けんいちの読みもの

好きなものについて書きたいことを書きます

雑談⑤。

2020-05-04 16:30:00 | 雑談
将棋の羽生善治九段の言葉でぐさりと刺さったものがあったのでメモがわりに。

要点はこうです。

自分の心の状態を測るのにいい「リトマス試験紙」のようなものがある。
『頑張ってください』とよく言われることがあるが、この言葉で素直に「ありがとうございます」と思えればいい状態。
逆に、「言われなくても頑張ってるよ」と少しイラっとしてしまうのはあまりよくない状態。
しかし、喜怒哀楽があるのは仕方がないことなので、調子が良くないときは諦めて時間が解決してくれるのを待つ。

なるほどなー、と思います。


雑談④。報道ってさあ。

2020-04-09 17:00:00 | 雑談
連日新型コロナウイルス関連の報道がされているわけですが。

日本の報道はとにかく「恐怖を煽る」ということに終始しているように思えるので、ちょっと何とかしてもらいたいです。

緊急事態宣言が出された日本ですが、4/8現在の感染者数は約4100名です。

ご承知の方も多いと思いますが、ここでいう「感染者数」というのは累計の数値です。1月から始まった感染を全てカウントしているので、当たり前の話ですが、ずっと増えていきます。どんどん回復していっても、この数値は増えていくことになります。

「4100」という数字のうち、退院した方は約600名で、死亡者が約80名。さらに、ここには無症状の方も含まれています
それらを引くと出てくるのが「患者数」。
患者数は約2700名で、現在コロナウイルスで身体の不調が出ている方の数になります。
(無症状の人も含めた感染者数を調べることは、感染経路を調べるためには重要ではありましたが)

とにかく、日本の報道は「累計の感染者数」しか出していない。
このことで少なからず国民の恐怖心が増幅されているのではないでしょうか。

東洋経済オンラインさんの出されている統計がとても良心的に作られていると思いますので、おすすめしておきますw
新規感染者数を見ていくことで、「感染が拡大しているかどうか」を評価することができます。


次に、感染者数が4100ということですが、何千、と聞くと「多いなあ」と感じるわけですが、これがどれくらい多いのか、ということも考えてみないといけません。

そこで諸外国との比較をするわけです。

感染者数TOP3(4/8時点)+日本
アメリカ合衆国 約39万2000人(人口約3億2000万人)
スペイン    約14万0000人(人口約  4600万人)
イタリア    約13万5000人(人口約  6000万人)
~~~
日本      約  4100人(人口約1億2000万人)

はい、日本とは桁が違います。これは大変な差です。
この他でもヨーロッパ各国は10万人近い感染者が出ています。
当然ながら感染者の数は人口の多さ(人口密度も関係がありそうです)と比例関係があると考えられるので、人口も参考にしてください。

日本の感染者数はイタリアの30分の1足らずに過ぎませんが、日本の人口はイタリアの2倍です。


増加スピードを見ても、現時点では欧米諸国と大きな開きがある、ということは知っておかなければならない事実です。
また、このデータを見る限り、今の日本についてコロナウイルスが「蔓延」と表現するのは、かなり違和感を覚えます。


「感染者数が少ないのは、検査の件数が少ないからだ」

という指摘もあると思います。確かに日本は検査件数が少ないです。ここは諸外国との比較をするうえで注意すべきポイントです。

そこで、死者の数に注目してみます。
さすがに死者の数はチェック漏れは少ない、と思われるからです。

日本のコロナウイルスによる死者は81名(4/8時点)。

諸外国を見てみます。

死者数TOP3(4/8時点)+日本
イタリア     約1万7000人
スペイン     約1万3000人
アメリカ合衆国  約1万2000人
~~~
日本           81人


異常です。異常なくらいに日本は少ないのです。
フランス約1万人、イギリス約6000人という死者数を見ても、現在の日本がいかに死者が諸外国と比べて少ないか、感じていただけるのではないでしょうか。
(ドイツは10万人以上の感染者がいるにもかかわらず、死者は約2000人と低く抑えられています。日本が参考にすべき点があるかも知れません。)


次に、死者が81人という事態がどういったレベルのものなのか、考えてみます。

例えば、正月に餅を喉に詰まらせて亡くなる方。
これ、何と、約1300人(!)だそうです。

交通事故の死者は約3000人。

何言ってんだ、これは事故でなくて人から人へうつっていく感染症だろ、と言われそうなので、身近な感染症でいきましょう。
まずインフルエンザは、毎年のように約3000人が亡くなります。
さらに、インフルエンザから発展した肺炎という見方をすると、約1万人が亡くなっています。

インフルエンザの「流行」については報道されることがありますし、注意を呼び掛けられることもあるとは思います。
しかし、今回のコロナウイルスの報道のような「速報です、本日、感染者数が〇〇人を超えました」のような報道はされません。

新型コロナウイルスの感染に注意しなければならないのは、間違いないです。
しかし、怖がってパニックになったり、冷静さを欠いた行動をとったり(買い占めとか買い占めとか買い占めとか)するのは避けたいです。



