公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

来て見て遊ぼう

2006-08-05 | 生徒募集の実際
ここで、直接的な広告、「来て見て遊ぼう」の説明を。
メインは幼児とその保護者の、ミニ体験です。
チラシなどで、告知しても人は集まってくれない・・・・という経験から、
人が集まりやすいところへ出かけていってパフォーマンスをしてみよう、という事で
近くの書店の協力で、毎年秋体験の頃、書店へやってくる人々に実際の教具教材で公文式学習のミニ体験をしてもらっていました。
ただちに入会に結びつくことはめったにありませんが、何ヶ月何年かして、
我が子の学力ということに直面した時、そういえば・・・・とたずねてくださる方は結構あります。
こんなコマーシャルは本来、研究会の経費でやるべきで、個々の教室でやるのは馬鹿げている、何しろその場でうちの教室での体験学習を申し込んでくれる人など居はしないのですから。それに、日曜に大きな書店に親子で出かけてくるのはたいてい、車で買い物がてらということですから、ミニ体験の後で
「いいですね、うちの子にも、くもんをさせてみようかしら」とニッコリなさって、
その後に続くのは「自宅の近くにある教室に伺ってみます・・・・」で、その、自宅というのがこの書店から車で三十分もかかるところで。
まったく。
一緒にやっているご近所の指導者同士、顔を見合わせて、でも勿論、こちらも
ニッコリ、「ぜひ、そうなさってみてください」
何年も実情を事務局に伝えつづけ、ようやく、平成十六年度の開催については
【事務局が主催する】という形にできて、初めの頃は人手を確保するために
うちのアシスタント十人を引き連れての開催で人件費負担が大変だったのですが、それだけは費用負担は軽くなりました。
それでも、このようなPR活動をしたほうが良い、また、し続けて行かなくてはと思うのです、
「百聞は一見に如かず」なのに、実際に教室にまで足を運んでもらうには様々の
事情・心理を乗り越える何かが必要らしいのですから。
参加して頂いている指導者仲間からは、「広告っていうこともだけれど、
幼児対応や外部保護者対応の実地練習ができてお得」という意見は毎回あります。何しろ、先輩指導者の実際の保護者対応をじかに見聞できる機会はほとんどないのです。
うちの教室は、この書店から徒歩で五分ほどのところにあります。
めったに、この「来て見て遊ぼう」で公文へと考えてうちの教室へ、という方が
いない、とは言いましたが、前述のように、遅効性の効果はあり、もう一つには、
幼児期からの公文学習ということに熱心な指導者であると言うことを、既入会の保護者へ伝えることにはなる、という広告効果はあるのです。
要は、クチコミの広がりの素になり、公文が話題になったとき、
「うちの子が行ってる教室の先生は・・・・」ということで、小学生の体験におチビが付いて来て、たいていそのうちには生徒になります。
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