今回は日新公の「いろは数え歌」を取り上げました。
い:いにしえの道を開きても唱えても 我が行ないせずばかいなし
(実行しなければ何の役にもたたない)
ろ:楼の上もはにゅうの小屋も住む人の 心こそはたかきいやしき
(大きな城に住んでいようと、貧しい小屋に住んでいようと、それで人間の価値は判断できない。心のありかたによってこそ真価が問われる)
に:似たるこそ友としよけれ交じらば われにます人おとなしき人
(友人を選ぶときは自分に似てる人を選びがちだがそれは間違い。自分より優れた人や見識を持つ人をきちんと選びなさ)
ふ:不勢とて敵をあなどることなかれ 多勢をみても恐れるべからず
(少人数でも一致団結すれば、大敵をやぶることができる)
日新公は戦国時代の武将です。
島津義弘の祖父で島津忠厚が5年の歳月をかけて完成させました。
薩摩の「郷中教育」の基本精神で、西郷さんは小さい時から毎日この歌を唱えていて、時代が変わってもこの教ええを守りました…。
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