①2020年11月6日
②2020年11月18日更新
③2020年11月21日更新
④2020年11月23日更新
⑤2020年12月5日更新
(2020年11月6日分)
ここ最近、再びコロナ新規感染者が増減しながら
徐々に増加傾向に向かっている様です。
普段マスクしている人でも感染しているのは変わらず、
これ以上どうしたら良いか解らないと思っている人も居るでしょう。
ずっと前から云っておりますが、マスクしていても感染するのは、
空気感染、飛沫感染よりも接触感染に気をつける必要がある、
という事です。
例えば、スーパーコンピューター富岳が計算して導き出し、
シュミュレーション映像が公開されていますが、
感染する人の殆どは、無症状感染者から感染していると思われ、
咳やクシャミが無いからシュミュレーションの通にはならない。
普通の飛沫ではその飛沫量も大した事は無いので、
飛沫を間接的に吸う事で感染、所謂空気感染の可能性は低いと思います。
むしろ、飛沫が付着した物を触った自らの手がウイルスを拾い集め、
その手から感染する可能性の方が高いでしょう。
これからの季節は咳、クシャミで感染する可能性は出てくるものの、
夏期はそういう経緯で感染していない事が明らかであるので、
むしろ間節接触感染の可能性を警戒する方が現実的であると
再度云って於きます。
マスクは不用だとは云いませんが、
マスクが必要な場合と必ずしも必要ではない場合の区別をした方が良い。
夏場に自転車に乗ってだだっ広い農道を走っているのを見たが、
そこまでする意味は何だろうか?と思う。
マスクをすれば良いという程度の感覚で行動していると、
それ以外の注意点を見逃してしまいやすい。
マスクよりも接触感染に注意するべき。
とはいえ、やたらと消毒するのも意味が無い。
例えば自分しか触らない物をやたらと消毒しても意味がありません。
他者と接触する際にウイルスを媒介する可能性のある物を
消毒する事に意味があります。
無駄な事を沢山やっていたら、
遣る事が多すぎて見落とす事も出てくるでしょう。
自分で論理的に考えて判断しろといっても無理だろうし、
無駄な努力を延々と続けて、しんどいだろうなと思うけれど、
状況はこのまま続くだろうと思います。
外出自粛要請しない状況で、
一日の新規感染者が3000人を超えなければ、
感染が低く抑えられていると云って良いかなと思います。
重篤でなくても、感染者に後遺症が残る可能性がある
という専門家の話も聞きますが、
「道を歩いていたら車に轢かれる」と思えば外には出られない。
恐れていたら何も出来ないとしか云い様が無いでしょう。
常にマスクしていなければ、
それなりに距離感等考えて行動出来るけれど、
普段マスクしている事で、
逆に見落としている事があるのだろうと私は見ています。
(2020年11月18日分)
殺人を犯した犯人が警察署に出頭して来て、
警察署の入り口で手指消毒した。
それは良いが、問題はその後、キャリーバッグを曳いて中に入った。
手指消毒しても、それ以前に持っていたキャリーバッグは?
この手の事は皆が普通にやってしまっている。
そこかしこで消毒しても、手が荒れて余計に感染しやすくなるだけ。
マスクの着け方も適当になってきているし。
感染を恐れている様で、実は遣っている対策は意味ない事が多い。
扨、書くかどうか迷っていたけれど、
思い切って書いてみる。
コロナ感染者拡大の波は3ヶ月周期の様だ。
理由は3ヶ月もすると緊張感が続かなくなるから、
自粛も出来なくなるし、感染者も多少落ち着いてくるから、
じっとしていられなくなる。
それが3ヶ月。
①4~6月
②7~9月
③10~12月
④1~3月
感染が増え始める1ヶ月目。
感染がピークになる2ヶ月目
感染が落ち落ち着いてくる3ヶ月目。
つまり、次のピークは1月後半から2月頃だと思う。
但し、クリスマスと年末年始にどういう動きをするかで、
もしかしたら、9月の様には落ち着かないで再拡大の可能性もある。
(朝日新聞デジタル)
新型コロナウイルスの感染が急拡大していることについて、日本医師会の中川俊男会長は18日の会見で、政府の旅行支援策「Go To トラベル」が「きっかけになったことは間違いない」との見解を示した。 【写真】一方、加藤官房長官「県をまたいだ移動について一律に自粛を要請する必要があるとは考えていない」と述べた 中川氏は感染拡大とトラベル事業との関連性を問われ、「『Go To トラベル』自体から感染者が急増したというエビデンス(根拠)はなかなかはっきりしないが、きっかけになったことは間違いないと私は思っている。感染者が増えたタイミングを考えると関与は十分しているだろう」と話した。 東京都でこの日過去最多の493人の感染者が確認されたことについては、「第1波や第2波と違って若年者主体ではなく、中高年の割合が増えている」と懸念を表明。「コロナ慣れしないでください。甘く見ないでください」と国民に呼びかけ、今週末の3連休は「秋の我慢の3連休としてください」と訴えた。
切掛というのは便利な言葉で、直接原因でなくても、
外出自粛の後では外出しようという機運をつくる切掛にはなった。
