根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

雪岳山 5月26日(水)・Ⅰ/Ⅴ

2010年06月01日 21時25分41秒 | インポート

     雪岳山(1708m :韓国・束草市)    内雪嶽~外雪嶽の縦走

          (そのⅠ)             ※ 文字サイズは(大)が最適

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2009.10.31日楽人と馬場さんの三人で根子岳・南峰に登り(←クリック)
 下山後、我が家で反省会を行い山談義の中でヒマヤラトレッキング(2010.1.30日
 出発)の誘いがあった。
 数々の海外遠征に山暦ある両者であるが私には海外の山は経験が無いの
 で登りたい山としては意中には無かった。韓国のテレビドラマ(チャングムの誓い・
 朱蒙)の映像に残る山姿に魅力を覚えていたので韓国の山に行きたいと話
 すと、過去に蔚山岩ウルサンバウィ(875m) (←クリック)を踏破している二人から 
 すぐさま雪岳山(ソラクサン)の紹介があり私も参加することで手を上げてた。

3月に入って楽人から計画案が「波佐見山の会のメ-リング」で提示され、
  今回の遠征が実施される事となった。

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                (雪岳山の概要)

 韓国の最高の名山は東の雪岳山(ソラクサン)と南方の海岸にある済州島の
 漢拏山(ハンラサン)、そして南に位置した智異山(チリサン)などである。
  最も有名な山の一つである雪岳山は韓国ではあまりにも有名で「韓国人
 は生きている間に少なくとも一度は必ず行ってみる」と言っても過言ではな
 い。・・・・・「コリアネット」より

  (コネスト韓国地図)⇒ ・韓国全土←(クリック)   

Image05_2・ 雪岳山は朝鮮半島東側の北朝鮮国境に近
  い束草(ソクチョ) 市郊外に聳えて、韓国で最も
  北にある国立公園でユネスコが指定する生物
  保全地域となつている。
・ 雪岳山の東側麓には東海(日本で云う
  日本海)が広がる。
・ 束草市は休戦ラインから62km南に位置し、
  束草市(北緯38°12′)と同緯度の日本は仙台
  市(北緯 38°16′)付近となる。
     (参考) 釜山は名古屋市付近と同緯度

 

 

 

                 

 

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                (コ-ス概要)

   私達の日程を考慮してガイドの「崔現・チエ ヒヨン」←(崔さんのブログ)
     がコ-スを組み立てられ、
  下記の地図:束草市役所発行 (←クリック)を配られてコ-ス説明があった。

 雪岳山とは山群の総称で主峰1708mの大青峰(テチョンボン)を目指して内雪 
 岳から外雪岳へ縦走
    ※ 北の弥矢嶺と南の寒渓嶺を結ぶ尾根を境に西側に内雪岳、
      東海がある東側を外雪岳と呼ぶ。
 ▼1日目はコンドミニアムから車で弥矢嶺を通過して朝食後、シャトルバスり乗り
      百潭寺から入り7時間かけて12kmを歩き・・・小青待避所に泊。
 ▼2日目は小青待避所から1時間30分位で大青峰頂上に立ち、3時間30分
      位歩いて・・・陽瀑待避所に泊。 
 ▼3日目は3時間位歩いて・・・正午頃、新興寺に下山。            

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(全行程)
 5/25(火) 下関・関釜フェリ-(発19:00)→5/26(水)釜山(着8:00): 
  5/26(水) 地下鉄→ノポドンバスタ-ミナル~(高速バス発10:05)→束草(着16:20)
          →
コンドミニアム(着17:00):
 5/27(木) コンドミニアム(発8:00)~朝食~シャトルバス→百潭寺(着9:45)→
        百潭寺コ-ス登山口(発10:15)→永示庵(着11:20)→鳳頂庵
        (着16:10~発16:55)→小青待避所(着18:10):
 5/28(金) 小青待避所(発10:20)→小青峰→中青待避所→
        大青峰頂上(着11:45~発12:00)→小青峰分岐(発12:45)→
        喜雲閣待避所(着14:10)→陽瀑待避所(16:10):
 5/29(土) 陽瀑待避所(発8:10)→土産店(着10:00~発10:40)→
        雪源橋~土産店にて昼食(着11:10~発12:00)→
        新興寺(着12:35)に下山→車で束草市内へ移動(温泉~買い
        物~海鮮市場にて夕食)→コンドミニアム(着10:00):
 5/30(日) コンドミニアム(発7:30)~朝食~束草(発8:50~バス)→地下鉄・
        ノポドン(発15:33)→中央洞駅(着16:20)→釜山港(着16:40)
        釜山港・関釜フェリ-(発20:00)→5/31(月)下関(着8:00):船泊 

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〇当初の計画では5月の連休期間の予定であったが山火事のめ、ほとんど
 の登山口が閉鎖され5月16日から開放されるとのガイドの崔さんからの情
 報が入り25日出発となった。

