コウモリソウ(蝙蝠草)はキク科の花で,関東地方~近畿地方に分布し,樹林下の日蔭に自生する多年生草本です.学名はParasenecio maxinowiczianas (Nakai et F.Maek. ex H.Hara)H.Koyamaで,parasenecioがpara(似た)とsenecio(老人)の2語よりなり,葉に灰白色の毛があるの意味,maxinowiczianas(ロシア人植物学者マキシモヴィチ氏)のことから,マキシモヴィチに因み,葉に灰白色の毛がある植物のこと.和名は葉形が蝙蝠に似ていることによる.花期は9月,場所は伊吹山山頂部.
コウゾリナ(剛剃菜)はキク科の花で薬用植物です.全国各地,樺太に分布し,日当たりの良い草地に自生する越年生草本です.学名はPicris hieracioides var. japonica (Thunb. ex Merry)Regelで,picrisがギリシャ語Picrus(苦い), hieracioides(ミヤマコウゾリナ属に似た),japonica(日本の)の意味から,日本の,ミヤマコウゾリナ属に似た,苦い植物の意.和名は葉茎の剛毛がカミソリに喩え,カミソリ菜から転.花期は8月,場所は伊吹山山頂の東遊歩道.