それを否定する事は出来ないのだから、間違いではない。
しかし、この場合、「GoToが原因だ」と言いたい気持ちがミエミエ。
外出自粛は心理的にも経済的にも愚策だと思う。
國が何を対策しようが、個人が自己防衛する以上の対策は出来ない。
GoToイートで4人以下と制限しても、
複数予約して現地で集合すれば意味は無い。
結局は個人の自覚ある行動以上の対策はあり得ない。
(2020年11月21日分)
新型コロナの感染状況については、新規感染者数が過去最多になるなど、最大限の警戒状況が続いております。昨日開催をされた新型コロナ分科会からは、医療への負荷を過大にしないためにも、短期間に集中して感染リスクの高い状況に焦点を絞った対策を行うべきだとのご提言をいただきました。 その提言を踏まえ、これまでの知見に基づく効果的な対策を迅速に実行します。対策の柱は感染拡大防止に向けた対策の強化です。感染拡大が一定レベルに達した地域ではその状況を考慮し、都道府県知事と連携し、より強い措置を講じます。 具体的には、「Go To トラベル」事業については、感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入します。「Go To イート」事業については、食事券の新規発行の一時停止やポイント利用を控えることについて検討を要請します。また各都道府県が飲食店に対し、営業短縮などを要請する際、地方創生臨時交付金の500億円の追加配分により、支援する態勢をとっております。 さらに、重症者の発生を可能な限り食い止め、国民の命を守るために、医療施設や介護施設等において陽性者が確認された場合には入所者、従事者全員に、直ちに国の費用負担で検査を実施します。 各大臣におかれては国民の命と暮らしを守るために自治体と緊密に連携しながら、これらの対策に全力で当たっていただきたいと思います。感染拡大が続く中、社会・経済活動に対し、さらに、いっそう、一段の強い対策を講じる事態を回避するためにも、国民のみなさんのご協力が不可欠であります。改めて、科学的にも効果が実証されている会食時を含めたマスクの着用、手洗い、3密の回避、基本的な感染対策の徹底をよろしくお願い申し上げます。
以上
通訳すると、
「今まで通り基本GoTo有りき乍ら、対策は各自治体の管轄だから、都道府県の実情に沿って対策する事に、国としても柔軟に対応しますよ」
と言っているに過ぎない。
つまり、県知事が「一時GoToを停止したい」と言えば応じるというもの。
でもそれは、前からそういう対応だったので、
「見直し」という言葉を加えただけで、
こうも印象が変わってしまうものなのだろうか。
違うとしたら、
営業自粛には国家予算を投入して対応するという点等で
踏み込んでいるに過ぎず、GoToを全面的に止めるとは言っていない。
県知事の判断、要請次第という事では変わっていない。
何か方針転換した様に世間では思っている様な𠁅があるけれど、
実は何も方針は変わっていないと気付いている人が何人いるだろうか。
管さんの「柔軟に対応しますよ」アピールに過ぎない。
敢えて云うなら、「見直し」とは、
「GoToは止められないだろう」から「一部止めなきゃならなくなるのは仕方ない」に管さん自身の気持ちが見直されたという意味だろうと思う。
これを云うのは躊躇していたが、
このままでは店を続けられないと思っている人は、
すぐ店を閉めた方が良い。
本当は4月時点ですぐ閉めた方が良かった。
「おんまく寿司」というチェーン店が廃業した時、
その方が良いだろうと思っていた。
さっと見切りをつければ傷は浅く済むが、
そのままの状態でも何とか維持出来る方策が無いまま、
だらだら続ければダメージが大きくなるばかり。
ワクチンが出来ても、全員に行き渡るまでまだまだ先の話。
加えて3ヶ月程度しか効果が無いのなら、全然足りない。
今よりマシにはなっても、感染リスクは無くなるわけではない。
感染者は出続ける。
そんな状況で数年やっていけるだけの体力が無いなら閉めた方が良い。
選手だけでも感染対策すれば、オリンピックは開催できるが、
コロナに打ち勝つ程の状況にはならない。
必要なのはワクチンではなく、有効な特効薬だ。
(2020年11月23日分)
世間ではGoTo中断有りきで考えているから、
管さんの遣っていることが理解出来ないみたいだ。
政府はずっと同じ言葉を繰り返しているが、
本当に中断する気があるなら、今すぐ中断するだろう。
結論を引き延ばしている内に感染者数が頭打ちになってくれないか
時間稼ぎしている様に見える。
GoToを中断したところで、
恐れて外出自粛しようとする者と、
「周りで感染した者も居ないし、自粛ばっかりやってられるか!」と
開き直る者の二極化が進んでいるという。
GoToがコロナ感染の直接的原因とは断定出来ない状況に於いて、
GoToが有ろうが無かろうが、
自粛のストレスに我慢が出来なくなってきている。
感染しても大したことないと考えている者は多い。
危機感は以前より遙かに下がっている様に思う。
行動内容を見ていても、
言う程には危機感を持っているとは思えない。
ただ形式的な事を繰り返して自己満足しているだけ。
