根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

霧立越トレッキング 11月11日(水)

2015年11月11日 22時19分00秒 | 宮崎県

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 霧立越(きったちごし)トレッキング  
 (  ゴボウ畑登山口~白岩(1.620m)~馬つなぎ場~扇山(1.661m)のピストン )

 快晴 

(アクセス) 自宅(発4:30)→馬見原(5:40)→ゴボウ畑登山口(着6:15)  :走行距離65Km
(行程)  ゴボウ畑登山口(発6:30)→白岩頂上(着7:20)→見晴の岩(着8:30~発8:35)→
      馬つなぎ場(着8:55)→扇山山小屋(着10:30)→扇山頂上(着11:00~発11:25)
      →馬つなぎ場(着13:15)→ゴボウ畑登山口(着15:40)

     *扇山への地図 (宮崎県東臼杵郡椎葉村下福良)← (マピオン地図)
    *参考とした資料→ kiritachi.net <(霧立越ガイドブック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今年の山粧う登山計画の中に「霧立越」も予定していたが、タイミングが取れず今日に
至ってしまった。
紅葉の時季ははずしているが、霧立越には二つの想いが私の心の中に残っていた。
その一つは、前回(2008/10/28日) 「馬つなぎ場」で折り返したので「扇山」までの
トレッキングが未達成となった、そのリベンジ。
二つ目は、前回体験した「落ち葉踏む登路の心地よい足運び・・・」の心象が忘れられず
もう一度霧立越を歩きたいという登高意欲に駆り立てられていた。
そんな思いで山友の石ちゃんを誘い今回の山行となった。

          [日肥峠直下のウッドチップの遊歩道から日の出を拝む]

   [標高1.558mの日肥峠(道標には「杉越」、ガイドブックには「白岩峠」と記されている)]

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 [白岩石灰岩峰頂上(1620m)から向霧立越の連山を望む]
       (山名は未踏の山域であるので分からない・・・)                  画像① 

                                           画像② 
                                      

向霧立越の山峰名は自分には、分からないので
       「霧立越ガイドブック-08-白岩山石灰岩峰」  より抜粋 
「岩峰に出て右手西側を向くと、右から左へ順に、三方山(1577)、林道の椎谷峠(1460)、高岳(1563)、国見岳(1739)、五勇山(1662)、烏帽子岳(1691)、白鳥山(1638)とパノラマのように広がって見えます。こうした向うの山々を称して向霧立山地、こちら側の向坂山(1684)、白岩山(1646)、扇山(1661)などの山体を称して霧立山地と呼び、これらを総称して九州脊梁山地と呼ばれています。・・・・」

上述の「岩峰に出て右手西側を向くと、右から左へ順に」とは
⇒(画像①の右から、画像②の右に移行して)

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 [ 「見晴しの岩」から望む 向霧立越の山地]
    (こんな高所の地に民家が在る)

「右手遠くに向霧立山地の山々が見えてきます。この山の中腹に白い物が見えます。よく目を凝らして見ると民家であることが分かります。ここは尾前集落の最上部の高砂土で標高900mほどにあります・・・・・」   (「霧立越ガイドブック< 12-灰木の頭 」より抜粋)
この民家の地図上の位置が気になり、上述のガイドブックに従い調べた場所は
 →椎葉村大字不土野 尾向区 尾前上 高砂土 (地理院地図)

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 [これから辿る霧立越ル-トの稜線と扇山を「見晴しの岩」から、確認する]

 [見晴しの岩から鞍部に降下して来て、平坦な森が広がる中の登路、
馬つなぎ場がすぐに迫る]

     [馬つなぎ場への道、広々とした空間と落ち葉のプロムナード]

    [馬つなぎ場から登路を振り返る]

  [二本ブナ~見返り坂~荒廃林~平家ブナを過ぎて10分位歩いた登り坂の登路、
    登路沿いには常にこのような瑞々しい苔が植生し足の疲れを忘れさせる]

