忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「平和ボケ」

2008年03月29日 | 過去記事
■2008/03/29 (土) ガチコメ的「平和ボケ」1

次の週末はまた娘が孫を連れてくる。いい加減にトカゲ(娘の旦那)が嫌がっているのではないかと心配するのだが、まあ、たまにはひとりでゆっくりとできるだろうから、それはそれで、羽を伸ばしているのだろうと我が身に置き換えてみるに得心がいく。

で、次の日には「USJ」に家族で遊びに行く予定らしい。孫はトカゲの母親に預けて行く。たまには向こうの親にも「祖父母気分」を味あわせてやろうという私の心づかいである。

で、泊まりにくる夕食は鍋でもするらしい。先ほど、「その日は早めに帰宅せよ」という命令書がメールで届いた。そして問題は、その鍋をどうするかであるが、そこは私の決定待ちである。妻のリクエストはいつも同じである。それは「湯豆腐」だ。それも何の変哲もない「豆腐を煮て喰う」だけのあっさりしたものである。私はそれがいまひとつなのである。そう。やはり「肉」が欲しい。でもそれでは「すき焼き」になってしまうという妻の意見もまっとうである。さて、どうしたものかと考えながら仕事をする私なのであった。

仕事のことを考えると、無論、低迷し続ける業界と同じく「キツイ」(笑)。出てくるのは「言い訳」と「愚痴」と「人の所為」と「飲み会の計画」ばかり。しかし、キツイながらも、なんとかなっていはいる。

まあ、これも偏に、毎日一所懸命に汗を流してくれているスタッフの皆さんと、それを縁の下から支える幹部社員の皆様、我が社に協力してくれる関連業者の皆様、そしてなによりも我が社を支持してくれているお客さんの心を掴んで離さない私をコントロールしている妻のお陰であろう。社長は私の妻に中元歳暮を贈ることを勧める。私の妻あっての我が社であることを忘れてはならん。うほうほ。

というか、3日ぶりに日記を書いたと思ったら、何を言っているんだこいつは?とマウスを右上のほうに持って行って閉じようとする前ニダ、ちょっとまった!おきゃくさん!

私が言いたいことは―――――――

なんだかんだと言っても平和な国だなぁ

という薄すら呆けた感想である。もう平和ボケ状態である。

だから、今更ながらもボケたようなことを考えてみたい。

「2」へ

■2008/03/29 (土) ガチコメ的「平和ボケ」2

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http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200803280247.html
<江成容疑者「取引先三つなくなる」 一家殺傷事件>

つい最近も同じような事件があったと記憶している。父親が家族を皆殺しにして自殺を図るという事件だ。マスコミは「一家心中」とか「無理心中」と書くが、法律的には何の関係もない。ただの「殺人事件」である。

そしてこれも「このような事件」ではいつも同じだ。

動機が不明

朝日の記事を見る。

<東京都文京区小石川で28日、製本業を営む一家の3人が刺殺され、3人がけがをした事件。経営者の江成征男容疑者(42)が「おれがやった」と話したとされるが、動機は何なのか。周囲の目には仲のいい家族と映る一方、得意先の廃業や移転で仕事が減ることに悩む同容疑者の姿があった。>

見出しに「取引先三つなくなる」とか、記事の中にも「経営不振」や「将来の不安」という意味での言葉が見られるのだが、やはり、「動機はなんなのか?」と問いかける形になる。

違う報道でも、家族揃ってテーマパークに遊びに行ったり、学校から帰った子供が「おとうさん!」と抱きつく姿があったとされている。容疑者であろうこの父親は、体の調子が悪い両親を気遣って、工場の移転をあきらめたという報道もあった。従業員にも事前に経営不振を告げているし、この事件を起こす直前にはマンション建設の説明会にも出席して、製本工場の騒音が住民に影響しないかを心配している。とても冷静な判断ができない状態とは思えないし、マスコミの伝える雰囲気通りの「仲が良い家族」だったんだろう。

「3」へ

■2008/03/29 (土) ガチコメ的「平和ボケ」3

借金苦から自殺したり、虐めから自殺したり、恋人に振られて絶望したり、経営不振から不安になってなど、日本国の自殺者は年間3万人を超えてしばらく経つ。最近では「自殺の原因」として考えにくいものまで出てきた。当人にとっては「死ぬほどの出来事」だったのかもしれないが、世間からすれば首をかしげざるを得ないような理由も散見できる。

そして、それらの動機はマスコミが伝える範囲、つまり、上記のような「動機」であろうと推察することもできる。マスコミもある程度「断定的」に報じることも少なくない。

しかしながら、このような「一家惨殺」という惨劇の原因となると、やはり「動機はなんなのか?」となる。おかしな話だ。いや、偉そうに言いながら、私もわからないのだが・・・

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さすがのマスコミも、どんな理由があろうとも「家族全員を皆殺しにせねばならぬ理由」がわからないと書くわけだ。そしてそれは、あながち間違いではないと思う。

私もまったく理解不能である。もちろん、借金もあったし、振られたこともあるし、虐めもされたし、実家は貧乏だったし、それなりに苦労はした。今現在でも、心配事がないはずもない。それなりに私も悩むことくらいある。が、しかし、妻と子供を殺して自分も死ぬまでといえば、まったく想像も及ばない。それは「当事者」しかわからないこともあるのかもしれん。更に、その「当事者」となっても同じ行動をとるかどうかもわからん。