管さんは、もう少し堪えていたら新規感染者は減ってくるだろう
と考えているはずだ。
(2020年12月5日更新)読売新聞オンライン 12/4(金) 21:19配信
「死者が過去最多の45人、感染者は2442人確認」
国内の新型コロナウイルス感染者は4日、42都道府県と空港検疫で新たに2442人確認された。死者は北海道で13人、東京都で8人、大阪府と埼玉県で各5人など計45人で、最も多かった今月1日の41人を超えて過去最多となった。 厚生労働省によると、重症者は前日から8人増えて過去最多の505人となり、初めて500人を超えた。重症者数は、この1か月で約3倍に増えた。 東京都では449人の新規感染が判明し、1日当たりの感染者は3日ぶりに500人を下回った。 都によると、入院患者は1721人で、緊急事態宣言後で最も多かった8月11日の1710人を上回った。自宅療養者も1159人と最多を更新。重症者は前日から1人減の53人だった。感染経路別では、家庭内が86人で最も多かった。 沖縄県では、いずれも90歳以上の男性3人の死亡が確認された。病院や高齢者施設内で感染した可能性があるという。
一日の死者数45人が過去最多ということは、現在までのMAX値ということ。
一日平均だとグッと下がるという事を無視して、
1年間毎日45人亡くなったとする。
すると死者数は年間16425人になる。
昨年1年間の自殺者数は19959人でここ10年で減少傾向にあった。
今年8月頃には倒産する企業が相次いで、
自殺者が急増するのではないかと懸念されていたが、
10月単月で2153人 の自殺者が居て、急増してきていると思われる。
勿論、全てがコロナ関連では無いだろうが、
減少傾向にあった自殺者数が、ここに来て増加傾向にあるという事は、
コロナ不況の影響を否定できない事態だろう。
単純に下半期だけで前年比較すると、
1000人程度は増加していると見える。
減少傾向にあった筈なのに1000人増加するということは、
実際にはもっと多くの人がコロナ不況で自殺した可能性がある事が
推測出来る。
しかも、これは7月~10月の数字であるから、
年末までに更に増加傾向に向かう事は容易に推測出来る。
仮に4ヶ月で1000人が自殺したとして、年間換算だと3000人。
コロナ死者数は12月5日0時(速報値)時点で2305人。
参考に2018年のインフルエンザ死者数は3325人。
概算値としてはほぼ拮抗していると思われる。
この冬の感染対策次第で微妙な情況ではあるが、
専用の特効薬やワクチンが無い状況を考えれば
インフルエンザより小さい脅威と見るべきで、
低く抑えられていると考える。
コロナ関連の自殺者との比較でも3000人が判断の分岐点で、
コロナ感染死亡者が3000人でGoTo中止判断して、
結果5000人になっても低く抑えられたと考えるべきだと思う。
不況で自殺する者は来年はもっと出る可能性があるからだ。
今年の経済的損失は来年以後に確実に首を絞めにくる。
世論が自粛ムードに強く押し流されていっているが、
インフルエンザはそれ程重視されていないのを考えると、
過剰に反応し過ぎていると思う。
一日の全国の新規感染者が3000人を超えない様にするのが、
この状態で抑える目安かと思う。
しかし、政府がどんな対策を採ったとしても、
結局は個人の行動で効果が出たり、逆に感染拡大が加速するのであって、
GoToやったから感染拡大して、止めたら減少するという考えは、
結局は個人の自覚の問題を政策の問題に責任転嫁した甘えた考えでしか無い。
そういう甘えが感染を拡大させているという自覚が無いのが原因だろう。
医療関係者が言うのは、
現状がそういう流れになってしまっている事を指摘しているに過ぎず、
これは責められない。
ところが、煽動しているメディアは引き締める方向に
アナウンスするべきなのに政策の問題にしたがっている。
メディアには今しか見えない人材しか居ないのだろう。
勿論、管総理が世論の反発を恐れてハッキリ言えずに
奥歯にモノが挟まった様な云い方しかしない問題もあるが、
今経済を止めたら、
バブル崩壊どころではない大打撃に陥る。
・一日の全国新規感染者は3000人以下。
・コロナ感染での年間死者数3000人以下。
・コロナ関連での年間推定自殺者数3000人以下
この三つの目安のバランスを取るのが大事でしょう。
*こういう事を書く時には感情に流されずに冷静に状況を見る
というのが私の遣り方なので、
死者を数字としか見ていない様に見えるかもしれない。
しかし、どういう理由であれ、
不本意な死に方をする人は少ない方が良いという思いはあります。
*扨、医療関係者の劣悪な環境には心痛めるモノがありますが、
こういう事態になったら、
ボーナスをカットする理由にされない様にしないといけないけれど、
業界団体に尽力していただいて、
医療従事者に半期に一度、
一律100万円の特別給付をしても良いと思う。
マイナンバー制度があるんだから出来るでしょう。
加えてコロナ対応病院には、病床数に応じて医療設備・備品・消耗品の
無償提供等で支援をするとか、具体的に経済支援は必要でしょう。