”思想的な事を書き留めてみる頁”という
カテゴリーを始めた理由のひとつに、
「この世の一般的な人生観だけでは説明できないモノがある」
という問題をどう解決するかという課題がありました。
非情な事を云いますが、
それはこの世の人生観のみで見れば、
という但書を付けて於きます。
今の段階では、多少多めに説明したところで
納得が得られる様な説明にはならないでしょう。
以前、「白熱教室」(YouTube)というのがありました。
その中で、「AかBのどちらかしか助けられないけれど、
どちらを助けますか?」などという究極の選択があったと思います。
この教授の問題提起の屁理屈さ、自分の意見は示さない遣り方に
苛立ちを覚えたものです。
朝日新聞デジタル(リンク)
新型コロナウイルスの国内感染者は、10日午後8時半現在で新たに2970人が確認された。9日の2810人を上回り、2日連続で過去最多を更新。1日当たりの新規感染者は8都県で過去最多となった。厚生労働省によると、9日時点の重症者は543人で前日より12人減ったものの、過去2番目の高水準で推移。死者は25人増えた。
いよいよ目安にしていた一日新規感染者3000人に迫ってきました。
若年中心に、「自粛自粛ってやってられるか!」という人が増えている為、
此の先を考える必要があります。
というより、4月頃には考えていた事ではあるけれど、
来月になったら、無理に方向転換しても、
どちらも救えない情況になる可能性があります。
ところで、
以前「集団免疫が出来ているから第二波は来ない」(YouTube)
という主張をしていた人が居ました。
是については、
集団免疫(7割以上感染済)が出来ているとは思わなかったから、
全面的に信じていたわけでは無かったものの、
其内そうなっていくのだったら良いだろうと思っていました。
現実は、予想外に日本人が頑張って感染していない様で、
これは計算外だったんだろうと思います。
なので今、若者中心に集団免疫を獲得しに向かっていると思えば、
GoTo継続もアリなのかなという考え方も出来るのでしょう。
後遺症の問題や医療崩壊の問題などもあり、
影響が少ないとは云えないですが、
何を選択しようが、
必ず誰かが犠牲になる事は避けられません。
そして、これは大学の授業や討論会ではなく、
何れかを決断しなければならない現実です。
A:多くは60歳以上と思われるコロナ死亡者を出さない様に経済活動に制限をかける。
B:多くは60歳未満と思われる、経済困窮での自殺者を出さない様に経済活動を継続する。
今後も国の経済を支えるべき若者を救うべきか、
今迄国の経済を支えてきてくれた人を救うべきか、
これは日本社会への壮大な課題です。
少子高齢化が謂われて久しい中で世界人口も70億人を超え、
このままでは食料不足に陥るなどと言われたりもしている今、
世界的な”間引き”が行われている気がしてなりません。
人類史の中でも、災害、疫病、戦争によって
人口が大幅に減少するケースは度々繰り返されてきたのは事実。
それは偶然に起こっているわけではなく、
地球単位での調整機能が働いていると私は見ています。
スウェーデンの高校生が地球温暖化の事で吠えていますが、
地球自体が温暖化と寒冷化を繰り返してきた事が知られており、
人間より周期は長いけれども、地球の体温も変化しているのだから、
二酸化炭素の排出量を云々したところで、
気温が上がるときは上がる、下がるときは下がる、それだけのことです。
コロナウイルスも人口を調整する機能として働いているに過ぎない。
究極の選択が迫られているのは、
どちらが死んでも人口を調整(減らす)という目的は果たせるという事です。
若年層が死ぬべきなのか、高齢者がしぬべきなのか。
輪廻転生の大きな世界観からすれば、
死んでも其後の”つづく”が用意されているのだから、
何も悲観する必要はなく、
むしろこの世の制限された世界より自由度の高い世界に還れるのだから、
我先に逝きたがるべきところです。(但自殺は許されていない)
無理に寿命を延ばしたがるからオカシな事になるのであって、
60~70歳前後で生涯を閉じれば、
人生で与えられた大概の課題に対する何らかの結果は出ているはず。
後はあの世に還って採点結果を聞き、
自分の所属すべき世界に往くべきです。
もっとも、そこが天国なのか地獄なのかは本人次第。
来年以後、どちらに生き残ってもらった方が社会経済を立て直し易いか。
その基準で選ぶのが政治的判断だろうと思うわけです。
従って、
管総理がどこまで堪えてこのままの政策を維持出来るか、
これが来年以後、日本が衰退の一途を辿るのか、
それとも復活を遂げるのか、試金石になるでしょう。
バブル崩壊後の様な緩い事では復活は難しく、
東南アジアに経済の中心が移っていくだろうと思います。
*私は管政権を支持しているわけではないけれど、
ここまで来たら管総理は悪役に徹するべきだと考えます。
中途半端に方向転換すると自民党に深いダメージを与えるでしょう。