有間ダムを出てから山伏峠を抜けて、道の駅果樹園芦ヶ久保に到着。ここには多くのバイクもいて、車も結構多くいました。空模様も、山伏峠では気温もかなり低く、一部は霧もでていましたが、ここでは空は明るくなっていて、何とか雨には見舞われずに済みそうです。
ここに来ると私はいつも「舞茸天ぷらそば」を注文します。ここの舞茸天ぷらは大振りで食い応えがありますので、もしお立ちよりの際は、一度食べて見て下さい。
この道の駅から神川町にある兄の家までは1時間ほどの距離です。この日は16時過ぎに到着、時間は約6時間ほどかかり、走行距離は121キロでした。
◆2日目、松代へ
翌日の天気は予報では「晴れ」でしたが、着いた夜には雨が降ったので果たして翌日晴れるのかは懐疑的でした。しかし朝起きると、朝もやの中で青空が見えていたので、松代へ向かう事に決めました。
まずは近所の「道のオアシス神川」から出発。時間は早朝の6:40分。
ここからまずは横川に向い、そこから碓氷峠を抜けて小諸へ向かい、そこから山間部を皆神山へと抜けるルートを取る事にしました。
通常のルートで言えば、神川から高崎に抜けて安中を抜けるコースが順当なルートになりますが、高崎へ抜けずに藤岡から富岡を抜けるルートを選択しました。まだ朝食を取っていなかったのですが、この近辺でこの時間では空いている飲食店は無く、まずは横川へ出てから朝食の事は考える事にしました。
このルートでは途中、山間を抜けていく事になりますが、横川の手前あたりに来ると妙義山の険しい山肌が良く見えます。途中のコンビニで小休止の際、1枚写真を撮ったのですが、見た目の感覚というのはスマホのカメラでは上手く表現できないものですね。
埼玉県の神川から横川までの時間は、道も空いていた事もあってか1時間20分ほどで到着しました。でも時間は朝8時過ぎなので、この横川名物の「峠の釜めし」の店舗はいずれも空いていません。釜めしについては、また別の機会に食べに来たいと思いながら駅を見ると、電車が丁度到着していました。
昔の事になりますが、ここは碓氷峠を越えるための要衝の駅で、信越本線を走る電車には全て電気機関車(EF63)が付いて峠を推し上っていました。そしてその機関車を繋ぎ終わるまでの時間で、峠の釜めしを購入するというのが一般的であったと言います。今では碓氷峠越えは新幹線でとなり、信越本線はこの横川が終着駅となっていて、ここには往時の電気機関車などが展示される鉄道文化村があります。
男の子がいたら鉄道文化村は喜ぶのかもしれませんが、私の家では子供は二人いますが、両方とも女の子なので、こういった事にはあまり興味が無いみたいです。以前に次女を二階建て新幹線のMAXに乗せた事がありますが、今でも二階建て新幹線に乗った事より、そこで食べた分厚いカツサンドが思い出として残っていると言います。
この横川から旧国道18号を軽井沢へ向けて、碓氷峠を登っていきます。この旧道には183のコーナーがあると言われていて、昔から峠を走る人の話題にはなっている場所ですが、以前に私は幾度かビッグスクーターで越えた事がありました。今回、GIXXER150で走りましたが、やはりこういう峠道はスクーターではなく、MT車の方が楽しく走れますね。(個人的な感想です)スクーターでは操作の軸点としては「お尻」「ハンドル」が主体となります。特にシートに体重を乗せてコーナーを走るのですが、やはり峠を走る場合にはニーグリップをして、ギアを自分で選択しながらコーナーを抜ける走りが面白いと思います。ただ途中、大排気量のネイキッドには抜かれまくりましたが、自分のペースで右へ左へ、自分で最適と思うギアを選択して走るのは実に爽快な気分でした。
横川から碓氷峠を抜けて軽井沢までの時間は約30分ほどでしたが、やはり軽井沢は高原地帯で、空気も乾き気持ち良い場所でした。
(つづく)