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奥静の畑薙第一ダムへツーリング

 先日は自家用車をROOMYに乗り替えて、それで子供連れて少しドライブに行ったり。あとは仕事や家の用事などで忙しく、最近はツーリングに出かけていませんでした。
 また早いもので六月になり、間もなく梅雨入りする季節になってきましたが、今のところまだ関東地方は梅雨入りする気配が無いので、梅雨の長雨の前にと、昨日の土曜日に奥静岡方面に行ってきました。

 過去に奥静岡は二回ほど行っていますが、私は何かあの独特の秘境感とかが好きになりました。また今までは井川ダム近辺まで行って帰ってきていましたが、今回は静岡県の車で行ける最北端と言われる、畑薙第一ダムまで足を延ばしてみる事にしました。

 嫁に行く事を告げると、義父の傘寿(八十歳)のお祝いを親戚で集まってやるという事が予定されていると言われ、土曜日は夕方までには帰って来る事が条件として出されてしまいました(え!?・・・聞いてないし・・・)。
 しかし私の親にも「恥はかいても義理かくな」という事を昔から言われていたので、何とか夕方には自宅に戻れる行程で行くしかありません。

 奥静岡には過去に二回云っていますが、井川ダムまで行くルートは3つあります。

 一つ目は新東名高速道路で静岡SAのスマートインターチェンジを下りてから、国道362号線を使って千頭経由で向かうコース。二つ目と三つ目は同じく新東名高速の新静岡インターチェンジから安倍川に沿って井川に向かうルートで、県道27号線を使って口坂本温泉経由で行くルートと、県道189号線を使い、途中から県道60号線(南アルプス公園線)を使い、富士見峠を経由して行くルートです。帰りは疲れる事が予想されるので、国道362号線を使うルートは復路に使う事として、今回は県道27号線を使い、口坂本温泉け経由のルートで井川ダムまで考えていました。

 県道189号線のルートは過去2回で走っていましたので。

 ただ静岡の山奥のルートは何かと通行止めも良くあるので、前日に静岡県のHPを確認すると、口坂本温泉のルートは通行止め(時間帯で一時通行可能)となっていたのです。その為、今回も県道189号線のルートで井川ダムに向かうしかありません。

 また夕方に帰宅するとなると、午前中には畑薙第一ダムに到着していなければ、復路で東名高速の渋滞に巻き込まれる可能性もあるので、早い時間に出発する必要があります。その事から自宅は午前5時前に出発する事にしました。

 土曜日は早朝の4時半に起床して、家族がまだ寝ている中を自宅を出発。近所のガソリンスタンドで満タンにしました。

 毎度の事ですが、東名高速の綾瀬スマートインターチェンジから高速に乗り、まずは海老名SAで朝食です。ただ時間も早朝5時半頃なので、フードコートの店も多くが閉まっていました。とりあえず開いていた蕎麦屋で海老天蕎麦を頼むと、早朝サービスという事で、フルーツヨーグルトも付いていました。

 海老名SAで朝食を取った後、早々にバイクを走らせました。この時間ではバイクもそれほど多く走っていません。海老名SAを出た後、何時もであれば足柄SAで休憩を取るのですが、今回は先を急ぎたいと考えていたので、次は新東名高速道路の駿河湾沼津SAで休憩します。
 高速道路は車もまだ多く走っていなかったので、御殿場まで順調に進み、その後は新東名高速道路に乗ってからほどなく駿河湾沼津SAに到着しました。時間は7時前です。途中、御殿場辺りは標高が400メートル越えの場所なのですが、そこは涼しいというよりは少し寒い感じで、六月なのにこの寒さ、、、まだ初夏にも至っていないのか。そう感じるほどでした。

 駿河湾沼津SAから見ると、先日行った西伊豆が良く見ました。

 ここで10分程休憩した後、次は新静岡インターチェンジまで走ります。時間的には30分程です。

 新東名高速からは南アルプス方面の山々が、天気が良ければ見えるのですが、この日は雲が多く出ていたので、もしかしたら井川ダムあたりも曇っているのかもしれません。
 新東名高速は速度制限は120kmとなっていますが、私のGIXXER150はフルスロットルでも120キロ出るか出ないかなので、基本的には左側の走行車線を走って行きます。ただ毎回思うのですが、車体が軽いと言っても、このGIXXERはそれほどふら付かずに走ります。これは私の体重も関係しているんですかね。
 途中、リニューアル工事の為の車線規制などもありましたが、早朝である事から通行車両の台数も少ないので、特に渋滞などは発生しておらず、7時半過ぎには新静岡インターチェンジに到着です。

 新静岡インターチェンジからは県道27号線を4キロ程、安倍川沿いに北上します。道路は空いているのでスイスイ進みます。玉機橋で安倍川を渡ったらそのまま直進しますが、ここから徐々に田舎道に入って行きます。途中、ごんげんという地区に小さなPAがありますが、そこから先は道幅も狭く、曲がりくねった山道になります。途中では猿が道を横断したりしていたりするんで、それにはちょっと驚きます。
 バイクで走る分にはそれほど苦ではありませんが、車で走ると対向車が来た時にすれ違いには気を使う様な道幅の上り坂が、右へ左へと曲がりくねりながらひたすら続きます。

