当所の夜の活動プログラムの一つに,「光の芸術」というのがあります。
これは,仲間と協力しながら多数の竹の燭台にろうそくを立て,その一本一本に火を灯して一つの作品を作り上げ,鑑賞するというものです。
チームで話し合いをしながらテーマや図案を考え,それが決まったら竹の燭台を床に並べていきます。これには,置く位置が妥当か高所(2階)から見て,指示を出す人も必要です。
みんなで力を合わせてすべて並び終えると,いよいよろうそくに火をつけます。そして,部屋の電気を消します。
暗闇に映し出される光の芸術。
思わず幻想的な世界に引き込まれ,大きな感動が生まれます。
その感動には,光(炎)の神秘さのほかに,全員で作り(創り)上げたという達成感や満足感も含まれていると思えてなりません。
炎に照らし出された一人一人の顔の表情がそれを物語っています。
今後入所され,夜の活動プログラムを組まれる際には,ぜひこの「光の芸術」も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。