<nobr style="white-space: normal; -webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">「カラオケ、<wbr>ライブハウス、<wbr>バー、<wbr>ナイトクラブ<wbr>控えて」<wbr>小池都知事 <wbr>集団感染の<wbr>恐れ</nobr>東京都内で新型コロナウイルスの感染者が拡大していることを受け、東京都の小池百合子知事は30日、都民に要請している「夜間の外出自粛」を強化する方針を明らかにした。若者や中高年が「夜の街」に出て感染拡大につながっている現状があることから、接待を伴う飲食店などに行くことを自粛するよう求めた。
都によると、都内では同日、新たに13人の感染が確認された。ウイルス検査ができた検体数が少なく、ここ数日よりも、感染者数が大きく減ったという。累計で96人の感染者が出ている「永寿総合病院」(台東区)の関係者はいなかった。 都内の感染者は、25日に40人台に入り、29日は1日の感染者数としては最多の68人だった。小池知事は30日に厚生労働省の「クラスター(感染者集団)対策班」の専門家と協議し、同日夜の緊急記者会見で「接客を伴う飲食業での感染が疑われる事例が多発しているとの報告があった」と話した。
都は28、29日の週末、「不要不急の外出自粛」を求めたほか、若者や中年層の行動を念頭に置いた「夜間の外出自粛」も呼びかけてきた。小池知事は、さらに効果を高めるため「若い人にはカラオケやライブハウス、中高年の方々にはバーやナイトクラブなど接待を伴う飲食店に行くことは当面控え、自粛してもらいたい」と呼びかけた。特に若年層は感染しても症状がなかったり、軽かったりするケースが多く、夜の街で感染を広げているとみられている。
都によると、都内で感染経路が把握できていない人は増え、29日は最多の26人に上った。その後の調査で経路が把握できたケースもあるが、政府や都は「経路不明」の傾向が強まれば、感染拡大防止のカギとなる「クラスター潰し」ができなくなり、感染者が爆発的に増える「オーバーシュート」を引き起こしかねないと警戒感を強めている。
厚労省の分析でも、東京・銀座などの高級クラブを利用した感染者が複数確認されており、大阪でも同様の実態があるという。高級クラブなどは、政府が避けるよう呼びかけている「密閉した空間」「人の密集」「近距離での会話」の3条件がそろいやすく、クラスターが形成されている可能性がある。【内田幸一、阿部亮介、竹内麻子】
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