   [ 今日の驚き・・・「10:30分に山小屋到着」と計画していたところ、
その差は数秒であつた・・・。
      (意識して歩いたのでは無く、メモ書きを取り出して見たところ偶然の一致。
驚ぎ・驚き・・・・・・) ]

     [ 山小屋入口には「立ち入り禁止(建物基礎の老朽化のため・・・)」の張り紙 ] 

 [山小屋分岐で霧立越縦走路(駄賃付け道)と分かれ、扇山への登山道に入る。
登路沿いに映える美しい石灰岩群]

       [ツツジ岳を通り過ぎ、石楠花・トンネルの先に見える扇山の頂き]  

      [扇山頂上に立つ/  登山口から歩いて4時間30分、距離にして9.5km]

 [頂上から遠景の阿蘇・九重方角を望む(雲が沸き立つ中央が根子岳でその奥右に九重連峰)]

 [頂上から、歩いて来た霧立越ル-トの稜線を振り返る]

 ここから復路にて

 [場所は「見晴しの丘」付近だつたと思うが・・・特異な模様の石灰岩の断層崖]

       [板状節理それとも放射状節理・・・・?]

      [灰色染まる冬支度の樹木の中に・・・・鮮やかに照る楓の残り紅葉]

  [威風堂々たる二本のブナ]
 (このブナの近くには、標識杭に記された「二本ブナ」が別に存在するが、
    標識杭のブナよりこちらの方が存在感が大きい。
もしかすると杭の建て位置が誤っているのでは・・・そんな一抹の疑問が残った)

       [幹回りは4mはあるであろう・・・。根張りも見事である]

 [馬つなぎ場から1時間位歩いた登路より扇山を振り返る]

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 (トレッキングを終えての雑感)

  今朝は少し冷え込んだが、今回も秋日和に恵まれ、風も無いうららかな一日を
 夜明けとともに霧立越に入り、いにしえの「駄賃付け道」を歩いた。

〇霧立越縦走路には案内板が良く整備され、登山者に丁寧な案内がなされている。
 登路沿いには、前回は見受けなかった「標識杭」が数多く建てられ、古道分岐の箇所が
 表示され、歩いている位置の確認が出来た。
 昔の人はこの稜線からそれぞれの集落に「登り降り」していたのかと改めて懐古の情を
 かみしめた。

〇「馬つなぎ場」の落ち葉のプロム-ナドでは、落ち葉踏む快感を満喫・・・
 登路の表層はまだ誰も踏んでいない(そのような気分で)、光沢のある真新しい枯れ葉が
 織り成す絨毯、新雪を踏むが如しの気持ちで足を運ぶ・・・・

〇往復で20km、時間で11時間の長旅であったので、
 復路の馬つなぎ場から小屋場古道分岐付近までの登りの傾斜は
 今日一番の疲れの道中であった。
 ただし、この傾斜を登り詰め、平坦路になってから眺めた白岩岩峰の山容のスゴサに
 驚き、疲れが吹き飛んだ。
 白岩岩峰は尾根上の単なる小ピ-クかと思っていたら、この場所から眺めると
 谷底からそそり立つ大岩峰であることが分かり、いままで気づかなかった山姿を目にした。
  (見え隠れする樹間からの視野であったため、写真を撮らなかったのが残念)

〇メモ: 扇山頂上では、携帯電話の電波が届かないが見晴岩ではOK

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 *過去に歩いた霧立越

                   ①2007/11/04  扇山 (阿蘇にのぼる会・定例登山)
          ②2008/10/28 向坂山・白岩山 (霧立越トレツキング①②) 
          ③2009/10/18 向坂山・三方山 (阿蘇にのぼる会・定例登山)                                   
          ④2011/05/18 水呑の頭 (石楠花観賞) 
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(2015-12-28日 加筆)

 


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