〇JR下関駅の日本旅行社で海外旅行保険の加入手続きを終え、関釜フェリ
 -(船名:星希)に乗り込み翌朝、釜山着。
     

①5月26日(水)・晴 釜山港~束草市までの旅

〇バスで釜山駅に移動して地下鉄を探す。駅の場所が分からない、通りすが
 りの人に向かって「地下鉄はどちらですか・・・・・」と大声を上げると、若い女
 性が近寄ってきて日本語で会話され、通勤時間を割いて地下鉄・釜山駅(歩
 いて3~4分)まで同行された。親切な韓国女性に感謝・・・・。

〇地下鉄・釜山駅ではボランテアらしき案内人(70歳後半?男性)が居て日本
 語で話され無事に自動販売機にて切符を買う。
 案内された老人に「よく日本語が分かりますね」と尋ねると「私達の年代は 
 日本語はよく分かりますよ・・・」と応えられた。(戦前の、韓国における日本
 語教育の歴史的背景をじかに感じた次第であった)

〔8:30 釜山港にて               〔8:55 釜山駅にて地下鉄駅を探す
レ-ト0.07246(10.000円→138.000ウオン)〕 P1100034_edited_2P1100035_edited_3        日本語の分かる韓国女性〕

 

 

 

 

 

 

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〇地下鉄1号線の終点「老圃洞 ノポドン」 (←クリック)に着き、
 此処から「釜山総合バスタ-ミナル」 (←クリック)で高速道路経由直行バスに乗り
 換えて束草市へ向かう。
 車窓から楽しむ景色(沿道の赤松並木・山村に映える松林・田植時季を迎え
 て九州の田舎に似ているいる田園風景・東海の海水浴場とカニ漁の看板・ 
 束草市近郊の道路沿いに機関銃を構えている兵士の姿)と心地好い睡魔を
 交互に味合いながら6時間15分のバス旅であった。

〔9:55 地下鉄・ノポドン駅と直結している     
  釜山総合バスタ-ミナルへ向かう〕      〔15:30 沿道に機銃を構える兵士〕

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〇人口9万の束草市(←クリック:束草市観光局)に入ると街頭は選挙運動(韓
 国統一地方選)で派手な横断幕や女性サポタ-達が賑やかな踊りを見せて
 いた。

〇バスタミナルで待っていた現地ガイドの崔さんから日本語版登山地図を渡さ
 れ、登山コ-ス概要の説明があり、その後が崔さんが手配した車で大明
 リゾ-トホテル(コンドミニアム)に直行する。

〔16:25 コ-ス概要を説明するの崔さん〕     〔ホテル玄関よりウルサンバウィ(蔚山岩)を望む

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〇超豪華なコンドに一人当たり1265円で泊まれるとは驚きの料金で、
 しかも眺めは抜群である。
 蔚山岩(875m)の山体が正面に聳えて、天を突くように尖った岩稜が屏風
 の様に横たわり、その岩塊群の素晴らしさに圧倒され、しばし興奮に浸っ
 た。
 その後、山小屋で使う食料の買出し(E.Mart)と夕食のため市内に繰りす。

17:00 大明リゾ-トホテル(コンドミニアム)    〔20:30 焼肉店での夕食 ・左バックに                                      
 にチェックイン〕                      街路樹のナンジャモンジャの花〕

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②5月27日(木)・晴  コンドミニアムから百潭寺コ-ス登山口まで  

(行程) コンドミニアム(発8:00)~朝食~シャトルバス→百潭寺(着9:45)

〇昨夜は寝付きは早かったがオンドルの異常な暖かさで目が覚め、その後
 イビキの大合唱に悩まされ睡眠不足の夜明けであった。
 今朝は素晴らしい天気である。コンドミニアムのフロントは大勢の宿泊客で賑わい
 別館からは学生集団(2~300名)が行列をなして、朝食のため本館に移動し
 ていた。

〔7:18 本館食堂から駐車場を望む〕       〔7:27 別館屋上から蔚山岩を望む〕

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〇崔さん手配の車に分乗してウルサンバウィの花崗岩群を車窓から眺めながら高
 度を上げて走ると、峠に位置する弥矢嶺休憩所に着く。
 束草市内方向を眼下に眺めて更に高原の村落(龍垈里・ヨンテリ)に入る。
 シャトルバス出発所近くの食堂で野外テ-ブルを囲い朝食となる。

〔9:00 野外テ-ブルで朝食〕           〔9:25 シャトルバスに乗り込む〕

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〇内雪岳の入山基点となるシャトルバスは登山者を満席にして百潭渓谷の狭い
 道幅の崖沿いを登り上げて往き、15分位で終点広場に到着。
 行き交う人で賑わう登山道を歩き修心橋を渡り百潭寺・ぺクダムサ(←クリック)の
 金剛門を潜る。
 歴史あるお寺であろう・・・。韓国様式を堪能して登山口に繋がる大河原の
 川面を渉り内雪岳の水簾洞渓谷へと入った。

〔9:44 心橋から水簾洞渓谷方面を望む〕         〔9:46  百潭寺〕

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〔10:08 百潭寺から大河原を渉る〕        〔10:16 百潭寺コ-ス登山口〕

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2010.9.14日加筆

 ( そのⅡへ続く)

 

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