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忘憂之物

けじめなき民主党両院総会 対決は代表選へ「小鳩枢軸」復活の動き

けじめなき民主党両院総会 対決は代表選へ「小鳩枢軸」復活の動き

「大敗したら責任をとるのは当たり前だ。内閣は死に体で、秋の臨時国会で問責が可決される。このままでは最後にさじを投げる(舞台の)序章だ」(川上義博参院議員)

 民主党の両院議員総会は約2時間に及んだ。

 辞任要求は、執行部が想定していた枝野幸男幹事長にとどまらず、菅直人首相本人に及んだ。しかも、発言者は小沢一郎前幹事長を支える議員や、参院選を勝ち上がった議員ばかり。

 あいさつで、政権の再スタートを呼びかけた首相は、激しい言葉で「レッドカード」を突きつける議員たちに、唇をかみしめ、泣きそうな表情になった。

 だが、この表情もしたたかな「計算」だったかもしれない。

 総会で首相と枝野氏は、平身低頭で陳謝を繰り返したが、進退を含め、議員たちの問いかけには、正面から答えなかった。

 それどころか衆参で多数党が異なる「ねじれ国会」をどうやって乗り切るのかという戦略も示さず、菅政権の「無責任ぶり」が浮き彫りになった。

 「小沢幹事長のままだったら参院選で30議席も取れなかった、とは言っちゃいけないな」。総会を前に執行部の一人はささやいた。

 総会戦略は、小沢系議員の批判に一切反論せず隠忍自重-。それだけだった。菅首相支持の議員からの発言もほとんどなく、会場で議員同士が応酬する光景は避けられた。

 菅首相は29日夜、首相官邸で記者団に「明日からの臨時国会、まずはそこで頑張りたい」と語ったが、9月の党代表選は大荒れになりそうだ。

 総会後、小沢氏に近い森裕子参院議員は「責任を取らないのは納得できない。9月には、ふさわしい党代表を」と言い放った。

 風雲急を告げる兆しは29日午前にあった。

小沢氏支持グループ「一新会」の例会に、鳩山由紀夫前首相の側近、松野頼久前官房副長官が姿を見せ、鳩山グループが8月19日に長野・軽井沢で開く勉強会への参加を呼びかけた。

 「鳩山は一新会に支えてもらった。今度は私たちが恩返しする番だ。一緒にやっていきましょう」。松野氏がこう語ると、一新会の議員は拍手喝采(かっさい)した。

 鳩山氏は菅首相の再選支持を表明したものの、国家戦略室の格下げなどに不満をもらす。「小鳩枢軸」が復活すれば、党所属議員の約半数の200人程度の大勢力になる。

 小沢氏は同日、両院総会を欠席し、都内の個人事務所で谷亮子参院議員や高嶋良充前参院幹事長らの来客をこなした。高嶋氏を前に、菅政権の予算編成の一律1割カットを「財務官僚主導で改革の後退だ」と批判する小沢氏。「古い家を壊して新しい家を建てる改革が必要だ。民主党は相当な覚悟と決意で政権運営にあたらなければ」と語った。

 「そんなことができる人が(ほかに)いるんですか」。高嶋氏はそう小沢氏自身に代表選出馬を促したが、小沢氏は表情を変えず、沈黙を守ったという。(榊原智)








クリーンで派閥のない民主党が内ゲバを晒している。「グループ」による競争原理はあれども、自民党のような薄汚い派閥力学からのセクト争いとは無縁の「政策グループ」同士が無残にもドロドロの権力争いを晒している。こんなことばかりしていても、日本の国会議員は年間、給与1561万2000円、歳費手当635万4480円、文書交通在費1200万円を税金から持って行く。民主党の国会議員は411人、本会議できゃっきゃと笑いながら討論して、売国法案の強行採決の場でずっこけて、松葉杖をついていたおばちゃんも持って帰る。

昨年の夏、吹き荒れる民主党への追い風にのって「名前書かれたら当選しちゃった」というおばちゃんも受け取っている。自己破産したおっさんも勢いで当選して「助かったぁ~」と安堵しているだろう。任期は4年、国会で言われる通りに「賛成ボタンを押すだけの簡単なお仕事」をすれば、借金返して貯金も出来る。日本の将来など知ったこっちゃなかろう。もちろん、これだけではない。2010年度の政党交付金、民主党はこんなことしながらも、最高額の172億9700万円が支給されている。また周知の通り、特権だけでも在日顔負けだ(笑)。「不逞議員の特権を許さない市民の会(不特会)」とか結成してみたくもなる。

ちなみに「内ゲバ」の「ゲバ」とはゲバルト、ドイツ語で「暴力」のことである。まさに「暴力的低レベル」の争いが繰り広げられている。この両院総会に小沢は来なかったらしいが、そらそうだろう(笑)。もう、この馬鹿ども、いったい、なんなんだと、頭痛くなっているんじゃないかと心配する。さすがにドン引きしているのではなかろうか。

また、こいつらはちょいちょい「総括」という言葉も好んで使う。実にアカ丸出しだ。日刊ゲンダイを配るだけの簡単なお仕事に精を出していた森裕子も「責任を取らないのは納得できない。9月には、ふさわしい党代表を」と薄らサヨクらしく糾弾している。もはや「恥ずかしい」という感情が残っていれば、民主党の議員はやれないようだ。己や己のボスが世間様から「どのように思われているのか」を顧みれば、とても人前でモノ申す勇気など普通はない。

作家の曽野綾子さんが「秀才は小心」だと書いている。小心だからこそ世の中のリスクを避けて、秀才だからこそ上手くやるのだと。私はなるほど、と思う。民主党のせんせいをみても頭の良さそうな人はいる。ただ「賢い」かどうか。豪胆で図太くて賢いかどうかといえば、ちゃんと見当たらないようになっている。だからいつまでも「剛腕」に振り回されて、自民党にも勝てないのである。しかし、勝てないのに勝ったことになったから、すごい勢いで日本が不幸になった。病気を治すのに飲んだ薬の副作用で死ぬこともあるのと同じく、この一連の不幸は民主主義の弊害であり副作用である。

コメント一覧

確かに
最近、活字でもTVでも良く総括と言う言葉を見聞きしますね
その度に何処の国の何時代に居るのかと思います

本当に煩わしいです

久代千代太郎
>▲

「総評」とかねw

普通は「会議・議会」で意味は通るもんね。「意見を出し合って決める=議論する会=議会」ということは「総じて評価する」とか「総じて括る」のとはニュアンスが違う。ここがアカいわけだな。議論の場に「総じる立場」や「総じる人」がいる価値観、つまり社会主義ですな。

議会の場合は「議長」がいる。「意見を取りまとめる人」だな。だから本来「まとまらない」ときは議論を延長したり、打ち切って出直したりさせる権限がある。間違っても「強引に議決する」権限などあるわけない。けれども左翼政権は馬鹿だからこの差異が分からない。

両院総会も「一定の人(この場合は執行部)を集団で指弾する」シーンだけだったもんね。左翼丸出し。連合赤軍のいう「総括」がオウム真理教の「ポア」と同義語だという証左だな。

>こいつらはちょいちょい「総括」という言葉も好んで使う。実にアカ丸出しだ。


僕も何か違和感あるな~って思ってました。
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