公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

読者のご相談から

2013-11-08 | くもん教室の経理
 指導者ローンで借りられたら本契約をしてもいいかと思っていたが、
審査に通らなかったと言われたので、本契約をしないと言ったら
わがままだと言われた・・・・・・って

 研究会のローン審査に通らない、ということは要するに返済能力がないから貸さない、貸し倒れになる可能性があるから貸せない、ってことでしょ?
保証人だのなんだのの問題はあるかもしれませんけれども、それ以前に
教室の収入からの返済は不可能であろうから、という大前提がありますよね?

 指導者ローンというのは私は借りたことがなく、実際の審査や申請がどういう条件で
通っているのかわからないのですが、
以前、
「くもん教室を始めるときに、事務局の勧めで夫を保証人にして指導者ローンで
借りて机や椅子とかも研究会で斡旋しているのを揃えて・・・・・・
でも生徒がろくに集まらず、教室は閉鎖にしたけれども、ローンは残って、
その返済のためにスーパーでパートをしている」というお話を
ご当人から直接聞いたことがあります。
ちなみに、その若干名の生徒は近くの大きい教室へ通うことになったそうです。

インストラクター、やってみたけれど、収入は増えなかった、
本契約を結ぶにも契約金さえ残らなかったから、本契約はしない、ということの
いったいどこが≪わがまま≫なんだか理解に苦しみます。
それとも何かしら、
インストラクター育成費をかけてもらったから
研究会では貸さないけれども、他で借金して研究会に貢がないといけないのでしょうか。
まったくもってあきれた話です。

それにしても、以前から何度か申し上げていますように
くもんの指導者というのは
捨ててもいいお金と時間のある人がやることで
生計を立てなければならない人が手を出すことではありません。
リスクが高すぎるのです。
誰しも隠れた才能、能力はあって、
やってみなければわからないということがあるのも確かです。
けれども、そういう≪冒険≫をするにはそれなりのスポンサーがつかないと。
で、研究会の方で
自分のところのフランチャイズ契約を結ぶための費用も貸せない、というのなら
それはもう、研究会の方から「おやめなさい」といっているということです。
にもかかわらず、わがまま云々という局員のバカさ加減にもあきれます。

これまでの努力や生徒保護者とのことを思うと
「辞める」というのはつらい決断ではあろうかと思いますけれど
借金地獄に落ち込むことを考えれば、退け時であろうとおもいます。








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