 そんなワインディングを40分ほど走ると、富士見峠に到着します。

 この富士見峠から、天気が良ければ南アルプスの山々が一望できると言いますが、この日も山々の頂きには雲が掛かっていてよく見えません。残念な事です。

 ここからは井川ダムまでひたすら下り坂となります。途中、おじさんが電動ママチャリで走っていたのには、追い越し際で少し違和感を感じましたが、後程、井川ダムでこのおじさんを再見。どうやら電動ママチャリで富士見峠を越えて来た人みたいでした。

 9時過ぎに井川ダムに到着です。

 今回のツーリングはここからが本番で、ここから畑薙第一ダムまでは40分程の距離です。このペースで行けば10時前には畑薙ダムに到着出来ると思いましたので、休憩もそこそこに先へと進みました。

 途中、井川大橋という大きな吊り橋があります。そこでは車やバイクで通過が出来ると聞いていたので、立ち寄ってみる事にしました。井川ダムからは15分ほどの距離にあります。

 残念な事に、今回は改修工事のために立ち入る事は出来ませんでした。次回は是非ともバイクで走ってみたいと思います。

 この先を走ると、「ゆるキャン△-SEASON3」でも出てくる田代集落を通過します。集落入口のおでん屋が有名なんですが、この時間はまだ閉まっていました。


(ゆるキャン△-SEASON3から引用)

 また、この田代から先の道ですが、酷道という感じの道路が続きます。何が酷道かというと、落石が所々にあって油断するととても危険です。大きさも握りこぶし大のものが、ゴロゴロと落ちている場所もあるので油断は出来ません。またアスファルトも穴が開いている箇所があったりするので、これも落石同様に気を抜く事は出来ません。また路肩は砂が浮いているので、下手に路肩によると砂にタイヤを取られそうになります。また所々には、道路に砂が浮いていますので、下手に乗っかりブレーキでも掛けたらスリップしてしまう危険性もあるのです。


(ゆるキャン△-SEASON3から引用)

 ゆるキャン△でも、この落石の事が描かれていましたが、田代集落から先、結構キツイ路面状況があちらこちらにありました。

 Google Mapでは井川ダムから畑薙第一ダムまでは40分ほどと出ていましたが、こんな路面状況なので必然的にバイクの走り方も用心深くなりますので、結果として畑薙第一ダム到着は1時間を超えてしまいました。(過去2回の転倒が幾度が頭をよぎりました・・・)

 ここは南アルプスの登山の玄関口にもなっていますが、来る車やバイクもほどんどなく、静かでいい場所でした。このダムの先には沼平ゲートというのがあり、車やバイクで行けるのはそこが限界です。五分位の場所なのでちょっと行ってみました。

 ここから先、左手に見える管理ハウス手前にはロープが張られていて、車やバイクでは入る事は出来ません。つまりここが静岡県の自動車道路の北端の終点という事になります。この手前には駐車場があって、車が止まっていましたが、恐らくハイキング等に来た人達の車なのでしょう。

 ちなみに何かと話題のリニア新幹線のルートは、この沼平ゲートからかなり先だと言いますので、駅なんて出来る訳がありませんよね。

 さて、自宅に17時までに戻るには、もう復路に着く必要があります。

 ここから千頭まではGoogle Mapでは1時間11分と出ていましたが、田代あたりまで酷道を走り、また井川から先も大井川鉄道の井川線に沿った同様な酷道を走る事になるので、恐らく12時は余裕で過ぎてしまいます。まずは井川周辺まで戻って昼食を取る事にしました。

 井川には、道の駅アルプスの里という店があって、品数は多くありませんが美味しい店があります。今回はそこでかつ丼を食べました。最近、こういったかつ丼を食べていないので、とても美味しくいただきました。

 その後、ひたすら千頭方面に向かってバイクを走らせました。井川から千頭の間、大井川鉄道の閑蔵駅までの数キロ区間は畑薙第一ダムまで同様の酷道が続きますので、そこは注意深く進みます。閑蔵駅から先は道幅も広くなり、走りやすい道なので、快適にバイクを走らせる事が出来ます。

 そんな走りで千頭駅には午後1時過ぎに到着。出来れば静岡SAのスマートインターチェンジには午後2時前に入りたいので、休憩を取らずに国道362号線を走ります。この国道362号線も、途中までは上下2車線の道路ですが、そこから先は狭い1.5車線ほどの急こう配のワインディングルートになります。でも井川までの酷道とくらべればなんてことはありません。

 14時前には静岡SAのスマートインターチェンジに無事、到着する事が出来ましたので、結果、渋滞が始まる前に海老名SA周辺を通過する事が出来ました。帰宅時間は16時過ぎで、この日の走行距離は440キロでした。

 これから梅雨に入ると、なかなかバイクで走れなくなりますよね。また梅雨が明けたら今度は「地球沸騰時代」と言われる酷暑も始まる事でしょう。でも天気が良ければバイクで走りに行きますけどね。

 


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