公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

公文教室経営赤字について

2016-01-26 | くもん教室の経理
≫なぜそんなに赤字になっていたのでしょうか?ぜひ、今までの赤字の詳細を教えていただけますか≪というコメントがありました。

この方は≪くもん教室の冷暖房費等諸経費≫のコメント欄からのお尋ねですので
あの記事はご覧になっておられることと思います。
他にも
月収はあっても、それまでにかかっている経費は回収できているかどうか等の記事も
書いていますので、そちらもご覧ください。
カテゴリー「公文教室の経理」ということでまとまっていると思います。

で、申し上げると、私はくもん教室経営時に、実際に赤字になったことはありません。
もしそんなことになっていたら即刻やめるしかなかったでしょう。
私が不満に思っていたのは
自分自身の労働対価が低すぎるということでした。
100教科以上の生徒がいても、自分の手取りは月額5万円程度ってのがね。

夫の扶養内でいいので
(扶養から外れるほどの年間収入にするならば300万程度は稼ぎにならないと。
  しかし、それは不可能なので)
時給換算で500円程度ってのがやりきれなくなっていたのです。
パートでの仕事と違って教室経営ということになれば
教室開設時間外にやるべきことはたくさんあります。
研究会の研修はもちろん、各種帳票の作成
教室便り、経理事務etc.
教材セットは教室時間内にスタッフにさせていたので
その分の人件費はかかっていました。

くもん関係に費やす時間を総まとめして月収で割ると、
えーっ、これだけやってて時給500円て?
現在はネットの活用で帳票や発注関係とかの作業時間はさほど必要でないかもしれませんが。
私は現役時代には帳票類はエクセルでプログラムしておくなど
パソコンは大活躍でしたけれど、それでも。
そうそうパソコン購入費は経費ですから収入から減るのですよ。

そういうことで。
ロイヤルティが高すぎというのが問題だったわけです。

ま、今でも週のうち4~5日の午前中は教室がらみの仕事をしていますが
それはロイヤルティを支払っているわけではないので苦にはなりません。
時給換算だと、1000~1500円程度にはなっているので
このくらいなら、ま、いいか。

現在、くもん教室を開設しておいでの方々は
タダ働き同然という方もいらっしゃるかもしれませんが
おそらく≪赤字≫ではないのでしょう。
確定申告の際、かつての私のように
「えーっ、年間実収入これだけ?」って思われる方は多いかもしれませんけれど。






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