「めしー、めしー」「しるー、しるー」 ご飯を限界まで食べる奇習「おこもり」 豊漁や無病息災を祈願ご飯や汁物などを豪快にかき込む男たち。深夜まで響き渡る絶叫と笑い声―。
佐井村牛滝地区の神明宮で15日、豊漁や無病息災を祈願する奇習「おこもり」があった。
江戸時代ごろに始まったとされる伝統行事。起源は定かでないが、浜に鯨が入り込んで漁に出られなくなり、神社に泊まって願掛けをしていた漁師たちに、ご飯と汁物を食べさせたのが始まり―との言い伝えがある。
毎年12月15日と年開けの1月15日に行われる。
この日は地区の住民約50人が参加。限界に挑む男性に、女性が作ったご飯、豆腐とキノコのすまし汁、ゼンマイのからしあえ、たくあん漬けの4品が載った膳が用意された。
子どもや高齢者による「1番膳」は午後9時すぎにスタート。食べ手は料理を一気に平らげ、「めしー、めしー」「しるー、しるー」と箸でわんをたたき、お代わりを催促。給仕役は「食え、食え」などと応酬し、容赦なく盛り続けた。
若者らの2番膳、3番膳と“攻防”は続き、境内には深夜まで大声と笑い声がこだました。
地区総代の坂井一尚さん(58)は「一年間、大きな災害なく過ごせたことに感謝して食べた。
この伝統はずっと守り抜いていきたい」と満足顔。
牛滝中2年の長谷川海斗君(14)は「腹いっぱいで限界だけど、楽しかった」と話してい
佐井村牛滝地区の神明宮で15日、豊漁や無病息災を祈願する奇習「おこもり」があった。
江戸時代ごろに始まったとされる伝統行事。起源は定かでないが、浜に鯨が入り込んで漁に出られなくなり、神社に泊まって願掛けをしていた漁師たちに、ご飯と汁物を食べさせたのが始まり―との言い伝えがある。
毎年12月15日と年開けの1月15日に行われる。
この日は地区の住民約50人が参加。限界に挑む男性に、女性が作ったご飯、豆腐とキノコのすまし汁、ゼンマイのからしあえ、たくあん漬けの4品が載った膳が用意された。
子どもや高齢者による「1番膳」は午後9時すぎにスタート。食べ手は料理を一気に平らげ、「めしー、めしー」「しるー、しるー」と箸でわんをたたき、お代わりを催促。給仕役は「食え、食え」などと応酬し、容赦なく盛り続けた。
若者らの2番膳、3番膳と“攻防”は続き、境内には深夜まで大声と笑い声がこだました。
地区総代の坂井一尚さん(58)は「一年間、大きな災害なく過ごせたことに感謝して食べた。
この伝統はずっと守り抜いていきたい」と満足顔。
牛滝中2年の長谷川海斗君(14)は「腹いっぱいで限界だけど、楽しかった」と話してい
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