九重山群・ 中岳(1791m) 単独
(火口湖の御池でスケ-ト遊び)
快晴
(行程)牧ノ戸峠登山口(発10:35)→扇ケ鼻分岐(着11:50)→久住分かれ
(着12:25)→御池(着12:45~発13:25)→中岳(着13:40~発13:45)
→御池(着14:00~発14:25)→(登山道にて雪遊び)→
牧ノ戸峠登山口(着16:35)
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〇雪に恵まれている阿蘇に住みながら雪山体験の無い私で在るので、雪山
山行はこれまで遠慮していた。
先日(1/23・日曜日)少しでも雪に慣れようと思い、久住山を目指した。
牧ノ戸峠の駐車場は積雪と凍結で駐車場の半面は進入不可であった。
除雪してある路肩の駐車も満杯で何処にも駐車できない始末で・・・・・。
仕方なく山行を諦めて家に戻った次第であった。
〇寒波も一段落し、今日は風も無く「3月上旬の気候」との予報である。
雪山に初心者である私にとっては無難な山行日和と確信して牧ノ戸峠を目
指した。
〇今日の目的は雪山に慣れる事の他に二つの目的があった。
①「御池」でのスケ-ト遊び。
②「新燃岳」の噴煙を中岳頂上から眺める事。
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▼駐車場は空きスペ-スはあったがアイスバ-ンであるので安全を期して除
雪してある路肩に駐車する。
初めて試みるアイゼンを着けて牧ノ戸登山口に取り付く。
▼登り口から沓掛山へのコンクリトの登り坂はアイスバ-ンと思っていたが予
想をくつがえし、在るべき階段も雪に覆われて消え、絨毯の上を歩くが如く
快適な雪道であった。
〔段差のあるコンクリト道も平らなスロ-プ〕 〔冠雪の涌蓋山〕
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▼沓掛山越えの変化の激しい登路(小回りの多い道)も積雪で埋め尽くさ
れ、歩き易い雪道を形成していた。
大量の雪が織り成す雪道は雲の上を歩くような快適な足の運びで心地好い
・・・・・。
雪道とは素晴らしい(ただし、私の必要条件はトレ-スが在る事)
このような雪道は扇が鼻分岐まで続き、西千里ケ浜でアイゼンをはずし、
星生崎直下で再び取り付けて御池に着く。
〔扇ケ鼻分岐直下・白銀の絨毯道〕 〔雪に包まれる久住分れの非難小屋〕
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(筑後の人との出会い)
▼御池の湖畔で食事をしておられる2組の夫婦と挨拶を交わす。
聴いて直ぐ分かる筑後弁のイントネ-ション・・・・・・。2組とも瀬高町の方で
片方の男性は75歳との事で「昨年は夫婦で軽自動車を運転して北海道の8
座を冥途の土産に登って来た・・・。」と豪放され、元気な人であった。
▼「私の母(明治41年生れ)の里は瀬高の下庄です」と話し掛け、商家であった
母の里の屋号(母の兄達が家業を継ぎ当時、長男が筑後平野・次男が佐賀平野を中
心に種苗の卸し業をしていた。)を伝えると母の里をよくご存知の方で話が弾ん
だ。
私の好きな筑後弁を聞き、2組の夫婦が身近な人のように思え、親しみを覚
える次第であった。
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▼スケ-ト靴を履いて天然リンクに乗るが、何しろ30年振り(阿蘇を離れて熊
本市内に引越ししたのが昭和54年であるので)の滑りである。
最初は歩くのが精一杯の動作で・・・・。やっとエッジに乗り慣れたところで後
ろ向きに倒れ、頭を打つ場面もあった。
▼岸辺にはいつの間にか10名位のギャラリ-(登山者)が私に注目している
のが見えた。モット滑りたかったが下手な滑りは見せられなかったので早々
に終える始末であった。
〔全面凍結した御池〕 〔天狗ケ城をバツクにスケ-ト〕
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▼ザックを湖畔にデボして中岳に向かう。
中岳直下の岩石の急坂も雪が岩の隙間を埋め尽くしているので、楽な歩き
で頂上に立つ。
九州本土の最高峰の頂上であるから新燃岳の噴煙が見えるはずであるが
・・・。今日は由布岳も望めないくらいの霞がかかり未透視は効かなかった。
〔少々デコボコはあるが広大な天然リンクで遊ぶ〕 〔中岳頂上から大船山を望む〕
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▼復路ではゆっくりと雪遊びに興じて雪山を堪能した。
白銀に遊ぶ
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(2011/2/18日 加筆)
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