殺の未公開作品を上映へ 東京・世田谷で映画祭>

60年とちょっと前の東京裁判では「2万人が殺されたアル!」と言っても笑われた。「ウソでも何でもいいから日本が悪かったことにしようぜ」というリンチ裁判の中ですら「ンな阿呆な。そんなん言うたら、わしらのウソも冗談みたいになるがな。たいがいにしいや」と突き返された「ウソの中のウソ」も、ずっと言い続けた連中がいるから、ここに35歳の若さでアレになっちゃった人がいる。なんと、あの「南京あるある大虐殺」を本当だと信じてしまったかわいそうな人になってしまっている。まったく、同情を禁じ得ない。

<実行委員の荒川美智代さん(35)は「事件を否定する人たちも出てきて、事件を語ること自体がタブーになりつつある」と危機感を感じている>


かわいそうに。ググってみると、ぐるぐるの左巻きの薄ら阿呆だった。もう、手遅れだ。なんか「右翼討伐委員会」(笑)とかいうサイトにも名前があった。他にも「女たちの戦争と平和資料館」とか「若者がつくる戦争の記録」などにも名前を見つけることができる。

かわいそうに。馬鹿なんだろう。レベルで言うとアレだ。「市橋ファン」のひとつ下くらいか。馬鹿すぎる。それも彼氏から「おいおい、もう♪お・ば・か・さ・ん♪」と言われるレベルではない。真っ青になり、一気に何かが冷めていく感じの阿呆さ加減だ。もう、家から出ないほうがよかろう。もしくは、このまま太ったおばさんになり、「ど左翼」仲間の男を騙してレンタンで殺すとか、なにか「自分のできること」を探してほしい。



ところで――――

話は変わるが、チンパンジーと人間の遺伝子における差異とは、実に3.9%ほどだという。膨大な数の遺伝子情報であるから、その3.9%というのは軽微な数字らしい。しかも、その3.9%に「人間にはあってチンパンジーにはない」という遺伝子組織はない。つまり、我々人間とチンパンジーは「そんなに変わらない」ということが言えるらしい。

少し違うのは「脳みそのしわ」が少し違うという。では、いよいよ「そんなに違いはない」ということになろう。うっきゃきゃー

しかし、現実に我々人間とチンパンジーは全然違う。稀に見間違うほど容姿が似ている人間にも出くわすが(※福田元総理など)、やはり、全然違うと言っていい。チンパンジーは客観的に自分を見たりはしない。あなたとは違うんですとかも言わない。ならば、決定的に人間とチンパンジーを峻別する部分はどこかと問うと、それは「心」の問題らしい。コレ、ちゃんと学者が言っている。


チンパンジーは「生きたい」とは思っているだろう。でも、それは野生の本能からして「生きねば」とか「生きよう」という「意思」ではなく、単に「死なないように生きる」という程度の本能に過ぎない。すなわち「理由」はいらない。しかし、我々人間は違うはずだ。人は生きる理由を失ったときや人生に絶望したとき、すなわち「心が壊れたとき」には自ら命を絶つ場合すらある。動物にも集団パニックのように崖から飛んで死ぬという意味不明(人間からすれば)な行動に出ることもあるらしいが、人間のように「生きる理由」や「死ぬ理由」を明確に持っているわけではない。

通常、人間は「ちゃんと生きたい」と思う。この「ちゃんと」は、最低限の生活ができて、最低限の仕事があって、最低限の老後があって・・・という、ちょっと!だれかちゃんと(なんとか)してよ!という薄ら甘えた市民グループ的な「ちゃんと」ではなく、あくまでも真っ直ぐ、正直に、できるだけつまらないウソはつかず、人の迷惑にならないように生きたい、という「ちゃんと」である。換言すれば、“人のために生きたいと思うこと”としてもいい。もっと言えば、人の生きる理由とは、何かの役に立ちたい、誰かのためになりたい、社会に奉仕したい、国のために尽くしたい・・・という使命を帯びている。ここがチンパンとは圧倒的に違う。

と、ここで、先ほどの「かわいそうな35歳」を思い出してみる。彼女は「南京虐殺を否定する人もいる」と嘆いておられる。これを見れば、人間でいうところの生きる理由が「ちゃんと」ある、ようにみえる。また、この哀れさからすると、彼女は本気で「あんな前代未聞の残虐行為をした日本はこの事件を忘れてはならない。南京事件を風化させてはならない。戦争における人間の狂気をこれほど顕著に表した事件はない。人類はこの南京大虐殺から学んで、二度とこのような悲惨な戦争という行為を繰り返させてはダメなんだわ!」と思っている節がある。実に哀れだ。

これはある意味、チンパンジーよりも酷い。

チンパンジーは「群れに属する」ことを本能で知る。ときには全力で群れを守る。

しかし、まあ、こう言うと、だ。

「自己の反省をすることができるのが人間!」だと言い返されるだろう。それはもちろん、その通りだ。チンパンジーが反省するのは単なる芸だ。猿が反省などするわけない。

そして、動物の世界にも「ウソ」はある。擬態などのことだ。「エサに見せかけて餌をとる」生物も少なくない。「生きるために餌を騙す」ことは野生では責められることではない。昔、この日記でも書いたと思うが、例えば「アリヅカハネカクシ」という甲虫もそうだ。

