公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

平均在室時間

2013-10-08 | 現在の教室運営
生徒の在室時間をAVERAGEという数式を使って計算してみました。

記録ノートの集計のついでに、生徒全員の平均在室時間を計算してみました。
げっ、2時間46分・・・・・・
一教科学習の生徒はいないし、中学生は全員五教科対応ですから、当然と言えば
当然なのですけれども、
4時から生徒が来始めて9時には教室閉めますから正味5時間。
二回転不可能じゃないの。

小学生の低学年で二教科学習の生徒が一時間ちょっと、
三教科で二時間、
小学生が終わった席に中学生を座らせてやりくりをつけるわけですけれど、
小学生でも6時頃来る子もいるのです。

ただしこの平均時間には、土曜日の、小学生が2~3人しかいない状況で
理科・社会がメイン五教科対応のコース、
中三生のいつでも五教科対応可、というものも含んでいますから
火・金の通常クラスでは実感としては二回転しているのですが。

うちの教室の学習テーブルは三人掛けなのですが
学習教材が色々ですし、辞書や参考書も広げることになるので
実質二人掛けで使っています。
くもんの頃にはしっかり三人掛けさせていたのですけれども。

研究会がいうところの「速く」というのも
実は教室の座席の回転率にも大いに関係があったりして?
「理解度は時間で測ることができる」というのは本当ですが
新出箇所ではそれなりのガイドも必要ですから、同じページ数の学習に
良くできるようになった箇所の何倍かの時間がかかります。
そうすると、座席占有時間も長くなるので、また、在席時間が短くなる
「できるところ」に戻すとか?
まさか、ね?
それから、プリントサイズがA5と小さいのも、テーブル専有面積と関係している?
どうなんでしょう?
そんなことを考えながらくもんのプリントを眺めてみるのも一興かも。

研究会の開設講習などでは
座席の回転率の話なんて出ませんけれども
アパートなどの貸教室で開く場合少なくとも2.5回転以上でないと、
経営的には厳しいのではないかと思います。
ところが、学校の土曜日休みで平日の授業時間が長くなり
低学年でも五時間・六時間の日が増えて子どもたちの入室時間が遅くなっています。
昔は低学年の子たちは3時前には来ていたので、
一時間ぐらいでさっさと帰して、高学年対応ができたものですが
現在ではそういう事は難しいでしょう。
それも指導者の手取りが少なくなる要因の一つかもしれません。







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