「4」へ

■2008/03/29 (土) ガチコメ的「平和ボケ」4

しかし、その安易な憶測が「無責任の誹り」を受ける場合は考えられる。ましてや、それが作為的に、なんらかの意図的なもので、悪意に満ちたものならばどうか。

http://www.asahi.com/paper/editorial.html
<集団自決判決―司法も認めた軍の関与>(朝日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080329ddm005070025000c.html
<社説:沖縄ノート判決 軍の関与認めた意味は大きい>(毎日新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080328-OYT1T00793.htm
<集団自決判決 「軍命令」は認定されなかった>(読売新聞)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080329/trl0803290218000-n1.htm
<【主張】沖縄集団自決訴訟 論点ぼかした問題判決だ>(産経新聞)

全国紙4つが真っ二つに割れている。

しかし、ここは「主犯格」の沖縄タイムスを見てみたい。
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20080329.html#no_1
<史実に沿う穏当な判断 日本軍の関与を認める>

先ずは「売国」だろうと「反日」だろうとどうでもいいが、朝日・毎日・沖縄タイムスは恥を知ってもらいたい。「軍命」はどこにいったのだ。

「軍命」が「強制」になり「関与」となる、その欺罔行為に無理は感じないか?マスコミとしての限界は「そこ」にみえているぞ。無様なもんだ。

「5」へ

■2008/03/29 (土) ガチコメ的「平和ボケ」5

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東京で家族を「惨殺」した父親は、常軌を逸していたと思われることに異論はあるまい。つまり、この場合の「動機がわからない」とは「想像が及ばない」ことでもあるのだ。

「どんな状況にあっても、愛する家族を皆殺しにするなんて想像できない。」

というのが、現在の価値観でもあり、社会通念上、それが「常識」であるからだ。しかし、人間とは、この父親のように誰に「命令」されなくとも、「強制」されなくとも、このような惨劇を犯してしまう危険はあるのだ。環境、状況、価値観、などは、今のこの平時の日本であっても壊れるときは壊れるのだ。それはどんなときなのか、そしてそれが同時多発したならば、どのような「動機」であったからなのか。

そして、昭和20年の「集団自決」において、その「動機」を「日本軍の関与」であると決めつけることは、まさにこの東京で発狂した父親が「得意先の関与」をもって殺戮したというに等しい短絡的で無責任な愚見であるのだ。

日本軍の戦陣訓が「一因」であったこともいいだろう。そういう空気が蔓延していたということもそうだろう。それくらい、昔の日本人は忠誠心が強くて、愛国心もあって、素直で真面目だったんだろう。それはそれでいい。だがしかし、それで「家族を皆殺しにする」までの動機なるというのは狂っている。無理矢理過ぎる。

「日本軍に強要された」でもいい。それで「家族を殺せる」わけがない。沖縄の先人に失礼過ぎる。沖縄県民は日本帝国軍の狂信者の集まりだったとでも言うつもりか。ならば、逆らって殺されたほうがマシではないか。逃げることも隠れることもせず、何が悲しくて「言われたとおり」「脅されたとおり」に家族を殺すのか。

最大の原因は「アメリカ」であると明白ではないか。

アメリカは慶良間列島に「住民がいない」とでも思っていたのか?いると知っていたならば、追い詰められた日本人が「どのような行動」に出るかは既知であったはずだろう。サイパンでも見てきたはずだ。

それとも「日本軍が手ぐすねひいて待ちうけている」と勇猛果敢に「いつもの手」で、島々の形が変わってしまうほどの艦砲射撃を繰り返し、焼夷弾を振りまき、火炎放射器を噴射していたとでもいうつもりか。

細々したソースは、いちいち貼らん。

ただ、「普通の感覚」としておかしいというのだ。

「6」へ

■2008/03/29 (土) ガチコメ的「平和ボケ」6

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この発狂した父親も、娘の言うとおり「お父さんが、はちきれた!」という状態だったのだ。発狂したのだ。でなければ「家族全員殺す」という結果を導き出すはずがないではないか。

で、「普通の感覚」からするに、渡嘉敷島での「集団自決」において、住民は「平静だった」というつもりなのか?理性的に「天皇陛下のために、大日本帝国のために・・」と言いながら、愛する家族に対して剃刀で喉を切り、棒きれで頭を割りあい、首を絞め、鎌で突き刺し、手榴弾を囲んで並んだのか?

「生存者の証言」があるんだろ?阿鼻叫喚の地獄絵図だったのだろう?

発狂していたのだ。明らかな集団パニックである。

で、その原因が「日本軍の関与」?

頭腐ってるのか?

それとも、日本軍が「鬼畜米英」と洗脳していたからか?

では、米軍は、かつての我が「皇軍」の如く、軍律を厳しく守り、捕虜の虐殺もなく、秩序守られた軍隊だったのだな?住民は米軍に投降していれば、確実に助かったほどの素晴らしい軍隊だったわけだな?

ならば現在の沖縄で、米軍の海兵隊が悪辣な犯罪を繰り返しているのはきっと右翼勢力の自作自演なんだろうww

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大江健三郎とやらは、日本の恥である。
大江こそが戦犯のひとりである。

このような存在が、南京詣でをして喜んでいるような変態が、ノーベル賞を授与されたことを日本人は恥ずべきである。

こんな腐れ売国奴の「のうべる症じじい」よりも、私は慶良間列島において、日本軍がいちばん餓死者を出した(民間人の餓死者は確認されていない)6月、イモリやヘビ、雑草を食みながらも、「この先、10年でも20年でも沖縄を護るのだ!」と米十俵を喰わずに残したまま、見事に戦い抜いたという19才の日本兵を誇りに思う。

普通の感覚でな。

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