公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

新入会生募集

2011-03-09 | 生徒募集の実際
春は生徒の移動が多い時期。
卒業・転勤・他塾へと、出て行くケースが多いのですから
当然、新入会生も増やさないことには・・・・・

うちの教室は生徒の在籍期間が長く、五年ぐらいは当たり前ですし
たいていの場合、妹・弟なども順次入会となります。
ということは、そういうご家庭においては、
うちの教室へ通う価値があると認めていただいているということになろうかと
思うのですけれど、
問題は、外からの新入会が少ない、ということ。

まあ、広告にそれほどお金はかけられませんから仕方が無いところもあるのですけれど
そんな話を一児の母となった娘としていたら
「どこかいいところがあれば、通わせたいと思っている人は多いと思うよ。
でも、今時、どこそこの教室なんて聞けばまずネットで調べるじゃない?
お母さんの教室のホームページは頑張って作っている割には、
中身が独りよがりで客観性に欠けるんだよ。
行って見ればいい教室だし(と思うわよ)、たよりになる先生(^。^)だと思うけど
ホームページを見て、よし行ってみようという行動を起こさせるには
ちょっとね・・・・」

うーん・・・・そういわれてもねぇ

でも、思い当たることはあるのです。
私は以前から、自己の正当性をアピールするのは苦手で
「私はこういう考え方をしています」ということは言えても
「だから、オタクのお子さんもうちの教室へくればいいんですよ、」とまでは
なかなか言えないのです。
私の考え方に賛同し、自分の子もそういうふうに育てたいと思う人はどうぞ、
というところが精一杯です。

いい例が、このブログにしてもそうで、
自分の体験や考えをせっせと書いていますけれど
「皆さんもくもん教室なんかやめて、独立したほうがいいですよ」とは
決して言えないわけで。

第一、自分の娘の育児についてさえ
「食事の後は、まず口元を拭いてあげなさい」ということが言えないのです。
娘にも自分なりの優先順位があるのはわかりますから
それを押して言う、ということができない・・・・・
これが命に関わること、孫の安全を脅かしかねないことなら別で
娘のダンナに
「父親になったのだから、毎年必ず人間ドッグに行きなさいよ」なんてことは
つけつけ言うのですけれどね。

要するに、
おチビの頃から学習する習慣を身につけ、
自分で考える姿勢を育んでおけば、いいことがたくさんありますよ、
と、実体験を通していえるのですけれど
うちの教室に通ってくる生徒全員が、親の期待するレベルにまで育つ、
という保証までは出来ないのです。
「そんなことは誰だってわかっているでしょうよ、そこまで塾に期待しないんじゃない?」と言われそうなのですけれど
ただ会費だけ払っていれば、あとは塾で・・・・と思いこんでいる親がどれほど多いことか。


それにしても、外からの新入会生をドンと増やさないことには
稼ぎにならないので、
ホームページの記事傾向を見直さなくてはなりません。


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