けんいちの読みもの

好きなものについて書きたいことを書きます

雑談③。私をつくっているもの

2020-03-30 21:30:00 | 雑談
小さい頃から好きだった志村けんさんが亡くなりました。

子どもの頃「けんちゃん」と呼ばれていた自分にとって、テレビの中で同じ呼ばれ方をしている人が、みんなから好かれているのが嬉しく、なぜか誇らしくもありました。

「加トちゃんケンちゃん」「だいじょうぶだぁ」で育ったと言っても過言ではありません。

いしのようこさんとの夫婦役、二人は本当の夫婦ではないことは分かっていましたが、テレビの中の「けんちゃん」に感情移入した自分は、いつも間にかいしのようこさんを好きになっていったものでした。



「コロナのせいで」という言い方などは必要以上に私たちの感情や行動を揺るがしそうなので、危険だとすら思えます。

今はただ、スーパースターであり、自分の一部をつくってくれた人が旅立たれたことを寂しく思います。



ーーー

「熱が出ても2~3日は家で安静に」

「コロナの疑いがあっても病院では診察できません。政府の指針に沿って保健所へ」

「医師会は感染のリスクがあるので診察を拒否」

とりあえず今の日本はどうかしている。

私たちはもっとそこに目を向けるべき。

●結果追記●高松宮記念

2020-03-29 14:00:00 | 競馬予想
高松宮記念
◎グランアレグリア(2着)
◯ダイアトニック(3着)
▲タワーオブロンドン(12着)
△ダノンスマッシュ(10着)
×セイウンコウセイ(7着)

基本内枠の好位から競馬した馬が有利なレース。道悪がどのくらい影響するかですが、午前中のレースを見る限り内もそこまで荒れているわけではなさそうです。少なくとも外差し馬場までは行かないでしょう。
◎は普通ですがグランアレグリア。阪神Cの強さはちょっと異常でしたね。ディープ産駒で道悪は気になるところですが、暮れの阪神であの競馬なら少なくとも道悪が敗因にはならないでしょう。ただし問題は追走で、初の1200がどうかだけですかね。
◯はダイアトニック。阪急杯は降着になりましたが、抜けてくる脚は速かったです。いい枠が当たっていることと、好位から進められそうなロードカナロア産駒ということで。
▲タワーオブロンドンは叩いて良くなるタイプなのでオーシャンSでのダノンスマッシュとの差は逆転可能かなと。
△ダノンスマッシュは力だけならG1級ですが、スタートで後手を踏んだり、どうしても細かいところで注文が付く馬。前走の競馬では勝ちきれないのでは、と思っています。今回その辺りが修正されるかどうかですね。
×セイウンコウセイは中京1200にツボを持っている馬。スタートも速く、まだまだ力は健在です。



中山競馬は何と中止!

ということで阪神。


阪神11R六甲S
◎クライムメジャー(9着)
◯サトノアーサー(2着)
▲キョウヘイ(4着)
△スウィングビート(5着)

稍重の1600なんて、何か起こりそうでワクワクしますねw


それでは皆さま、グッドラックです!

●結果追記●日経賞・毎日杯

2020-03-28 14:00:00 | 競馬予想
日経賞
◎レッドレオン(7着)
◯ウインイクシード(8着)
▲サンアップルトン(4着)
△ソウルスターリング(13着)
×ミッキースワロー(1着)
×エタリオウ(6着)

当然、力ならミッキースワローやエタリオウになりますが、有馬記念の舞台でもある中山2500は紛れも多いコース。スローで内からピュッと抜けて来そうなレッドレオンを◎とします。


毎日杯
◎アルジャンナ(2着)
◯ストーンリッジ(6着)

阪神1800は上がりの速い決着になりやすく、ディープ天国。だからこういうメンバー(ディープだらけ)になるとわかんないんですよねーw
◎アルジャンナは力的には上だろうと思っているので、相手は絞るしかないですが、ストーンリッジにします。クロウキャニオンの仔は3歳春の重賞でよく連対しています。


それでは皆さまグッドラックです!

