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【乳腺炎➂】乳腺炎再発

 さて、ある意味で地獄の様な治療の末に、落ち着いたと思われた乳腺炎ですが、それから三か月ほどして再発してしまいました。また左胸あたりが腫れてきたのです。この時にはかなり落ち込みましたが、とりあえず再度、バカボンパパ医師のいる大和市立病院を受診しました。

 バカボンパパは診察の時に「これは乳腺を取らなければならないな。恐らくこれは乳腺拡張だと思われる。」というので、「乳腺拡張とは何ですか?」と聞きました。聞きなれない病名です。
「通常であれば乳腺の内部組織で、管になる部分は老廃物などが溜まらないが、乳腺拡張では組織が変異してしまい、まるで垢の様に老廃物が溜まる様になってしまう。そうなると、そこにばい菌が繁殖し炎症を起こす」というものだそうです。そしてもし治療しなければ、恐らく定期的に炎症を起こしてしまうとの事でした。

 「では取るしかないんですよね?」と聞くと、「まあ女の人では無いから、乳腺はいらんだろ?」と軽く言われてしまいました。男性の乳腺は女性の様に大きくは無いので、それほど難しい手術では無いとの事。

 「では手術する事でお願いします」と言うと、バカボンパパ医師は「その前にまずは膿を出さないと駄目だ」と言い、結果前回同様の治療が、また一週間始まりました。

 そして治療が終わり、再発してから二週間ほど経った頃、手術に向けた相談の為に受診しました。

 手術の概要は左側乳腺の全摘。まあ男性だからそれほど大きくないので、時間にして1時間程の手術との事。医者が言うには乳輪の下にも乳腺があるので、女性の場合には部分を見定めて極力温存手術をするそうですが「どうせ君は男だから乳輪と乳首はいらないだろ?一括で取れば終わるし、左胸には横線一本残るだけだが、それで良いか?」と言うのです。いやいやいや、そうは言っても見た目があるから、乳輪と乳首は温存出来ないかと言うと、「もし再発した場合には再手術になってしまうよ」という条件の下で、乳輪と乳首は残す事になりました。バカボンパパ医師は大雑把すぎ。

 また手術時には全身麻酔と局所麻酔の2つがあるか、どちらを選択するかと聞かれました。局所麻酔であれば当日に病院に来て手術、一晩入院して翌日退院との事。そこで私が気になったのは、最初の治療時にえらい痛かった事があったので「局所麻酔で痛みが強かったらどうなりますか?」と質問しました。するとバカボンパパ医師は少し考えこみ「痛かったら麻酔を追加すればいいだろ?」というのです。何かこの対応に不安を覚えたので、私は全身麻酔を選択しました。ただし全身麻酔の場合には、全身管理の必要性もあり、当日入院、翌日帰宅とはならないとの事で、前日に入院して検査を行い、術後5日間は入院になるとの事でした。

 この様に相談して、あとは手術室の空き状況と病床の空き情報を確認し、入院日は二週間後の金曜日。手術は土曜日に行い、退院予定は順調にいけば翌週の金曜日あたりという事になりました。まるまる一週間ですね。

 人生で初めての入院、そして全身麻酔による手術。当時の私には皆目見当がつかない状況になってしまい、かなり不安でしたが、もうこんな乳腺炎とは縁切りたいと、入院日に向けて準備を進めていく事になったのです。


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