忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

アブドーラ宣言。

2009年07月11日 | 過去記事
■2009/07/11 (土) アブドーラ宣言。1

抜糸してもらって―――――妻と「いつもの洋食屋さん」に行く。なんともまあ、御無沙汰してますポークカツ定食。お!その「女の子の顔くらいある」大きさのコロッケも健在ですな。嗚呼ぁ嗚呼ぁ・・・歯が痛くないって素敵なことだ。噛める!噛めるのだ!!

もう、口の中の、あの、上の部分の皮がむけたりしない!!舌を使って「押しつぶして」喰わなくてもいいのである。噛める!噛めるのであるのである!がぶりがぶり。

やはり、なんだかんだ言っても、所詮私も人間である。この一週間ですっかり胃が小さくなってしまっている。おっと、ばあさん、ライス大盛りおかわりだ。あはは、すまんの。

おそらく、少し体重が落ちてるはずだ。そういえば、体が少し軽いような気もする。これは危険である。しっかりと元に戻さねばならん。とりあえず、ライスおかわりであろう。

http://www.asahi.com/international/update/0707/TKY200907070334.html
<ブラジルは肥満者保護 列車に優先席 特大棺おけ常備も>

そして、いつかはブラジルに住むのだ。きっと、電車の中も「20度設定」くらいにしてくれているはずだ。なんて快適な温度なんだ。20度。しかも「優先席」である。「のけもの」ではなく「優先」であるのだ。「ウザい」とか「臭い」ではなく「優先」なのである。

<サンパウロ州は06年、公共交通や映画館、劇場に肥満者優先席を設けるよう条例で義務化。特製シートの発注など準備に手間取り、今年2月から地下鉄を手始めに設置が始まった。>

素晴らしい。なんと素晴らしい響きなんだ「特製シート」。もう「特盛りシート」でもよかったんではないだろうか。そこに座るデブはその「響き」がたまらないはずだ。

「2」へ

■2009/07/11 (土) アブドーラ宣言。2

しかし、まあ、私もブラジルの「兄貴たち」に受け入れてもらおうとするには、まだまだ、少し体重が足らないだろう。飛行機のシートベルトを「継ぎ足さずに」絞められる間は、まだまだアマチュアなのである。そんなブラジルで「優先」など夢のまた夢なのだ。

<消費者問題が専門のアリストブロ・デフレイタス弁護士(47)は「大食いで怠け者だから太ると思われがちだが、生まれつきだったり病気だったりする場合もある。体が不自由な人と同じように権利を保護されるべきだ」と話す。>

なんと!

デブを社会的弱者認定!!さすが、どこの国でも弁護士先生は素晴らしい!

<権利を保護されるべきだ>

うむ。イイこと言う。さすが、パリ講和条約で日本が提出した人種差別撤廃案に賛成した国だ。すなわち、デブを差別するな、デブの権利を侵害するなということだ。なにがメタボか。なにがダイエットブームか。どいつもこいつも腹八分目。これはカロリーがどうした、それは糖質がなんたら、ったく、そんなに健康でいたいというのか(いたいに決まってる)。そんなに長生きがしたいのか(したいに決まってる)。私もそうだがな!!!

とはいえ、だ。

40がらみのオサーン同士で「おまえ、ウエスト何センチ?へぇ~~細いなぁ~~」という会話を止めろ。いや、その前に「デブ=不健康」の決めつけは止めろという今日この頃、その前に当然のこととして「ガリガリ=不健康」を広めようぢゃないか。ンなもん、女は「ちょっとポッチャリ」がベスト!男は「ゴリマッチョ」がベターと知れているのだ!!

妻:「おとしゃんはデブマッチョ♪」

うるさい。妻よ。最近は「デブブッチョ」だ。もう、つまり、ブッチャーでいい。私は頭髪が虹の会長になったら速やかにスキンヘッドにして、体全体を茶色にする。そして、白か黒のパンツ姿になって、カンフーシューズを履くのである。そして、毎日、出社前には赤のボールペンで額に三本線を引くのだ。立てにな。んで、ブルーのショートタイツを履いた虹の会長と共に全国を回るのだ。プロレスコントしながらな。

「3」へ

■2009/07/11 (土) アブドーラ宣言。3

それにしても、ブラジルの弁護士さん。

<大食いで怠け者だから太ると思われがちだが~~>

いや、99%その通りッス。 (ノω`*)ノ ンフフフフッ

喰わねば痩せる。動けば痩せる。それくらい私でも知っている。それにやはり、喰いもんが良くなったんだろう。なんだかんだいっても、ブラジルは世界第9位の経済強国である。フェジョアーダ(アフリカ奴隷の食事をルーツとする料理)では太れんのだ。

