◇菅直人首相（民主党）
◆２日、金沢市内での街頭演説で
財政が破綻（はたん）したとき、誰が困るかご存じですか。あの大金持ちのカルロス・ゴーンさん（日産自動車社長）は、（日本から）いなくなりゃいいんですよ、簡単なんですよ。ギリシャの例を見ても、財政破綻したとき、年金をさあもらえると思ったら、「６７歳からしか払えませんよ」と言われたら困るでしょう。仕事が続けられると思ったら、「あなたはクビですよ」と言われたら困るでしょう。財政破綻で一番困るのは、そうした年金を受給している人や、比較的所得が少ない人。その方々がダメージが大きいんですから。
完全に左翼運動家だ。とても一国の行政の長とは思えぬ無定見ぶりだ。好き嫌いはともかく、カルロス・ゴーン氏は何も悪いことをしたわけじゃない。「金持ちは困らない。国を出ればいいだけ」と言いたいだけなのだろうが、自由経済社会の勝者である金持は悪くて、己の党にいる前の代表者の「労働なき（富）金持ち」は問題ないということか。骨の髄まで「ど左翼」の総理大臣、コレ、いよいよこの国は危ないのではないか。
