
グドール氏は不治の病を抱えているわけではないものの、生命の質が低下し、スイスのバーゼルにある自殺ほう助機関「ライフサークル」で優先予約が認められたという。
安楽死支持者らがAFPに明かしたところによると、グドール氏は同日遅く、最後のお別れを言う友人や家族らに見守られて、パースで飛行機に乗り込んだという。
同氏はフランスのボルドーで他の親族らと数日間共に過ごした後、スイスに向かう。同氏がスイスで自ら命を絶つのは今月10日の予定。
グドール氏は出発に先立ち、豪ABCに対し「スイスは良い国だが、行きたくはない。しかし、オーストラリアの制度では認められていない自殺の機会を得るためには行かざるを得ない。強い憤りを感じる」と話していた。
ほう助自殺は大半の国で違法行為とみなされる。オーストラリアのビクトリア州では昨年、同国で初めて、安楽死の合法化法案が可決され、来年6月に施行されるとはいえ、対象となるのは健全な精神状態を持つ末期患者で、かつ余命6か月以内とされる場合に限られている。【翻訳編集】AFPBB News
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます