どこかにバッグを忘れた。何となく上がったホテルの高級ラウンジ。香港の男性に挨拶した後、1番いいソファに座る。目の前に東京タワーがキラキラしてる。偶然受付を通ると、「お客さま、ピンクのバッグをお忘れではありませんか?」女性スタッフに引き留められた。ああ、良かった。ここだったんだわ。サクランボの柄のお気に入りのバッグ。エジプトの彼が車にサクランボの飾りを掛けていたので、これにしたのだ。コンピュータで手続きするらしく、待つように言われる。席に戻ると、お水を持ってきてくれた。グラスも高級。「お召し物が華やかで、覚えていたのですよ。素敵ですね。」わざわざジャージからバスルームでドレスに着替えてあげたのに、おじさんマネージャーには、気に障ったらしく、昼間なのに追い出した帝国ホテルと大違いだわ。
何も取らないのが東京のホテルの良いとこだよね。ヨーロッパの名のある高級ホテルでさえ、盗み専門の部隊がいて、部屋を出た途端に漁り始めると聞いた。昨日公園で踊ったせいか、今日は夕方4時に起きた。初めての方々にダンスし、一緒に飲んでお話しするのは楽しいけど、緊張するのだ。桜祭りで、人が一杯。みんなが踊るように行ったステージは飛び入りは駄目。
一年前に、申し込んでねと実行委員会のおじ様方に言われる。だから、宴会を周る。最初は中学生のグループ。男の子のジャグリングに見とれた後、持ち掛ける。観るって言ってくれた。エジプトで買ったフランス製のグレーのタイトミニでダンス。喜んでくれる。
次のところで見ないけど、飲んでけば? と言われる。ベリーダンサーのブログでは誇りをもって賄いだけでレストランで踊ってはいけません、と書いて有ったが。少し動く。「君、昨夜見たよ! 影練してたでしょ?!」えー、見てたの? 仏様に捧げるつもりで少し踊ってた。女装の男性芸人も来たが、マジシャンのようにわたしを牽制しない。
次は別の男性達。家族連れには軒並み断られた。奥さんがNoって。Be blueでダンス。何人かが口ずさんでくれる。スピーカーの音が小さいのを謝る。次はsherryか路上の何とかで、とと言われる。俳優さんたちだった。怪談で身を立てている方もいて、凄い。
大好きなエイサーのステージを仕事の合間に観る。前列で踊る女の子達が初々しい。自衛隊のエイサーも迫力有ったが、沖縄出身の細い男の子達の太鼓も良い。
チャージは1000円。夜景を眺めながら得意の考え事をして、一晩中いようかしら? 踊って、哲学して、踊って哲学して、と以前関わった c m 監督に言われた。でもジャズがあるときに来ようっと。深夜に独りになったら、嫌だから。
バッグを忘れたと思った場所へ。人がたくさんいてほっとする。夜景を観た後、コンビニに行く途中珍しく日本人男性の二人組を発見。ダンスを観てくれると言う。脱ぎ出すと、びっくりされる。「まさかストリップじゃないよね?ここでは...」「準備してるだけよ。じゃあ、向こうに行くわ」衝立の向こうへ。 彼女がジャズダンサーと言うから、興味あるみたい。「撮っていい?」「どうぞ」アラブのが良いと言うので、エジプトの曲。‘ 終わってから、YOUTUBERだというお仕事について聞く。わたしの心配事を打ち明けると、論理的な答えを返してくれた。「君のほうから持ち掛けたんなら、大丈夫だよ。」と。旅立つと言うので、「向こうから話しかけてくる女性について行っちゃ駄目よ。」と言うと、「君、話しかけてきたじゃない?!」と言われた。
コンビニでタイヌードル、美味しい。'