見出しの写真は,先日の「わくわくちびっこでー」での,ソロ炊飯活動を楽しむあるご家族の様子です。
火加減を気にかけるお父さん,ご飯の炊け具合を確かめるお母さん,火にくべる割り木を折っている子どもさん。
この光景に思わずほのぼのとしたものを感じてしまうのは,私だけでしょうか。
最近,子どもの自尊感情を育むうえで,日常の中でのこうした共有体験を地道に積み重ねていくことが大切であるとされています。
特に「食べる」に関しては,食事を囲みながら,「これ,おいしいね。」「ほんとうにそうだね。」など思いを共有する機会を得ることができます。
そして,「食べる」の周辺には,このソロ炊飯活動にある「いっしょに料理する。」「いっしょに片づけをする」というように,必ず前後の「いっしょに~する。」のプロセスもついてきます。
そのプロセスの中で,自分の活動が認められたり,思いを受け止めて(共感して)もらったりするなどの「感情の共有」もできることで,自尊感情が育まれていくのではないかと思います。「これ,かわいいね」「そうだねえ」
もちろん「食べる」に限らず,身近な動植物を見つけて「かわいいね」と微笑みあったり,遊具で遊んで「楽しいね」と笑いあうことなど,体験と感情の共有を通して,子どもは「かわいい」「楽しい」と感じる自分が間違っていないことや,そう感じる自分を親に受け止めてもらえていることを実感するのではないかと思います。
「とっても楽しいよ」「よかったねえ」
おかげさまで,ようやく今年度初めての開催となった「わくわくちびっこでー」には,たくさんの皆さんに来ていただき,多くの笑顔を目にしたり,歓声を耳にしたりしました。
家族での「共有体験」の場となるよう,今後も毎月開催する予定です。ご都合がつけばぜひお越しください。
スタッフ一同,心よりお待ちしております。