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忘憂之物

維新・馬場氏「共産なくなっていい」発言、謝罪撤回せず「政治家としての信念」




最近、芸能人の年齢が気になるようになった。80年代アドルとか、いま現在の自分の年齢より少し上だったりすると、なにやら感慨深い。年を重ねてから左に巻いて「真っ赤なおばさん」になったキョンキョンなども私よりも5つも年上だと知れば、何やら不思議な気持ちになる。たぶん、若い時には忙しくて何も考えていなかったのだろう。

妻とも話す。そういえば、あんたは天海祐希と同じ年らしい、とか話題になる。あちらは宝塚のスターあがりの人気女優だから仕方がないとしても、やはり、あんなにスレンダーなハンサムウーマンなのに、どうしてあんたはいつまでも、そんな「ゆるキャラ」みたいな風貌なのだ。ちゃんと「普通のおばあさん」になれるのかどうか心配だと言ったら「なる!」と高らかに宣言していた。妻の本気を感じたが、いつまでも可愛いので心配にもなる。

意外な同じ年、というのはまだあって、例えば日本共産党とウォルトディズニー社が同じ年の100歳だ。ディズニーも「ディズニー100」としてセレブレーションを開催中だが、日本共産党も長年愛されている名物キャラの志位和夫が「100周年記念講演」をしている。また、ファンには垂涎ものの「日本共産党100年史」も刊行されている。私はいらない。

日本共産党の公式ガイドブック「赤旗」によると、志位氏は「きょうの講演は、例年よりも多少長くなりますが、なにぶん「100周年」というのは100年に1回しかありませんのでご容赦いただき、どうか最後までよろしくお願いいたします」とスベリながら「戦前の天皇制は、今日の天皇の制度とはまったく違います。それは、天皇が国の全権力を一身に集め、国民を無権利状態におく専制国家であり、天皇の命令一つで国民を侵略にかりたてる戦争国家でした」とか、まさに100年遅れたトンデモ批判を展開させる。

真っ赤なキョンキョンは喜んだかもしれないが、真面な感覚ならとても読んでいられないし、読む価値もないのでこれ以上触れないが、要すれば、100年経ってもカモメはカモメ、カエルの子はカエル、共産党は共産党で相変わらず、ということだ。

しかし、現実は厳しく、ディズニーランドに客は入るが、日本共産党は一昨年の衆院選、昨年の参院選と議席を減らし、今年4月の統一地方選ではなんと135議席も失ってしまった。そろそろ「メインキャラ」も交代すればいいのに、違うキャラにすべき、と言った仲間を除名するなどの時代錯誤に支持者もビビった。ガイドブックの「赤旗」も部数が岸田政権の支持率くらい落ちてしまっている。党の財務、業務委員会責任者も選挙費用や供託金は募金を集めねばならない、とか悲鳴を上げていた。

日本を腐すだけが取り柄だったテレビも新聞も衰退著しい。社民党の福島なんとかも「刑務所にエアコンをつけろ。受刑者が心配」と言って心配されている。どちらも、まあ、もうすぐ、だろう。

とは言いながら、やはり、100年続くのは凄い。いまから100年後、たぶん、私は死んでいるだろうが、もはや、どうなっているのか、と想像するにSFしか思いつかない。それはいまから100年前も同じだったらしく、政教社が発行していた『日本及日本人』という言論雑誌によると、当時、政府の山林局長だった鶴見左吉雄という人が、100年後の日本の人口は2億6千万人を超えている、と予測している。また、当時の早稲田大学の帆足理一郎教授は「国の支出の半分は教育費になる」とも言っていた。どちらも結果、大外れではある。

日本の人口は予測の半分だし、日本の財政課題は社会保障費である。つまり、少子高齢化は予測できていなかった。国民英学会長の磯辺弥一郎などは。100年後、日本では漢字が廃止されて英語が公用語になるとしていた。要するに100年後など誰もわからない。

わからないが、100年後も「ある」と考えて今を生きているわけだ。そうでなければ100年前の日本、第一次大戦後の不況に関東大震災ながら、2023年に「100周年」な企業は「ヱスビー食品」や「タイガー魔法瓶」など日本で2649社もある。日本には1000年を超える老舗もいくつか存在するが、たぶん、日本共産党はそろそろだろうと思う。あと何度か、国政選挙があれば、そういうことになっていく。立憲はもう次の次くらいか。

もう左巻きのイデオロギーは通用しない。ノンポリの有権者にも国内外の情勢はリアルにみえてきた。追い詰められて形振り構わない連中も目立つが、それらに対して無策なままの政治家なども浮き出ている。北のミサイルに対して「断じて受け入れられない」を100回繰り返したら、それはもう、受け入れているとバレる。「竹島は日本固有の領土です」も半笑いで聞く他ない。朝鮮すらどうにもできない日本が、いくら「日本は独立国です」と言っても、この国でいちばん偉いのはエマニエルだとみんな知っている。

第二次安倍政権が成る前の2012年、自民党のスローガンは「日本を取り戻す」だった。みんな安倍さんは「民主党から」取り戻すと言っていると思った。しかしながら、違った。

いま、安倍元総理の遺志を引き継ぐ、を言う政治家は何人かいる。安倍さんが倒れて1年と少し。眼前で繰り広げられる亡国の兆しに、有権者の多くも「ナニ」から「日本を取り戻す」のか、がわかってきた。100年後の日本はどういう国になっているか、人口やエネルギー、経済や政治、国際情勢や国内問題はわからない。しかし、なにがどうあっても「日本という独立国が存在する」という100年後を残したいと思う。

あ、あと日本共産党は「なくていい」。




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