ま、ともかく、なんでも「過ぎる」というのはイクない。私もちょっと、健康のためにヒンズースクワットとかちゃんとやろう。腕立て腹筋もね。筋肉は売ってないからな。それと「腹一杯」の幸せを噛みしめるためにも、ね。

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ところで―――――

子供のころよく「食べたくても食べられない人もいるんだぞ!」と叱られた人もいるだろうが、実のところ、ソレはホンマであるのだ。太りたくても太れない国もある。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090711/kor0907111801004-n1.htm
<「中朝国境の北内部で毎日のように銃声が聞こえる」姜哲煥・北朝鮮民主化委員会副委員長 >

この記事にもあるが、1995年~1997年における餓死者はわかっているだけで300万人。もちろん、例外なくこの中にメタボはいないだろう。ある意味、デブとは「平和と繁栄の象徴」なのかもしれんな(笑)。国が荒れてたら呑気に太ってられんのだ。

「4」へ

■2009/07/11 (土) アブドーラ宣言。4

先ほどのブラジル弁護士のいう<大食いで怠け者だから太ると思われがちだが~~>とはつまり「働かずとも大食いしながら生きていける」ということでもあるわけだ。それが「マスゲーム」と「リオカーニバル」の差異であろう。

んで、この北朝鮮生まれの姜哲煥さんのコメントがまた恐ろしい。

<いま北内部の経済・食糧難はひどく悪化しており、住民は“このまま餓死するか、逃げるか”の二者択一に追いつめられている。朝鮮人民軍は、30万人を国境に張り付けて脱北者を狙撃している。わいろをもらって脱北を見逃す軍人や民間人が公開処刑されている。強制送還がなければ潜在脱北希望者の100万人が北朝鮮から出てくるだろう。>

ここにチベットやウイグルとは明らかに一線を画する種類の「自分の国で自分の国の軍隊に殺される」という虐殺がある。他国から攻め入られて殺されるのではないのだ。もちろん、この独裁者の親分と同じである。よく左巻きのくるくるぱーが日本国内で「結局、軍隊は自国民に銃を向けるんですよ!!」というのはやはり、彼らの「心の祖国」がそうだからだろう。心配せんでも、ここまで大規模にするのはキミらの「心の祖国」だけだ。

そしてこういう報道を見る度に、もちろん日本も含めてだが、各国の「人権擁護のスタンス」や「平和と繁栄」における見解などが、如何に胡散臭い代物であるのかがわかる。また、日本国の政党や市民グループなど、まあ、社民党や共産党は論ずる価値もないが、どこぞの「友愛」とか抜かす党代表や、3桁に及ぶ日本国民が誘拐されたまま「生活第一」などというスローガンを挙げて喜ぶ政党が、如何に阿呆臭いものなのかがよくわかる。

「5」へ

■2009/07/11 (土) アブドーラ宣言。5

姜哲煥さんはこう言う。

<中国による強制送還の人数は公式には把握されていない。中国は(政治的意見を理由に迫害を受けるおそれのあるものを難民として保護対象とする)国連の難民条約加盟国だが、中朝2国間合意を優先して脱北者を「不法越境者」と扱い、送還してきた。強制送還で軍や秘密警察の拷問を受けた脱北者証言は後を絶たない。「北朝鮮自身が言うように金融制裁やPSI(大量破壊兵器拡散防止構想)や船舶検査ではビクともしない。金正日が一番恐れているのは住民が逃げ出すことだ。日米韓は中国の強制送還をやめさせるべきだ」と姜氏は強調した。>

支那共産党は、命がけで逃げ出した脱北者を捕まえて送り返すのである。無論、送り返された者が「どのような目に遭うのか」は想像に容易い。この明らかな国際法違反、金正日の(自国民に対する)人権蹂躙、いや、もうこれはジェノサイドであるが、まさにこれらに加担するかのごとき支那共産党に対して、政府どころかマスコミや知識人までもがスルーしっぱなしなのであるから、なにをかいわんやである。

政府与党も同じく、それほどに経済対策ばかり言うのであれば、外交における国防戦略の構築こそが最大の経済対策となり得る話である。今、このていたらくであっても日本という国は「内需」に支えられる国家である。日本と日本人が自信を取り戻し、日本人が日本という国を誇れるときがきたとき、案ずるまでもなく経済は上向きに跳ねることだろう。

国民を誘拐されたまま、領土は盗られたまま、謝って金ばかり出す「大人ぶった阿呆」のような国のまま、経済が回復すればそれで万事解決だというのだろうか。そもそも、それで解決することなどあるのだろうか。戦後64年間、ずっと続けてきてなにがどうなったというのか。独裁者を延命させ、敵意むき出しの軍事独裁国家を(健康に悪い種類の)メタボにし、傲慢なギャング国家をつけあがらせただけではないのか。

すなわち、「日本の責任追及」をするならば、それはこれからなのである。

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