焼き鮭とほうれん草のおひたしで一杯飲る。
芋焼酎をロックではなく、水割りかお湯割で・・・。それも2杯ほどをチビチビと、ゆっくりと飲む。むぅぅぅううう・・・・。
おわぁ!!!!!ホルモン焼いて日本酒をカブ飲みしたいぃぃぃいいい!!!
いやいや、私は「健康★店長」として生きることにしたのだった。そうとも。長生きする方向で人生を見つめ直す。この生命を維持させることに執念を燃やす。だ、誰だっ!見た目の通り、その体躯の通り、「太く短く生きれ」とか言ってる奴はっ!!!!
い、いかん・・・イライラするのもイシダイラも身体に悪いではないか。深呼吸して・・・TBSは見ないで・・・朝日新聞は読まずに・・・そうそう、犬を見ていよう。和みだ。これが「キング・オブ・癒し」であろう。おお・・・落ち着いてきた。むーちゃんのキン○マは、なんか毒が入っているみたいな柄が入っているなぁ・・よしよし。そーかそーか。
お!クリームシチューではないか。もうこのクソ暑いときに・・・いやいや、ありがとう。す、好きだ。クリームシチューは好きだぞ。おお、いい匂いではないか・・嗚呼・・・。
「2」へ
■2007/05/12 (土) ガチコメ風クリームシチューの食し方「2」
「お父さん、クリームシチューとか好きなん?」
『おお!!好きやな。まあ、有田のほうはあまり好きじゃないけどな・・・』
「あ、あり・・?なに?」
『いやいや、なんでもないぞ。いっただきまぁ~~・・・』
ぴんぽぉ~~ん♪
「あ、あれやわ、不動産屋さん・・」
『不動産?なに?』
「ずっと買いませんかって・・・見にこいって・・・」
『あ~~~なるほど。でも、そんなに邪険にするもんじゃぁないよ。こんな時間まで大変だよ?営業っていう仕事は大変なんだ。まあ、今は買うつもりが無いから断るけども、ちゃんと丁寧に対応してあげないと・・・どれ、お父さんが出よう・・・。』
インターホンで出る。
『はい、どうも、お待たせしました。どちら様でしょうか?』
「ああ、どうも!!わたくし△○不動産のAと申します!!ご主人ですね??」
『ああ、どうもどうも。いつも家内から聞いておりますよ。でも、残念なんですが、現在,我が家は不動産の購入などは考えておりませんので、どうか、あしからず、ご容赦ください。それでは、失礼しま・・』
「ご主人!家はいいですよね!!広い庭に明るいリビング!!」
『ま、まあ、大きな家は結構ですがね・・我が家は・・』
「ご主人!!人生は一度です!そしてご決断は早いほうがいいですよ!!」
『い、いや、あの、買う気がゼロなんですよ・・現在は・・ここにも,何の不満もありませんし・・』
「ご主人!なんで、買う気がゼロなんておっしゃるんですか?一度でいいから見てくださいよ!!すごいお勧めのプランがあるんです!!お家賃よりも安く!是非っ!」
「3」へ
■2007/05/12 (土) ガチコメ風クリームシチューの食し方「3」
『いや、あのね、それでも、いらないものはいらないのでね・・』
「ご主人!人生は家ですよ!!ここの家賃は高いです!!もったいないですよ!!」
『いや、だから、気に入ってるんでね・・』
「どこが?」
『いや、貯金もね・・まだ・・使い道もあるしね・・』
「いくら?何に使うの?」
『いえあの、すんませんけどもね・・あの、あなたはいつも犬の散歩のときにも見かけますから、大変なんでしょうし,我が家は買う気ありませんから、無駄足になると思うので、当面はスルーしておいたほうがいいですよ?いくら言われても、いらないものはいらないとしか・・』
「ボクは見てないですよ?ご主人のお顔は!会って下さいよ!じゃあ!会って目を見て話しましょう!」
『いや、それでも、買う気は・・・』
「ご主人のところも狭くはないですよ、でもね、もっと大きな立派な家のほうがね、お子さんも奥さんも幸せですよ!!それにね・・」
『はぁ~~~~~~~~おわぁ~~~』
「??ご主人?あのですね・・聞いてます?」
『うぅぅぅぅううううううううるさいわいっ!!家がでかいほうが幸せやと?ほんならおまえは、どんなでかい家に住んでんねん!!門から玄関まで車で30分か!!俺の実家はふた間しかなかったけど、みんな幸せに暮らしてたわいっ!関係あるかっ!』
「うわっちゃぁ・・・あの・・」
「4」へ
■2007/05/12 (土) ガチコメ風クリームシチューの食し方「4」
『グダグダグダグダ・・・おまえの会社なんていうとこや?おう?電話するぞっ!苦情の電話やっ!うちの嫁はんが、家が狭いからっておまえに泣きついたんかいっ!!しつこいんだけが営業のテクちゃうぞ?なんで、俺がおまえの話をいつまでもいつまでも聞かなアカンのんじゃ!!』
「・・は、はぁ・・あの・・」
『おまえの家調べて、晩飯時にゴムひも売りに行ったろかっ!!もう二度とくるなっ!わかったな!!お断りやっ!!いらんっ!!』
「・・は、はぁ・・」
『んで、おまえも営業マンやったら、鼻を利かせろよ?』
「は?・・?」
『クリームシチューが冷めるんじゃっ!!!!!!!』
がちゃん!
あったかぁ~~♪しちゅうぅぅは~~焼酎に合わないぃ~~~♪
『あいつ、明日も来たら教えてくれ。』
「も、もう来ないと思うけど・・・?電話するん?」
『いや、これで明日も来たら話を聞く。あいつの勝ちや。』
「さすが、お父さん!!」
『でも、買わんがな。』
「・・・・ほな、なんで?」
『クリームシチューを奢ったる。家のでかさや、貯金の額、そんなもんで幸せ云々は間違いや。こんなしゃぶしゃぶのシチューでも幸せに感じるときもあるンや。』
「・・・・そういえば・・ちょっと、しゃぶしゃぶしてるなって・・・(泣)・・」
『!!!いや、ちゃうやん?お、俺はしゃぶしゃぶが好きやんか?ほら?な?こ、こらっ!そこの息子っ!な、なあ?お父さんはしゃぶしゃぶが好きやって言えっ!!』
「お、美味しい・・やん・・?ぼ、ぼくもおかわりしようかな・・お、おかわりっ!!」
『ほら!な?お、お父さんもおかわりっ!!ははは・・はは・・』
寸胴に一杯だったクリームシチューは無くなった。
妻は自信を回復させたが、私と倅は朝飯が食えなかった。
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