この甲虫は「アロモン」という「アリが仲間を認識するためのフェロモン」を作り出すことができる。アリはこの甲虫を「仲間」だと認識して巣穴に招待する。餌を運びもてなすわけだ。アリヅカハネカクシは外敵から身を守ることもできるし、餌は運んできてくれるし、安穏として暮らすことができる。なかなか頭の良い虫だ。

また、このアリヅカハネカクシが「単なるお荷物」ならば、そう深刻な問題ではない。働きアリの喰い分が減る程度で済む。日本にはよく似たのがいるじゃないか。ソレと一緒だ(笑)。・・・はっ!私もまだハネカクシだたョ!でも、ま、私の場合は他の「巣穴の働きアリ」と同じく、ちゃんと働いて巣穴のためになっているから許せ。

しかし、このアリヅカハネカクシ。やはり悪党なのだ。こいつは、アリを騙して巣穴にもぐりこみ、アリの幼虫や卵を喰う。多大なる迷惑をかけているどころか、その巣穴が滅びるまで喰らい尽すだろう。もちろん、アロモンが出なくなったら、他のアリから八つ裂きにされて喰われるかもしれんが、アロモンが出ている間は悠々と、堂々と、アリの幼虫や卵を美味しく頂くわけである。そして、だ。



もし――――


働きアリの中にアロモンを供給しているアリがいればどうだろう。



周囲の働きアリが「なんだこいつ、ちょっとへんじゃないか?」と気づき始めているのに、そのメスのアリは庇うわけだ。同じだと言い張るわけだ。同じ虫じゃないかと言うわけだ。

これは危険である。その巣穴は滅びるだろう。

安易な「友好」や「共生」はアロモンなのだ。もちろん、我々はアリじゃないから、ちゃんとわかっていれば「共生」くらいはできる。しかし、危険なのは、その「友好」や「共生」の裏にある理屈だ。その理屈がウソだった場合、その美辞麗句はすべからくアロモンとなる。つまり、日本の悪行を騒ぐ連中は、それが「ウソ」だった場合の危険を認識しているのかということだ。己が属する組織や共同体、あるいは国家というものに対する危険度までも想定して「南京大虐殺はあった」と騒いでいるのかということだ。

単に「この巣穴の中で好い顔をしていたい」とか「自分は正しい側にいるアリ」だと思いたいからという腐った動機で、安易に、言われたまま、聞いたまま、信じ込んでいる可能性はないか?その周りでチヤホヤしてくれるアリは、本当に仲間のアリなのか?よくみると羽が生えていましたじゃ巣穴は危険に曝されるだけだ。アロモンとは甘美かもしれんが、確実に巣穴には有害であるのだ。己の大切な仲間をとって喰らう「外敵」に資する言動を気付かぬ者は、その「群れ」には有害なのである。


チンパンジーは群れを大切にするが、その群れを愛していたり、誇りに感じていたりはしないだろう。あくまでも「生きるために群れる」のであり、その群れの過去や未来には何の考えもないと思われる。つまり、そこが猿なのだ。



人間には心がある。偉い学者先生もそう言っている。猿と人の差異は「こころ」であると。

つまり、愛国心があれば騙されない。「頭で動機を考える」から、目先の損得に惑わされたり、都合のいい人になってプロパガンダに利用されたりするのだ。チンパンジーにも脳はある。だから、頭で考えることはする。しかし、人間は「心で理由を探す」のだ。頭を使うのはそのあと、先ずは「心」の問題だ。すっきりした心で頭を使ってみよ。すぐにわかる。ウソだとわかる。つまらないウソだと知れる。最低のウソだと憤るだろう。

「南京あるある大虐殺」なども、実にその程度のウソではないか。ちょっと自分で調べてみればわかる程度のチンケなウソだ。もう、完全に捏造だと知れている。周知のことだ。


もし、アリに「心」があればアロモンは通じない。ウソは触角や嗅覚は騙せるが「心」は騙せない。ならばアリヅカハネカクシは生きていけない。でも、心優しいアリならば、キリギリスを助けたお人好しのアリならば、アリヅカハネカクシも助けてくれるかもしれない。

もし、サルに「心」があれば、それはもう人だ。つまり、人に「心」がなければ・・・

コメント一覧

久代千代太郎
>路傍乃赤猫さん


こんにちは。


>「保守を【自称】」する勢力にも確実に存在


ほんまですね。こっちのほうがアロモンらしいww



路傍乃赤猫
http://akanekonzeu.blog66.fc2.com/
こんにちは。
アロモンは何も革新勢力だけに存在するものではありません。同様に「保守を【自称】」する勢力にも確実に存在します。そしてその「保守を【自称】」する勢力のアロモンのおかげで、革新勢力以上に保守勢力は危機的状況を迎えているように思えてなりません。
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