鳥羽湾の朝風景
オミナエシ(女郎花)はオミナエシ科の花で,薬用植物です.北海道から九州,朝鮮半島,中国,東シベリアに分布し,日当たり良い草地に自生する多年生草本です.学名はPatrinia scabiosifolia Fisch. ex Trevir.で,Patriniaが仏人名Patrin氏,scabiosifolia(ざらざらした葉の)の意味から,葉がざらざらして,Patrinに因む植物の意.和名はオトコエシ(男郎花)に対して草姿が優しいのでオミナエシ(女郎花)としたことによる.花期は8-10月.
オニゲシ(鬼芥子)はケシ科の薬用植物です.地中海沿岸が原産地で,明治期に渡来した多年生草本です.学名はPapaver orientale L.で,papaverが粥,orientale(東方の)の意味から,東方の,ケシの乳汁に催眠作用があるので,粥に混ぜて乳児を寝かせるのに用いたことによる.和名は大きなケシの意.花期は4月下旬ー5月.