6月に入りました。小学校の入所が本格的になってきました。多くの小学校が実施されるプログラムに「マイギリ式火おこし」があります。友達と交替しながら「火きりぎね」を回して火種を作り、ガマの穂や松葉に火を移していきます。細く長い息を吹きかけ続けて、炎が「ボッ」と点いた時には、そこここから思わず感激の声が上がります。とても達成感を味わえるプログラムです。その「火おこし」の道具のメインテナンスは、スタッフの重要な仕事です。特に消耗の激しいのが火きりぎねの先端の板とこすれ合う部分です。写真のように短くなったものは、引き抜いて新しいものと取り替えます。力がかかる部分ですので、頑丈かつまっすぐに取り付けなければなりません。けっこう神経を使う仕事です。学校入所の多い6月は、ほぼ毎日この作業をバックヤードで行っています。子どもたちの達成の笑顔を見るために、裏側でこんな地道な作業もしています。
ケビン棟の近くにオレンジ色の小さな木イチゴが実っています。図鑑で調べるとオレンジ色の実をつけるイチゴは、「カジイチゴ」と「モミジイチゴ」があるようですが、トゲがあるので「モミジイチゴ」と思われます。熟した実を食べてみると酸っぱさはあまりなく、ほんのりとした甘さがあります。木イチゴとしては、癖もなくおいしい部類だと思います。造成地などにけっこう生えるようですので、みなさんの周りにも生えているかもしれません。探してみてください。(ジオ)