菅首相は、与党が参院で過半数割れしたことを受けて、公明党とみんなの党に対し、国会運営での連携を求めていく方針を固めた。
首相が12日、周辺に伝えた。当面、政策や法案ごとに賛成を求める「部分連合」を念頭に協力を要請するが、将来の連立政権参加も視野に入れている。首相は9月の民主党代表選までに政権安定の枠組みにめどを付け、再選を確実にしたい考えだ。
参院選の結果、非改選を含む与党の議席は110議席となり、過半数に12議席届かない。首相は、安定政権を築くには、野党の中で比較的政策が近い公明党(参院19議席)か、みんなの党(同11議席)との連携が不可欠と判断したとみられる。
首相は12日夜、首相官邸で記者団に、「野党の皆さんの主張を国会の内外でしっかりと受け止めて政権運営をしなければいけない」と述べ、野党との連携を重視する考えを強調した。
首相はこの日、仙谷官房長官、民主党の枝野幹事長、輿石東参院議員会長らと断続的に会い、今後の国会対応や党運営などを協議。首相は党内対立を回避するため、内閣改造・党役員人事を9月の党代表選後に先送りする方針で、落選した千葉法相も続投させるほか、今期で参院議員を引退する峰崎直樹財務副大臣も内閣改造まで続投させることを決めた。これを受け、民主党は12日夕、党本部で首相出席のもとで役員会を開き、執行部の続投を確認したが、小沢一郎前幹事長に近い議員からは参院選敗北にもかかわらず執行部が辞任しないという対応への批判が強まっている。
こうした中、執行部は、菅首相の党代表としての任期満了に伴う代表選について、9月5日投開票とする案を軸に調整に入った。9月下旬から臨時国会を開くことを念頭に、9月最初の日曜日である5日に代表選を実施するものだ。ただ、臨時国会を早期に召集し、開会中に代表選を実施すべきだとの意見もある。
(2010年7月13日03時01分 読売新聞)
私はサントリービールが好きなのだが、とくに関西では嫌われているのだろうか、居酒屋でビールを頼むと「アサヒかキリン」を問われることになる。ある人に問うてみた。なぜサントリーが嫌いなのか。「(洋酒)ウィスキー臭い」と言われた。私にそう言ったことがあるあなた、そう、あなたです。そして、なぜ「キリンラガーは美味いのか?」とも聞いてみたら、それは「麦の味が生きている」とCMのようなことを言った。「ガツンとくる」とも教えてくれた。そういえば菅原文太も江口洋介も言っていた。
ビールとウィスキーの原料は同じ、ビール用の麦などない。両方とも大麦麦芽(モルト)である。もちろん、その製法は「途中から」違うが、アルコールを造るために糖を取り出し、そこにイースト菌を加えるところまで同じ。いわゆる「麦汁」が出来上がる。それをさっさと加熱殺菌してホップを加えてビールにするか、蒸留してじっくりと熟成させてウィスキーにするかだけである。すると、アルコール度数も違うし、飲んだ時の味わいから、あのビール最強の武器である「喉を通過するときの清涼感」とウィスキーの至福の瞬間、あの「香り高い風味を楽しむ余韻」が生まれる。それを別にパッケージして、別のデザインで商品とすれば「ウィスキーの臭いは嫌いだけどビールは好き」というヘンテコリンな評価となる。もちろん、どちらも美味しいお酒であるから問題はない。しかし、だ。
いろいろある政党も「原料が同じ」はある。パッケージやデザインが違うだけで「中身は一緒」ということもある。原料が腐っていたら、飲みやすくとも飲みにくくとも、共に飲んではいけないものなのである。民主党とよく似た腐臭のする政党がある。原料が同じだから、混ぜてしまえばわからなくなるということか。「大衆受けするビール」は発泡酒には声をかけるも、熟成されたモルトグレーンやきりっと美味い日本酒には相手にされまい。
それにもう、マッコリが入り過ぎている。
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