【名馬物語】第6回 キングヘイロー

2020-03-26 17:00:00 | 名馬物語
今年の高松宮記念はドバイWCの延期(中止)によって、直前の乗り替わりが発生するようですが、高松宮記念で思い出す一頭としては、キングヘイローが印象深いです。


[世界的な良血馬]

父ダンシングブレーヴ 母グッバイヘイロー(母の父Halo)
栗東・坂口正大厩舎 牡 鹿毛

キングヘイローの母、グッバイヘイローはアメリカでG1を7勝した名牝で、父のダンシングブレーヴは「1980年代のヨーロッパ最強馬」とも評され、凱旋門賞を圧倒的な末脚で制した馬でした。
そんな超のつく良血馬だったので、今考えると日本で走ることだけでも驚きです。

注目されたキングヘイローのデビューは、まず武豊騎手に騎乗依頼があったそうです。しかし予定が合わなかったため、たまたまその場にいたデビュー2年目の福永祐一騎手が騎乗することになります。

福永祐一騎手の父は、元騎手で「天才ジョッキー」と呼ばれたものの、落馬事故により引退を余儀なくされた福永洋一氏。その息子である祐一騎手は初騎乗から2連勝という華々しいデビューを飾り、当時の若手騎手でも注目の存在でした。

いわば「良血」どうしのコンビが誕生し、新馬戦、黄菊賞を快勝。東スポ杯3歳Sではレコード勝ちし、クラシックの最有力候補として名乗りを上げました。
福永騎手はこれが重賞初制覇。1.4倍の支持をうけたラジオたんぱ杯ではロードアックスに敗れ2着としますが、それでもスタージョッキー候補と良血馬のコンビに対して、「クラシック最有力」という評価は揺るぎませんでした。


[3強と呼ばれたクラシック]

年明け初戦は弥生賞を選択し、ここでも1番人気に押されますが、きさらぎ賞勝ちのスペシャルウィークが豪快に差し切り勝ちを収めます。キングヘイローは動きが鈍く、逃げたセイウンスカイも捉えることができず3着に敗れてしまいます。
この結果によりクラシックは「3強」と言われ、中でもスペシャルウィークが少し抜けている、という評価に変わりました。

キングヘイローにとって正念場となった皐月賞では、セイウンスカイが横山典騎手に乗り替わり、グリーンベルトで絶妙の逃げ。1番人気のスペシャルウィークは大外18番に入り、馬場の荒れた外を通ることになりました。
結果はセイウンスカイが逃げ切り、キングヘイローは2着。スペシャルウィークは3着に敗れたものの、「負けてなお強し」の印象を与えました。

セイウンスカイに距離の不安が囁かれたこともあり、二冠目のダービーではスペシャルウィークが1番人気。キングヘイローは2番人気に押されました。
福永祐一騎手はデビュー3年目でダービー初騎乗。それも2番人気に騎乗となるとプレッシャーはとんでもないものだったと思います。本人は「頭の中が真っ白になった」と回顧しています。
かくして、キングヘイローはスタートからハナを切り、暴走気味にハイペースで逃げる展開となったのです。
結果は直線でスペシャルウィークが突き抜けて圧勝。武豊騎手に初めてのダービー制覇をもたらしました。セイウンスカイは番手からの競馬を強いられて4着。キングヘイローは14着に大敗してしまいます。
福永騎手にとっては苦いダービー初騎乗となり、キングヘイローは「3強」の中でただ1頭、無冠で春を終えることになりました。

当時の菊花賞は11月の上旬に行われ、9月神戸新聞杯→10月京都新聞杯と2戦して本番に向かうことも可能な番組編成になっていました。
神戸新聞杯では鞍上を岡部幸雄騎手にスイッチして臨みましたが3着。ダービー馬スペシャルウィークが出走してきた京都新聞杯では再び福永騎手に手綱が戻ります。
直線では2頭が激しいデッドヒートを繰り広げますが、2着。

↑直線で福永騎手は叫びながら追っていたそうです。2頭の叩き合いがめっちゃカッコいい!

