2月15日(土)~16日(日),1泊2日の日程で,主催事業「ボランティア養成講座」を実施しました。
参加者は・・・ジュニア・サマーキャンプ歴代参加小中学生20名,大学生2名
ねらいは・・・①ボランティアに関するスキルや意欲を高める。②参加者同士及び施設職員とのつながりを深くする。
<1日目>
久しぶりに会う友達,また,新しい出会いに最初は少々緊張気味
しかし,アイスブレイクに,自己紹介にと時間が経つにつれ,次第ににぎやかに…(本領発揮?)
研修①「ボランティアって何?」…本施設職員によるボランティアの種類や意義等についての説明。皆さん,真剣に耳を傾け,メモも取っていました。
講義①「BBSサークルの取組」…島根県立大学から参加した2人の学生さんからサークル活動についての紹介。年齢の近いお兄さんたちから,地域の子どもたちに精力的に活動支援をしている様子等を聞き,自分の将来像を思い描く小中学生もいました。
スキルアップ研修①「竹とんぼづくり」…なた,のこぎり,小刀を駆使して,各自竹とんぼづくりに挑戦。平素,あまり刃物を使う機会がない子どもたち。恐々ながらも,なたで竹を割ったり,小刀で竹の面を削ったり…。これも大切な経験です。
夕食…この日の主菜は,豚串カツ。ほとんどの子が完食でした。
講義②「東日本大震災災害支援ボランティアに参加して」…本施設職員がボランティアとして災害支援に参加した様子を画像と映像を交えながら説明。被災地の当時の様子や人々の思い,また,ボランティアとして感じたことなどのお話に,多くの子の心に突き動かされるものがあったようです。
<2日目>
体験活動「火おこし」…ほとんどの子が経験者で,手慣れた様子で友達と協力しなら楽しそうに活動に取り組んでいました。意外と悪戦苦闘していたのが,大学生のお兄さんたちでした( ´∀` )
スキルアップ研修②「ダッチオーブン」…参加者の中で,ダッチオーブンによる炊飯活動経験者はわずか2人ほど。メニューは,「花まるパン」と「ローストチキン(鳥の丸焼き)」。
班のメンバーで協力して,パンの生地を作ったり,炭に火を起こしたり,野菜を切ったり・・・。時折雨が吹き込むやや肌寒い中でしたが,炊飯場内はむんむんと熱気に包まれ,野外炊飯の醍醐味をまた一つ経験しました。
今回参加した小中学生は,5泊6日という過酷なキャンプを経験,乗り越えた子どもたちばかり。それだけに,すべての活動に前向きな姿勢や意欲,困難に立ち向かおうとする姿,他の人の役に立とうとする姿などが随所に感じられたり,見られたりしました。
新しい令和という時代,またこれからも続く21世紀という時代の社会を担う子どもたち。しっかりと「自立」と「社会参加を可能とする力」を身につけ,誰もが安心・安全に暮らせる社会にしていってほしいと願うばかりです。
実際,以下の感想等からも今後に向け,頼もしいコメントが見られました。
<参加者の感想から>
○昨年来られなかったボランティア養成講座に今年は来ることができて,とてもうれしく思っています。今年の活動の中で,研修①と講座②が一番良かったです。特にいわしさん(※本施設職員のことです)の講座は,すごく胸に響きました。自分も将来ボランティアしてみたいと思ったし,2日間で学んだことをしっかりやっていきたいと思いました。
○一期一会を大切にしたいと思いました。自分のスキルを更に上げることができたので良かったです。今年あるサマーキャンプでは,ボランティアスタッフとして,参加する人の役に立てるよう頑張りたいと思いました。
○(前略)ボランティアは災害の時だけというわけではなく,いろいろな時に,いろいろな形でもボランティアになるということがわかりました。(中略)やっぱり,班で協力して火を起こしたり,ご飯を作ったりするのは難しいことでしたが,そこで考えてみんなで楽しく取り組むことができました。
○ボランティアとしての心構えなどが学べたので,いい講座だと感じました。宿泊の時,お菓子を食べながらトークできたので良かったです。