中央日報さんのこの記事のICUについての記述とか。

「人口10万人あたり5床」が少ないと書いてますが、人口はドイツ、イタリアに比べて日本の方が多く、逆に感染者数は(もちろん重症者の数も)日本が断然少ないので、単純に言うことはできないんじゃないかなー、とは思います。

命を落とさないために、免疫力を高く保つことが重要なことだと思うので、報道には妙な不安を煽ってほしくない、と強く思います。



雑談③。私をつくっているもの

2020-03-30 21:30:00 | 雑談
小さい頃から好きだった志村けんさんが亡くなりました。

子どもの頃「けんちゃん」と呼ばれていた自分にとって、テレビの中で同じ呼ばれ方をしている人が、みんなから好かれているのが嬉しく、なぜか誇らしくもありました。

「加トちゃんケンちゃん」「だいじょうぶだぁ」で育ったと言っても過言ではありません。

いしのようこさんとの夫婦役、二人は本当の夫婦ではないことは分かっていましたが、テレビの中の「けんちゃん」に感情移入した自分は、いつも間にかいしのようこさんを好きになっていったものでした。



「コロナのせいで」という言い方などは必要以上に私たちの感情や行動を揺るがしそうなので、危険だとすら思えます。

今はただ、スーパースターであり、自分の一部をつくってくれた人が旅立たれたことを寂しく思います。



ーーー

「熱が出ても2~3日は家で安静に」

「コロナの疑いがあっても病院では診察できません。政府の指針に沿って保健所へ」

「医師会は感染のリスクがあるので診察を拒否」

とりあえず今の日本はどうかしている。

私たちはもっとそこに目を向けるべき。

雑談② 新型コロナウィルスってさあ。

2020-03-06 05:00:00 | 雑談
日本全国に激震が走っている新型コロナウィルスによる感染症の騒動。
3/2からは政府による全国一斉休校がアナウンスされ、各方面に余波が及んでいることでしょう。

現在新型コロナウィルスは日本全国で1000人以上(3/5時点)の感染者がおり、12人が死亡しています。


感染症といえばインフルエンザが一番身近だと思いますが、インフルエンザって、いったいどれくらいの感染者がいるのでしょうか。

・・・と、調べてみると、年間で1000万人を超える年もあり、流行の時期である1月、2月が大半を占めています。

さらにインフルエンザは昨年1月、2月で2700人余りが亡くなっているのだそうです。


◆コロナ
感染者 1000人ちょい
死者  10人ちょい

◆インフルエンザ
感染者 数百万人
死者  2000人以上


・・・この差よ。

今、これで全国の小中高校が休校になっているわけですね。

インフルエンザ等は流行すると、学級閉鎖や休校となるケースがありますが、全体の20%(40人のクラスだと8人ぐらいですね)の感染者が出た場合にそれらの措置が取られることになっています。

インフルエンザと比較してコロナウィルスの方が致死率が高い、ということもあって現在の措置が取られているのでしょうけど、個人的にはちょっと騒ぎすぎのような気がします。
WHOもコロナはインフルほど感染力は高くないが、致死率はインフルよりも高い、としていますね。

逆にこれだけ政府が騒ぐというのは何か理由があるのではないか?とさえ思います。おそらく東京五輪もその理由の一つなのかなあ。

というか、これだけコロナ騒ぐんならみんなもっとインフルにも気を付けたほうがいいんじゃね、というのが率直な感想ですねーw

とにかく感染された方の一日も早い回復と、みなさまの日常が戻ることを願う次第です。


今日はこの辺で。

雑談①

2020-02-28 17:00:00 | 雑談
漫画界では不朽の名作、スラムダンク。
バスケットボールを通して成長する主人公桜木花道の姿を描き、胸が熱くなるシーンがいくつもあります。

その中でも最も有名なシーンはこれでしょうか。





安西先生の代名詞とも言えるこのセリフ。
世代を超えて、幅広く知られているのではないでしょうか。

作者の井上雄彦さんの思いが詰まった作品とも言えると思いますが、わたくしは同じ井上さんの作品で「バガボンド」が好きです。

こちらの主人公は宮本武蔵。
武蔵は様々な強敵との斬り合いを制していく中で果てしなく強く成長します。その中で京の吉岡一門の恨みをかい、総勢70人の門弟との決闘(と言えるのか?w)で、脚に大きな傷を負ってしまいます。
医者に「二度と剣を握れなくなる」とまで言われる武蔵ですが、どうしても剣の道に戻ることを望みます。

そこで武蔵に対して仏師が言った言葉がこれ。








面白いですね~。
井上雄彦さんのセルフオマージュだと思いますが、とても深いセリフに感じます。これをどのように捉えるか。作者の年月の経過による心境の変化、というよりは、何でもかんでも諦めず頑張ればよい、というものでもない人生の難しさ、複雑さがにじんだ言葉のように思います。
決して安西先生のセリフが否定される、というわけではないと思うんですよね。また、この仏師が気力に乏しく凡庸な人であることの描写をするためにこのセリフを言わせているわけでもないと思います。

バガボンドは剣豪・宮本武蔵を描きながら、読んでいるといつも気持ちの持ち方や物事の捉え方を考えさせられるマンガです。



今日はこのへんで。