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「新型コロナウイルスの影響によって窓口で還付金を渡せない」「高齢者だけ、給付金が11万円になる」。新型コロナに対する不安につけ込んで金をだまし取ろうとするケースが静岡県内で増えている。県警によると、4月28日までに新型コロナに関する不審な電話が17件、メールが1件、確認された。5月以降、国民に一律で支給される10万円が狙われる恐れもあり、県警が注意を呼びかけている。
静岡市清水区の男性(76)は4月22日、キャッシュカードをだまし取られた。清水署によると、男性方に市職員を名乗る男から「新型コロナの影響で窓口で還付金を渡せない。新しいキャッシュカードが必要だ」などと電話があった。さらに信用金庫職員を名乗る男から「古いカードを取りに行かせる」と電話があった。男性は自宅に現れた男にカードを手渡した後、約50万円を引き出されたことに気がついたという。
23日は磐田市の女性(74)が2枚のキャッシュカードをだまし取られて、約120万円を引き出される被害にあった。磐田署によると、警察官を名乗る男から「通帳から40万~50万円が引き落とされている」と電話があり、自宅に来た男にカードを渡した。男は女性の不安感をあおるためなのか、電話口で新型コロナについて話題にしたという。
また、三島署によると、24日に函南町で町職員という性別不明の人物からの「新型コロナの給付金が高齢者だけ11万円になる。口座番号を教えてほしい」などと尋ねる不審な電話も確認されている。
今年の大型連休は帰省を自粛し、家族が顔を合わせて詐欺の対策を話し合う機会が減りそうだ。県警生活安全企画課の佐々木晴彦次席は「家族とのコミュニケーションは『密』にとり、詐欺を警戒してほしい」と述べた。
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