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ビッグスクーターとネイキッド

 私は現在、ネイキッドのGIXXER150に乗っていますが、それ以前は長い間、ビッグスクーターに乗っていました。

 本日、何気にネットのニュースを眺めていたら、以下の様な記事がありました。  

 

 

「ビッグスクーター」のブームはなぜ終わったのか? かつては累計10万台ヒットも、復活のカギはどこにあるのか(Merkmal) - Yahoo!ニュース

 ビッグスクーターは排気量250cc以上のパワフルな性能を持ちあわせ、さらに変速の煩わしさがなく魅力的だ。そんなビッグスクーターは1990~2010年ごろ、日本で人気を博して...

Yahoo!ニュース

 

 そう言えばですが、私の周囲でも、最近ビッグスクーターに乗っている人はあまり見かけない感じもします。というか、これは極めて個人的な意見なので、私のたわ言という事で聞いて頂きたいのですが、私の周囲にいる、いわゆる「リターン・ライダー」の中には、ネイキッド等のバイクの乗っている人は多く居ますが、ビッグスクーターに乗っている人はいないのです。

 でもかく言う私ですが、実はGIXXER150を購入する時に考えていたのは、150ccから250ccのスクーターの中古車を探していたのです。そもそも私は太っていますし、そんなシニアオヤジがネイキッドというのもどうなんだろうと、少しひけめを感じていた処がありました。

 最近のネイキッドは、そのスタイリングも昔のバイクに比べたら「スパルタン」という感じもしてたので、これは若者が乗るバイクであって、やはりシニアのオヤジには似合わないのではないか。そんな事を勝手に考えていました。でも近所のレッドバロンでGIXXERを見せられて、またがってしまった時には、その考え方が何故だか吹き飛んでしまい、ほとんど衝動買いという感じでバイク購入を決めてしまいました。

 何か自分の中で、二十代の頃の私を思い出していたのかもしれません。

 さて、ビッグスクーターですが、私が初めて乗ったのはホンダの初代フリーウェイでした。当時はまだビッグスクーターの社会的認知度も低く、高速道路に乗る時も、料金所のオヤジに止められた事が幾度がありました。「スクーターなんて高速乗ったらだめでしょ!」という感じ。また初代フリーウェイは荷物が載せられず、リアボックスに乗せるのが精一杯で、それ以上載せる場合には、リアシートにネットを掛けて乗せていました。またライディングポジションも、本当に「大きなスクーター」という事で、長時間乗ると結構疲れもしたのです。

 でも私が乗った中では、例えばスズキのバーグマンとか、ホンダのFORZAなどは、シート下のボックスにも荷物が十分に載せられましたし、ライディングポジションもゆったりした感じとなり、長距離乗るにもそれほど疲れるという感じがしませんでした。

 しかしエンジンは250ccとは言え、高速走行では100km以上出すと、もうエンジンが一杯いっぱいという感じになって、かなり悲鳴を上げるような感じとなり、スクーターというのはハンドルとお尻によってバランスとる様な感じなので、高速走行時(100km巡行)では、段差や横風では個人的に結構怖さを感じた事もありました。

 またスクーターはベルト方式の無段階変速なので、峠道を走る際にも結構気を使う事も度々で、特に下り坂ではエンジンブレーキなんてほとんど利きませんので、アクセルとブレーキ操作にはそれなりに慎重さが必要だとも感じていました。

 一方、ネイキッドですが、今のGIXXER150を例にとると、ライディングポジションは若干前傾姿勢となるので、スクーターの様に「ドカッと乗る」という訳には行きません。やはり背筋をそれなりに使うので、スクーターから乗り換えた時には慣れが必要だと感じました。ただ私はバイクに乗る以前に、スポーツジムで背筋を鍛える事も多少していたので、それほど苦にはなりませんでした。

 ただシートの固さとサスペンションの固さは如何ともしがたく、おもわずAmazonでシートクッションに変わるものを装着しましたが、これでかなりお尻の痛さは軽減しました。とは言え、一日300kmを越える走行だと、お尻が痛くなってしまいますんで、これは辛いです。スクーターのシートはクッションが効いていましたからね。

 高速走行については、GIXXER150は154ccのエンジンなので、パワー的には非力な感じもしますが、100km巡行では怖さを感じませんし、それなりに安定走行してくれます。短時間であれば120km巡行もこなせますが、その時には燃費が半分近くまでがた落ちしてしまいます。この高速走行の安定感は、ニーグリップ出来るという事も関係あると感じています。

 峠道は楽しいですね。ギアをガチャガチャやりながら、最適なギアでスロットル操作をする事で、登りも下りも楽しく走行ができます。この楽しさはスクーターではありませんね。

 あと荷物の搭載に関して言えば、ここはビッグスクーターには叶いません。GIXXER150には一応、リアボックスを付けていますが、荷物が多くなるとネットを利用してリアシートに括りつけて走ります。

 この様につらつら書いてみましたが、個人的な感想としては、移動手段としての乗り物という事では、ビッグスクーターに利があると思いますが、バイクの走りを楽しむという事で言えば、そこはネイキッドバイク等、MT車に軍配が上がるのかなと思います。日常の足という事も考えて利用するなら、やはりビッグスクーターの方が良いです。確かに車重は重いものが多いのですが、それは慣れてしまえば苦になりません。一方、ネイキッドバイク等のMT車の場合、「さて、バイクに乗るか」という覚悟が必要になりますし、日常の足としては使いづらい感じもしています。(これは個人的な意見です)

 でもまあ、ビッグスクーターが良いのか、ネイキッド等のMT車が良いのか。結論で言えば、乗る人の好みによるのでしょう。今はビッグスクーターの人気が下落しているとは言っても、この先、何かを切っ掛けに上がる可能性は充分にありますからね。

 あと一つ、これも個人的に感じる事です。
 ビッグスクーターに乗っている人で、特に若い人の中には、ビッグスクーターを原付バイクの様に走らせている人が居ますが、あれは頂けないですね。やはり乗るのであれば、一応バイクとは言っても「自動車」なんですから、そこは節度を持った運転を心がけて欲しいと思う事もあったりします。

 バイクは乗る人本人が気に入っていれば、結論としては、それで何も問題ない事なんですが、ちょっと個人的に先のニュースを読んで考えた事を書かせてもらいました。


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