最後の一冠、菊花賞はセイウンスカイの鮮やかな逃げ切りに終わり、キングヘイローは5着。古馬に挑んだ有馬記念でも6着に終わり、G1勝ちのないまま3歳時を終えます。


[転機・乗り替わりと距離短縮]

古馬となったキングヘイローは鞍上を柴田善臣騎手に変え、さらに1600mの東京新聞杯に出走しました。新馬戦以来のマイル戦でしたが、見事に圧勝。
さらに中山記念も快勝して、一躍マイル~中距離路線の主役候補として名乗りを上げます。
しかし安田記念11着、宝塚記念8着といいところが無く、毎日王冠、秋の天皇賞でもそれぞれ5、7着に敗れてしまいます。

キングヘイローはマイルCSに出走を決めますが、ここで福永騎手にもう一度チャンスが巡ってきます。福永騎手はこのレースに頭を丸めて臨む気合いの入れ様でしたが、その年の安田記念の勝ち馬エアジハードの前に敗れ、無念の2着に終わります。
暮れのスプリンターズSでも福永騎手とのコンビは継続されましたが、初のスプリント戦でスタートから置かれ気味になり最後方。しかし直線では猛然と追い込んで3着まで食い込み、1200mへの適性を感じさせる結果となりました。


[無冠のキング]

年が明けてダートに目を向けた陣営はフェブラリーSに出走します。母グッバイヘイローという血統背景から、1番人気に押されたが、内枠で砂を被ったためか大敗に終わります。
「何としてもキングヘイローにG1を取らせたい」という陣営の熱意は、レース選択を見てもひしひしと伝わってくるものでした。

再びスプリント戦に戻った高松宮記念は、スプリンターズSで後塵を拝したブラックホーク、アグネスワールドが1、2番人気。柴田善臣が騎乗したキングヘイローは4番人気となりました。


スプリンターズSの時と違ったのは、キングヘイローがスタート後にそれほど置かれなかったこと。
アグネスワールドが好位から抜け出すところに、外からブラックホークが襲い掛かり、アグネスが振り切った瞬間内から伸びたのはディヴァインライト。鞍上は福永祐一騎手です。それらを大外からまとめて差し切ったのがキングヘイローでした。
悲願のG1制覇に、キングヘイローを管理する坂口調教師は人目をはばからず涙を流しました。また、福永騎手は「勝ったと思ったが、一番いてほしくない馬が前にいた」と語りました。

その後、6戦してキングヘイローが勝利を挙げることはできませんでしたが、引退・種牡馬入りして、オークス・秋華賞の2冠牝馬カワカミプリンセス、スプリントG1を2勝したローレルゲレイロ等を排出します。

[キングヘイローと福永祐一]

柴田善臣騎手の手腕により、キングヘイローがG1制覇を成し遂げたのは間違いありません。しかし、キングヘイローといえばやはり福永祐一なのです。

顔面蒼白で馬群に沈んだダービーから20年、トップジョッキーの一人となった福永騎手は、ワグネリアンを駆って2018年日本ダービーのゴール板を1着で駆け抜けました。

キングヘイローは2019年3月19日に老衰のため他界します。
その5日後に行われた高松宮記念で、福永祐一騎乗のミスターメロディが優勝。

馬と人の織り成すドラマは、競馬の一番の魅力だと感じます。


●結果追記●阪神大賞典・スプリングS

2020-03-22 11:00:00 | 競馬予想
阪神大賞典
◎キセキ(7着)
◯メイショウテンゲン(3着)
△ボスジラ(8着)

伝統のマラソンレース。
◎はこのメンバーでは負けられないキセキ。問題があるとすれば先手を取れなかった場合ですが、3000mあればリカバーは可能と見ます。
◯メイショウテンゲンはディープ産駒ですが上がりかかるレースでこその馬で、長距離戦の方が安定して走れそうです。
ユーキャンスマイルを消すのがこのレースの勝負で、モタれ癖があって左回りを中心に使われている馬。右回りでは重賞級の実績がまだ無いので、ここで走られたら、次から忘れるということでw


スプリングS
◎シルバーエース(6着)
◯アオイクレアトール(5着)
▲サクセッション(3着)
△ヴェルトライゼンデ(2着)
×ファルコニア(4着)

人気のヴェルトライゼンデの父ドリームジャーニーの産駒は、ステイゴールド系らしく上がりかかる舞台が向くイメージなので、ここで取りこぼすとしたら展開はスロー。前に行きそうなシルバーエースとアオイクレアトールから買いたいと思います。
ヴェルトライゼンデがスローなどお構い無しにぶったぎるようだと、ダービーが楽しみになりますが…


それでは皆さまグッドラックです!