公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

四国から研修に・・・・

2009-03-06 | 個人塾の経理
個人の学習塾を開きたいと、
はるばる四国からうちの教室へ見学にいらした方がありました。
その熱意にほだされて
丸二日間、びっしりおつきあいをしてしまいました。

彼女は
《自学自習で学習のできる子に》というくもんの理念に惹かれて
くもんの説明会に出かけたそうです。
でも、聞いているうちに、
『これではとてもやっていけない・・・・』
『指導者が得られる収入の話になると、お金のことなんて、というムードになるけれど、研究会のほうは生徒を増やしていくことに必死というのが見え見えで・・・』

私が使っている教材屋さんの教材について知りたいということで
ビジネスホテルに何泊もして
自分でやっていく学習塾についてのノウハウを学んでいきました。

ただ、教材屋さんのテキストは
《くもんの指導経験がある人にとって使い易い》教材で
その経験がゼロの人にどこまで使いこなせるかは、正直なところ、わかりません。
塾を開設し、見学者が現れて体験をするといっても
ではどのテキストからどのくらいの量での見当をつけることさえ難しいわけです。
で、教材屋さんに連絡を取ったところ、
『様子を連絡してもらえば、それに応じたテキストを用意しましょう』と
いう段取りになりました。

教室のレイアウトから、生徒・アシスタント募集のノウハウ、
何よりもうちの生徒達の学習の実態、
彼女の言うところの
『学校帰りに気楽に立ち寄って、学校の宿題なんかもやれる場所で
自習で勉強を進められる教室で・・・・』
ということを実現できる《放課後教室》の設営ということについて
できうるかぎりの知恵をお貸ししました。
けっこうくもん教室もある地域ということで
『くもんと同じことをやっていたのでは、ダメなのよ、
くもん教室ではできないことを【売り】にしていかないと・・・・』

まあ、私の提案に沿った教室開設となれば
生徒の10~15人はじきに集まるでしょうし
高額のロイヤルティがいるわけでもないので
月々生徒数掛ける1万円の手取りは見込めますから・・・・
ただし、当人は、かなり忙しい思いをすることになるでしょうけれど。
くもんのように
【専業主婦の、家事の傍らできるお仕事です】なんてわけにはいかないので。

そんなガイドをしながら
(うーん、私もそろそろ稼ぎにかかるか・・・・
今、週に4回出勤しているわけだからもう一日働く覚悟を決めるか・・・・)
昨日アシスタントのみんなに相談したところ
『いいんじゃないですか、私達も日程の遣り繰りつけますから・・・・』
ということで、
うちの教室でも【新クラス】の始動準備を始めます。


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