根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

傾山  10月23日(土)

2010年10月23日 23時09分25秒 | インポート

                傾 山            上畑コ-ス
         (雨のため 林道出合で引き返す)    

            曇りのち小雨          ※ 文字サイズは(大)が最適

(行程) 九折登山口(発7:45)→三ツ尾コ-ス分岐(着7:55)→
     カンカケ谷道標(着9:00)→林道出合(着9:50~発10:00)→
     九折登山口(着12:10)

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 祖母・傾の連なる深山を原生林と岩稜から派生する渓谷を歩き、岩壁を登
 高する祖母・傾に初心者ながら魅力を感ずる今日この頃である。
 ル-トの概略をガイドブック等で日夜読みふけっているが、まだまだ傾山の
 山体を総じて知らない。それ故、単独行では自信が持てないのが現状であ
 る。
 藤井さんに同行をお願いして2回目の傾山詣でとなる。

 今日の行程は、九折登山口(標高370m)から上畑コ-スで登り、三ツ尾コ
 -スに下山する予定であったが、カンカケ谷から九折林道出合
 (標高950m・概ね5合目)に出た所で小雨とガス模様となり、安全を期して
 登高を断念して引き返した。

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▼57号線から竹田市近郊から眺めるが祖母・傾は雲の中で全く見ることは出
 来ない。
 上畑集落付近からフロントガラスに小さな雨粒がパラパラと落ちてくる。
 登山口駐車場か眺める傾山も雲で遮られて見えない。取り敢えず「九折越」
 までを目指し出発することとした。

            次の4コマは 下山後に撮影  

 〔 駐車場脇の案内板〕         〔 九折登山口駐車場〕

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12:10 駐車場と隣接する登山者休憩舎の掲示板〕  〔鉱業所?稼動しているのか?〕

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            〔7:46 九折川 左岸を遡る〕

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▼登り始めは水路間脇の急勾配のコンクリト道を歩く。
 掴まるものが無いので、滑り易く危険度の高い登路である。此処を登り上が
 り、道標(三ツ尾・九折越分岐)に従い、右方向に(上畑コ-ス)取り付き樹
 林帯の中に入る。
 水音を聞きながら高低差の少ない横移動で渓谷沿いの左岸を快適に歩く。

7:55 石管水路脇のコンクリトの登路を振り返る〕  〔7:57 三ツ尾コ-スと九折越コ-スの分岐〕

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〔8:30 幾つもの沢を渉る〕       〔8:39 登路沿いに在る溶岩の空洞〕

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▼支尾根から派生する小渓谷の沢と小尾根を幾つか越えて往くと、ひときわ
 大きな水音が聞こえたので、登路から離れ、谷側に張り出した崖上に踏み
 入れると深い谷に落ちる立派な瀑布(茶神ノ滝?)が樹間から覗えた。
 えた。

〔8:47 樹林帯の登山道〕                 〔8:49 芥神ノ滝?〕

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▼瀑布から登路に戻り、更に進むと直ぐにカンカケ谷を示す道標がありカンカ
 ケ谷の河原に降りた。
 河原は流倒木が数多く横たわり往く手をはばかる。少々荒れた沢道には巨
 岩が居並びその間隙を通って左岸・右岸と蛇行を繰り返し、目印のテ-プを
 慎重に追って上流に遡る。

〔9:00 カンカケ谷入口の道標〕          〔9:01 カンカケ谷に降りる〕

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▼河原を歩くこと、10分位で右岸の尾根に取り付く。
 急傾斜の尾根道にはヒメシャラ・栂(ツガ)・ブナの原生林で喬木の森林帯と
 なっている。
 木の根に掴まったり、固定のロ-プや鎖・梯子などを経て、河原から離れて
 30分位で林道に至った。

〔9:29 標高800m付近の急傾斜〕            〔9:33 標高800m〕         

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▼道幅の広い林道には落葉が積もり、雰囲気の良い開放的な林道広場とな
 っている。

〔9:50 九折林道出合〕       〔9:51 林道から九折越へ取り付く鉄製の梯子

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▼頭上の喬木の葉っぱに「雨粒の落ちる音」がパタパタと聞こえ、ガスも立ち
 込めてきた。
 概ね5合目に位置する此処から前回、通り抜けた九折越(←クリック)までは
 「1時間弱で行けるが急登・・・」との説明を藤井さんから聞く。
 行きたい気持ちは一杯であるが、雨に遭ってカンカケ谷の河原は大丈夫
 か、ガスで道は迷わないか?等々をイメ-ジして危険回避を考慮して下山
 する事となった。

〔9:52 林道沿いの巨木〕       〔9:53 小雨の葉音とガスが巻く林道〕

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▼復路では標高800m付近で単独行の青年とすれ違い、またカンカケ谷の河
 原で一組の夫婦と出会う。
 夫婦は60歳前後と思われるが「河原で道に迷った・・・」と奥様が呟かれて
 いて、旦那さんは「帰りはギリギリの時間に下山する事となるでしょう」と言
 われていたが、この時間(10:35)から登って本当に大丈夫だろうかと疑問
 (夕暮れ前に下山できるかどうか)を思案する想いで夫婦の背中を見送っ
 た。

                            〔10:34 カンカケ谷の河原を    
〔10:18 登路より坊主尾根方面?を望む
〕        左岸・右岸と3~4回位、渡渉する〕                          
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▼私達もカンカケ谷で河原から左岸に取り付いて、登路に上がる地点を見失
 い、下流側に20m位通過していた。
 最後の目印テ-プの所まで戻り、次のテ-プを探し出して無事に谷から離
 れた次第であった。(危ない~アブナイ)

▼九折登山口には12:10分に下山し、九折林道への入口を確認して帰路に
 ついた。

〔10:37 カンカケ谷の河原                 〔12:30 九折林道     
  夫婦の背中を見送る〕                   入口看板前の曙草

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(2010.12.8日加筆)   

 

 

 

 

 

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