3最牝馬ながら2400mを走るオークス。当然ながらその距離への対応力が問われるレースになると思います。
オークスで好走する馬の特徴は、「切れ味」を持っていることです。「瞬発力」とか単に「スピード」と言ってもいいかもしれません。2400なのにスピード?と思われるかもしれませんが、オークスの場合は3歳牝馬のみの争いになるため、ほとんどの馬が初距離になります。つまりみんなが距離への不安を抱えているレースになるわけです。そうなると当然スローペースになりやすく、上がりの速い競馬になります。
ここ5年のオークス勝ち馬の上がり3F
34.5 ラヴズオンリーユー
33.2 アーモンドアイ
34.1 ソウルスターリング
33.5 シンハライト
34.0 ミッキークイーン
(平均33.86)
ダービーの平均が34.08ですから、ダービーよりも速い上がりが求められると考えられます(ただし、昨年のオークスはペースが速く、ラストでスタミナも要求されるレースになっています)。
というわけで血統的には当然タメて切れるディープインパクト。また、ヨーロッパ系のスタミナ血統を持つ馬の活躍も目立ちます。
オークス
◎デアリングタクト(1着)
〇リリーピュアハート(9着)
▲デゼル(11着)
△クラヴァシュドール(15着)
ディープちゃうやんけ、と言われそうですがw
◎デアリングタクトは「理由:強いから」ですすみませんw
ただし、折り合い面がどうか、という不安はあると思います。ゆっくり出て、ゆっくり走ることができるかどうか。実力は1枚抜けていると思うので、後方から折り合って進めることができれば、決め手で上位には入ってくれるでしょう。ぶっ飛ぶとしたら前半かかってしまうパターンでしょうか。団子で大外回して差し損ね、というハープスターのパターンもありそうですが、そっちなら3着までには来れると思っています。
〇はリリーピュアハートです。忘れな草賞は道悪で切れ味を発揮できず勝てませんでしたが、この舞台で巻き返しを期待したいです。ディープ×ガリレオで血統的にはピッタリだと思います。
▲は同じくディープ×欧州系のデゼル。この馬は多くを語らなくても良いでしょう。
△はクラヴァシュドール。ハーツクライ産駒ですから距離延長はプラスだと思います。1・2着候補はここまで。
あとはヒモ穴として買いたい馬がいっぱいいて、大変ですw
ウインマイティー、ウインマリリンは忘れな草賞、フローラSをそれぞれ勝ってきています。スタミナを兼ね備えた血統ですから粘って3着、はありそう。しかし、このあたりの馬が「勝ちきる」となると、決め手不足になると思います。
アブレイズ、ホウオウピースフルも距離延長で力を発揮してきそうですが、やはり決め手に欠けるかなと。この辺も3着までかなあ。
反対にスピードはある程度証明していて、距離への対応がカギになってくるのはマジックキャッスル、マルターズディオサ、サンクテュエールでしょうか。しかし3頭ともマイル前後が主戦場に見えますね・・・
ミヤマザクラは距離延長自体はプラスでしょう。しかしディープですがミスパスカリの子はみんな、切れるというより持続力のタイプ。例年のオークスの流れは向かないのかなと思います。ズバリ4、5着候補w他が走らなかったら馬券圏内に来れるかな、というところでしょうか。
桜花賞3着のスマイルカナもディープですが、直線の短いコース向きのパワータイプだと思うのでここは見送りです。
それではみなさま、グッドラックです!
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