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根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

由布岳 5月14日(木)

2009年05月14日 22時08分39秒 | インポート

          由布岳(1584m)  正面登山口コース (大阪・「やっほの会」を迎えて)

                          快晴                                                   ※文字サイズは(大)が最適 

(行程) 正面登山口(9:30)→合野越(10:30)→マタエ(11:40)→
     西峰頂上(12:00)→マタエ(12:15~12:30)→
          東峰頂上(12:50~13:00)→マタエで昼食(13:20~14:00)→
    正面登山口へ下山(16:10)

〇D先輩の奥様の姉さんが所属する大阪・登山愛好会「やつほの会」
 の九州遠征に同行することとなった。
 F先輩の奥様と3人で待ち合わせ場所の由布岳登山口を目指した。
 「やつほの会」は既に到着されて、私達を30分位待っておられたよう
 であった。自己紹介を終えて直ぐに出発となる。

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▼由布岳は初めてであるが皆の声援で私が先頭を歩く事となった。
 正面登山口(780m)から伸びる緩やかなスロープの一本の道、
 溶岩弾が露出する緑の草原、その先に聳える山容は富士の姿であ
 る。
 昨年登った「伯耆富士・大山」(←クリック)と優劣つけがたい姿である。
 裾野から頂上まで一望出来て、踏み始めの登山道から観る
 「豊後富士」は、まさに九州の秀峰そのものであった。

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[登山口の案内板]                          [秀峰・豊後富士]

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▼関西汽船で今朝、別府港に着かれた皆様であったがワイワイガヤガヤ
 の元気な姿、登山は月2回の例会とのことで皆さんしっかりした足取
 りであった。
 なかでも、沈着冷静な歩きをされ、話題豊富な方で由布岳は2度目と
 おっしゃていた人(男)、頂上でお年を伺ったら84歳とのこと。精悍な
 顔つきで想像し難い若さであられた。敬服の至りである。

▼登山道は草原から樹林帯の美しい自然林の中を歩き、「合野越え」
 を過ぎると潅木の中のジグザク道となる。其処を過ぎると展望が開け
 眼下の由布盆地を終始眺めながら振り返りふり返りして登る。

▼「やつほの会」は東峰のみの登頂であるので、ある地点から皆と分
 かれて西峰を目指して単独で登りを急いだ。
 火山岩が散乱する急勾配のガレ場の登山道を息が上がるのを堪え
 て「マタエ(二又)」(標高1470m)に着く。

▼ここでザックをデポして西峰に向かう。急傾斜の岩場を越え、
 「障子戸」の絶壁を鎖に掴まりながら這い上がる。スリル満点のコース
 である。恐怖心もあるが、岩壁に覆いかぶさっているミヤマキリシマの群
 生は見応えがあるものであった。開花時には人混みで混雑するであろと思いながら15分で頂上に(標高1584m)上がる。 

[踏み始めの登山道]                        [マタエから西峰を望む]

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▼展望は360度の眺望である。遠望の九重連山は残念ながら霞んで
 いたが、眼下に広がる由布盆地、高度感を味合うこと、抜群の眺め
 である。
 東峰に辿る「お鉢巡りコース」にはミツバツヅジと思われる赤紫の花を伺
 う事が出来た。いずれの日かこのコースを踏破したいと決意して、
 早々に下山に掛かった。 

[西峰頂上]                              [眼下の由布市街]

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▼マタエに戻る途中から東峰を眺めると、私の好む景色に出合う「鞍
 部となっているマタエから東峰頂上に辿る登山道」印象に残った景
 観である。

▼マタエに戻ると「やっほの会」の皆が一息入れていて、丁度良いタイミ
 ングで出会った。

[東峰を望む]                             [マタエで一息入れている皆]
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▼東峰頂上で(標高1582m)で集合写真を撮り、更に個々人別に写
 真撮りが続いた。ビックリした事は、標柱に掴まって左足を高々と上げ
 て撮っておられたご婦人。しなやかな肢体と妖艶な姿態、カメラを向
 けたがシャッタが間に合わず残念な想いであった。(笑)

 [あと一息で東峰頂上]                           [東峰の標柱]
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[東峰頂上]                      [お鉢巡りの火口縁に咲くミツバツツジ]

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[頂上より鶴見岳方面]                        [東峰からマタエに下る]

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▼頂上ではユッタリと過し、マタエに戻って昼食を取ることとなった。
 ここでマタマタ驚いたのには、Dさんの姉さんがスイカをザックの中か
 ら出された事。私と同年輩であるがさぞ重かったであろう・・・。
 スイカを山頂で味合うことは初めてである。甘くて美味しい、感謝感謝
 ・・・・。次々に女性達から差し入れがあり自分の弁当は殆んど食べ
 ずに済んだ次第であった。 

[食後にスイカ]                               [下山路で飯盛ケ城] 

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▼往路でD婦人が見つけておられた「エヒメアヤメ」に出合うため復路で
 は、野草の探索に集中した。ガイドブックでは知っていたが、現物を見
 た事はない。
 先を歩いておられたD婦人、標高1309m(登山口から3000m)の
 道標の付近で私が着くのを待っておられて、咲いている花を指差さ
 れた。感動の出合である。(普通アヤメ類は湿地帯の植物であるが、
 何故この高山に、地を這うようにして自生しているのか・・・)
 開花状況は最高の状態で愛でる事が出来、満足感一杯で下山した。

[萌黄の自然林]                              [F婦人も無事に踏破]   

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▼「やっほの会」は登山口に迎えに来ているバスに乗り込まれ、宿泊
 先の涌蓋山山麓・岳の湯温泉に向かわれた。

▼私達、阿蘇組は城島高原の野草園を見物する予定であったが場所
 が分からず引き返して湯布院で温泉に浸かり宮地に戻り、滝室坂の
 名物チャンポンを食べ帰路に着いた。

▼D婦人からは生ビールも奢って貰い、大阪土産の「栗まん」もいただ
 き、「やっほの会」の皆様からは京訛りの関西弁も聞き楽しい一日で
 あった。 

[迎えのバス]                             [双耳峰の由布岳/車道から]

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(出合った花)

[馬の足型]                                     [キスミレ]

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[咲き始めのミヤマキリシマ]                       [感動のエヒメアヤメ]

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