公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

事業の軌道を描く

2010-10-04 | 個人塾の経理
先日、朝日新聞の「be」に起業相談が載っていました。
税理士さんが答えていましたが、フムフム、なるほど・・・・・
(その中身を無断で転記するわけにはいきませんから、読みたい方はご自身でお調べください)
で、くもんの頃の経理は・・・・

ま、「be」のほうでは一般論として、五千円で売れるものを三千円で仕入れるとして
いくつ売れれば最低限の生活費(30万円)が得られるか・・・・月に150個売れれば・・・・
毎月150個以上売れるマーケットかどうかを検証する必要がある・・・・
相談者はネットオークションの話ですから、店舗経費等はゼロ計算で・・・・

しかし、通常の、店舗経営でしたら、家賃その他の経費が様々発生します。
くもんの教室経営者でしたらどなたもご存知のように
総収入から(ロイヤルティ+諸経費)を引くと三十万円どころか
総収入の10パーセントが残れば『うまくいっている教室』
指導者の対時間価格は度外視して、ですね。

月額300万の総収入があれば、30万の生活費も可能かもしれないけれど
300万の総収入の為には、教科数で・・・・500教科・・・・
500教科の維持なんて、ちょっと想像もつかないところです、
それに、それが可能なマーケットを開拓すれば、研究会は早速
新教室を設置にかかるのは確実ですしね。

100教科程度の教室をたくさん作る・・・・
ご主人の扶養から外れない程度の「稼ぎ」でいい人で。

でも、100教科では月収に均すと6万円あるかどうかです。
100教科を維持する為のエネルギーを考えたら、やっぱりパート勤めの方が・・・・

個人塾では塾形態は色々ですから
授業式で自分だけで教える形にすれば人件費がかからない分、手元に残る計算なので
指導力のある人なら誰でもやれそうですけれど、
生徒集めがどれほどできるかという大問題がありますね。





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